マックスが旅立って三日。
毎日何時も気にかかる存在がいなくなり、今度こそゆっくり眠れるかと思ったらそうでも無い。
昨日も、今朝も四時前には目覚めて、ふとマックスの事を考えて眠れない。
マックスによって身に着いた習慣はなかなか取れそうにも有りません。
山の畑で汗を流していても、ふとマックスを思い出し。
風で揺れて音をたてる、木々の葉や雑草の茂みの音にマックスが顔を出さないかなんてふと眼をやります。
時間とともに悲しみは薄れてくれるものとは思うけれども今は一種の腑抜け状態。
何をやっても、もう一つ力が入らない、気が乗らない状態です。
ほぼ、寝たきりになったマックスに山の畑の空気を吸わせに連れて行った光景。
マックスにも最後の山の畑になってしまいました。
ペットと人間の関係なんて、人間の自己満足、独りよがりの部分が大きいかもしれません。
傍から見てどうだったかは別として、マックスとスベルべはべたべたとした付き合いでは無かった。
結構冷めたところのあるマックスは、持って生まれたリーダー気質であり、
リーダーとしてのスベルべには渋々と主従関係を築いていたのかもしれません。
猫で有り、犬で有り何時でもペットが傍にいる暮らしのスベルべでした。
でも、今の自分の年齢を考えたら、次のペットと言うことは、その責任から考えられません。
一緒に暮らした猫たちや、犬達の締めくくりとしてのマックスとの暮らしでした。
ペット達との思い出とともにこれからの人生を過ごしていこうかと思っています。