畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

己の欲するところに従えどその矩をこえず

2013-09-21 21:34:38 | 自然

 雨が近そうな空模様にも見えないと言うのに、「ケケケー」なんて大きな声。
遠慮のかけらも無い、大きな声の主はこの雨を予報すると言うアマガエルです。


 うーん、マイペースな生き方に見えますねー、なんとなく。
自分で獲物を追うでもなく、無心で獲物を待ち続ける。


 「痩せがえる負けるな一茶ここに有り」の心境で微笑ましく見つめるスベルべ。
「なーに、虫が来なかったら一食抜き。それだけのことさ」なんてつぶやきが聞こえたような。


 誰にも束縛されず、誰にも迷惑もかけない。
ただ、じっとして御馳走の到来を待つのみの暮らしぶり。

 うーん、これもまた一つの生き方の行きつくところかも知れないなー。
まだまだ、欲望も捨てきれないスベルべはアマガエル君を見てつらつら思うのでした。
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山の畑に陽が沈む

2013-09-21 04:20:57 | 

 台風18号の通過以降好天が続きます。そのため、朝から夕方まで畑で働くことになってしまう。
そして、文字通り秋の日はつるべ落とし。6時近くになるとたちまち陽が沈む。


 夕日に自分の影が長く尾を引く。
まだ平畝には種を播かなければならないけれど、棒畝の大根はようやく播き終えています。


 大根の発芽は順調だけれども、9月の月始めまだ暑さの残る中で播いた種の発芽は悪い。
いや、暑さと言うよりもイタリア野菜が多いので土に合わないのかも知れない。


 ここのさつま芋は7月に入ってから植え直したところだけれども結構順調です。
これでちゃんとしたさつま芋になったら、苗の植え時期を急ぐ必要はないと言うことになる。


 好天続きのため、種蒔きにこの散水道具は欠かせない。
種を播き、土を掛け、乾燥防止用に籾殻を掛け水を撒く。この繰り返しの毎日。


 さっきは、家でマックスの吠える声が聞こえたから、パートで出かけたスベルべママも帰って来た様子。
マックスの吠える声が途絶えたのは、きっと散歩に出たのだな。

 そんな事を考えながら軽トラに載って家路を急ぐ。
越後三山にも夕日が当たり、そして少し陰って宵闇が迫る。


 下の家々にも夕日が当たって輝いている。
みんなが、それぞれ忙しい一日を終えて、休息の時間に入ろうとしている。
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