畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

蕎麦を探して二千里

2015-03-01 14:29:18 | 食べ物

 先週は訪れたけれども貸切で入れなかった『蕎麦の花』に行く事にしました。
夏場の畑仕事の最盛期は、食うや食わずや(少し大げさだけれど)の暮らしですから二週続けての外食も止む無し。



 玄関の外戸を開けると、こんな石の地蔵さまが出迎えてくれる。
もう一枚引き戸を開けると店内です。



 石の天板のテーブルの上にはワサビの植えられた小鉢。
スベルべはAセットの大盛り。天麩羅付きの冷たい蕎麦です。



 席に着いてすぐに、お茶と共に出てきたのは「揚げ蕎麦」でした。
素揚げに塩を軽く振って有り、空腹でも有り美味しくポリポリと食べます。



 雑誌か何かで見て、訪れたくなったこの店の名物らしい「水蕎麦」です。
自信のある蕎麦の打ち手は、こうやって蕎麦汁無しで蕎麦の香りと味を試させるとも聞きます。

 うーん、残念ながら小さな器の中には一本のみです。
もう一本、いや二本食べたかったですねー。


 仕方有りません、窓辺の「ヨモギ」の小鉢を見ながら待ちましょう。
小さな店舗で、テーブルは四つで定員は14名。四つのテーブルにはそれぞれ違う花の鉢です。

              (続く)
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雪崩の巣は独活の巣

2015-03-01 05:12:41 | 自然

 二月末になり、気温も上昇。そして雨も混じったりで雪消えは急速に進む。
中越地震の後遺症もあり、土の崩落した急斜面に雪が留まることは少ない。



 土を削りながら落ちる全層雪崩の雪の量は計り知れない物が有る。
中心部の堆積雪量は数メートルを越えている事であろう。



 雪が、棚状態になって溜まっている場所が有る。
昭和20年代後半から30年初冬にかけて、当時の国鉄が、雪崩防止に土を削って棚を作った。



 我が家の山の畑の直下は、雪が留まらずに落ち、地肌が見える。
でも、その下は折り畳んだような状態で大量の雪が留まっているのが見える。



 一見変化の無いように見える急斜面は実は小さな尾根や谷の連続。
容易に人を寄せ付けない、要塞の様な斜面でも有ります。

 でもね、実はその急峻な斜面や、谷は山菜の宝庫でも有ります。
特に、人を寄せ付けることの無いような斜面には立派な「山独活」が出るのです。



 これは、山頂付近から一気に雪崩落ちた雪が線路を埋め尽くした際の写真。
雪崩発生から何日も経たないうちに、ヘリコプターで調査した際の写真です。



 昭和56年1月31日の事でした。(巷間語り続けられている56豪雪)
夜の八時少し前に、一週間一度も落ちずに降り積もった雪が一気に滑り落ちた。



 電車線路を吊る、ビームと言う鉄骨の中ほどにも雪崩の形跡が見えます。
手前側が山に近い下り線の線路。向こう側が上り線だけれどもそのホームにまで雪は届いた。

 終りの二枚の写真は電話連絡を貰って緊急出動したスベルべが写した写真。
我が家から100メートルも離れていない線路だったけれども実は音も聞こえなかった。

 雪崩の恐ろしさですね。初めの写真に有るような全層雪崩、底雪崩は音も大きいはず。
でも、もっと怖いのは表層雪崩で音速にも迫る速度で音も無く滑り落ちてくると言いますから。

 
コメント (2)
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