畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

□肉□食?

2013-09-12 20:29:26 | 自然

 作業着である古いワイシャツが腕に滴る汗で貼り着き透けて見えるような暑さ。
一心不乱に平鍬を振るいつつ、何やら視線に入った物を見るとそれはカマキリ。


 自分の季節でも有る夏を終え、産卵も無事に終えようとしていたキリギリス。
疲れか油断か、カマキリに摑まってしまったようです。


 さすがにハンター魂のカマキリは、獲物の急所を知っていてここぞとばかりに、喉元にしっかりと食いつく。 


 あわれ、キリギリスの命もこれまでか、と、思った瞬間最後の力を振り絞って後足で地面をける。


 瞬く間に姿勢は上下反転したけれども、カマキリはそんな事では放さない。


 すさまじいばかり光景です。


 この争いに目を奪われて仕事を停滞する事も出来ずに畝立てに戻ったけれど、
再び折り返して戻って見ると哀れキリギリスの頭部はカマキリの腹中に治まった模様。

 さても、厳しき自然の摂理、「□肉□食」の世界です。
この四文字熟語を問題として出された小学生だったか、中学生だったか、いや国会議員だったかは、
「焼肉定食」と見事な正答を書き込んだったとか(笑)。

 それはそのー、「未曾有」を「みぞゆう」なんて見事に答弁で発言した元総理かな。
洒落た西洋やくざのような格好で国際会議に臨んだりしていたけれど、虚勢を張るカマキリと大差ないね。
あれで、祖父のように葉巻を咥えたポーズが決まったら、それはそれなんだけれどもねー(大笑)。

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ワーカーホーリックシンドローム

2013-09-12 05:45:51 | 

 昨日の御昼前に秋野菜の畝を作り終えた。
棒畝、平畝合わせて56本の畝を、腕一本で作り終えると、どっと疲労感が襲う。


 さつま芋の畝のように、すべて同じ畝だったら「畝立てポチ」を使うのだけれど、
サイズ、形の違う畝はやはり腕力に頼るのがもっとも効率が良いのです。


 そして、出来た畝にはスベルべとスベルべママとで交互に種を播きまくる。
これはパリパリとした歯触りと、ピンクの色が鮮やかな「北京紅芯」大根です。


 今年初めて作る期待の「紅くるり」大根。
なにせ、ビーツの代用にもなろうかと言う鮮やかな赤らしい。


 町の種屋さんから「作って見て下さい」と頂いたもの。
オデンに最適って言うから楽しみですね。


 外は真っ赤っかで中は真っ白の「紅化粧」です。


 播いた数が二番目に多いポピュラーな「耐病総太り」です。
でも先日の野口さんの話によると、沢山作られるがゆえに品質にばらつきが出ていると言います。


 疲れたようでタネ袋が横になっちゃったけれども「赤大根」別名「もみじ」です。


 これがもっとも多く種を播いた「英才」です。
肉質が緻密で、煮て食べるとなめらかな舌触りでオデンにぴったり。


 ここの畝は長さが18メートル余り。
こんな畝を平鍬一本、腕一本で八月末から時間を見つけては作り続けてきた。


 最初に作った畝に播いた大根はこんなに育っています。


 でもね、八月末の残暑の中で播いた大根は害虫に襲われ葉は小さな穴だらけ。


 さてさて、6時近くなって夕日が沈み始めました。
朝の日の出から、昼食、そして僅かな昼寝は挟むけれども夕方まで働き続けた。

 畝を作り終えるまでは、落ち着かなかったので今度は気持ちも落ち着けるかな。
と、思ったけれども今度は播いた種の芽出しが心配。
こりゃ、かなり深刻な「ワーカーホーリックシンドローム」ですよ(笑)。
コメント (2)
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