畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

日本の野菜が危ない(その2)

2013-09-07 20:13:00 | 野菜

 豊富な知識と研究に基づいた緻密な資料。
難しい内容を素人にでも分かるような資料に仕立てると言うのはよほどの知識が無いと無理な事。

 先ずは最近多くなっている種子の「F1」の説明から入ります。
元来理科大好き人間のスベルべにはたまらなく面白い話の連続。


 先ずは基本的な一代雑種の作り方から。


 「雄性不念」なんて初めて聞く言葉でした。
でも、今の「F1」種子を作るのには欠かせない事のようです。


 キク科とか豆科の「F1」化は難しいとされていた種子にも利用され始めているのです。
人間の欲望、野望には切り際限の無いものが有ります。


 米、稲作の世界にも当然その技術は導入されている。


 しかし、幸いな事と言うべきか、日本ではまだ試験的栽培の域を出ていないようです。


 そして、種子による世界の制覇、管理をもくろむ巨大種子、種苗会社の数々。
特に、その種子による世界制覇を目標にしていると囁かれている「モンサント」の名前が・・・。

                     (続く)
コメント (4)
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日本の野菜が危ない(その1)

2013-09-07 04:27:04 | 野菜

 表題は「タネが危ない」の方が適切かもしれませんがスベルべ流でご勘弁を。
さて、前後しますが昨日はある会の研修旅行にオブザーバーで参加させて頂きました。


 埼玉県は飯能市のはずれとでも言うべき、山に近い場所に案内して頂き驚く。
研修会でもある種の話しの講演会は、またまたとんでもない山奥の神社。


 いや、神社では無くて、その社務所とでも言うような建物の大広間でした。


 さて、大切な話を聞かせて下さる野口種苗の「野口 勲」さんです。
誰が紹介するでもなく、自己紹介も無くいきなり講演は始まったのでした。
まったく飾らない、そして少しも偉そうな素振りも見せない、そんな人格が浮き彫りです。


 昭和24、5年だと言う一枚の写真の説明からお話は始まる。
垢まるで示した、幼い少年が野口さんご本人だと言います。
すなわち、かれは種屋の三代目に当たる人なのですね。


 先ずは簡単な種屋の歴史から講義は始まります。


 分かりやすく、いやそれは最初だけですが話は徐々に核心部分に進みます。
衝撃的な話の導入としては手なれた感じの適切なお話の進め方ですね。

                     (続く)
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