畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

親孝行は妻孝行(その5終わり)

2013-09-19 20:07:51 | 旅行

 その売店の店内にはこんな絵柄が飾られていたり・・・。


 こんな藍染の陶器がさりげなく置かれていたり・・・。
そう、我が家にもこれにそっくりな古い品物も有ったなー。


 うわー、「久保田」の一升瓶6本入りの箱ですよー。
いやー、剛毅にこんな量を一度に買ってみたいものですねー(笑)。


 もう、本当に唸るしかないスベルべです。


 いやいやいやー、誰が、どなたがお飲みになるんでしょうか。


 伯母さんが困ったような顔でスベルべに聞きます。
「どっけの酒が良いんだろうかのー」うん、お酒をたしなまぬ伯母さんは困った様子。

 そこでスベルべは後で反省する助言をしてしまうことに。
「バーちゃん、やっぱりそ、美味しさと値段は比例してのー、高いのは間違いなく美味いのー」なんて。

 しばらく考えておられた伯母さんは「うん、これが良いかな、お前さんにも一本の」なんて。
「駄目だてー、バーちゃん、おらこんなの呑めば口が曲がっちゃうよー」
「いいこて、大丈夫だてー」って伯母さんスベルべの顔が本当に曲がっちゃいますよ。

 剛毅に家でお待ちになる息子さんとお孫さんに一本。
そして、スベルべに一本買って下さった名酒は「越州 その悟」


 さて、そんなに広くも無いけれど、酒を選ぶには十分なスペースの綺麗な売店内です。
「写真を撮っても良いですか、値段は写しませんから」と店長に聞く。

 スマートな青年店長で、頂いた名刺には「SSI唎酒師」の肩書きもある平田氏は、
「はい、結構です、値段も写してもらって良いですよ」と暖かなお言葉。
もしも、皆さん訪れることが有ったら、そして買い物に迷うことが有ったら平田店長にご相談を。


 さて、敬老の日のサービスとばかりにお年寄りを振りまわしてしまった。
でも、喜ぶ三人と、そして「思うことがかなった」と喜ぶ妻を見て疲れも取れた。

 親孝行をしたいと願う妻に孝行したスベルべだったかな。
いや、最後は酒蔵を回るなんてスベルべ自身への孝行だったのかも知れない。
ま、許して頂きましょうスベルべも敬老の日が似会う歳になって来たのですから(笑)。

                    (終わり)
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親孝行は妻孝行(その4)

2013-09-19 04:32:44 | 山菜

 お昼を食べたかった、酒蔵「朝日山酒造」直営の蕎麦屋に到着です。
以前と全く趣を変えたモダンな蕎麦屋に変わっていて驚きました。


 以前はもう少し奥まったところに有り隠れ家的な雰囲気でその名前も「越州」。
仕事で現場に出た際は、ここで昼食を摂るのが楽しみだった現役サラリーマン時代を思い出す。


 店内も広く、そしてモダンな雰囲気のお店に変わり、サービスの女性たちも垢ぬけています。
そして、お茶と「先付け」の小鉢が出されたのにも驚きました。


 朝の美味しかったバイキング料理のためか食欲があまりないお年寄りを考え、
野菜天麩羅盛りは二つのみの注文。


 これがメーンのこの辺り一帯で言うところの「へぎ蕎麦」でこれで5人前です。
蕎麦屋さんにはスベルべの上の娘が駆け付けてくれて、これは娘のプレゼントと言うことになりました。

 話は前後するけれど、前夜は下の娘がホテルに駆け付け、敬老の日のプレゼントを差し入れしてくれています。
五人前の蕎麦とは言え、箸の進まないお年寄りを前に、二人分以上も食べてしまったスベルべです。

 さて、仲居さんに「昔は売店も有ったけれど」と尋ねると「はい、そちらが入り口になっております」。
なるほど棟続きで、朝日山酒造の名酒、そして酒器や、酒に合う食べ物が並んでいました。
蕎麦が出てくるまでの間に少し様子見をして、蕎麦で満腹したのちに再度入り口をくぐります。

                   (つづく)
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