畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

プレゼント

2015-06-22 04:16:27 | 暮らし

 昨日も朝食前から畑で収穫作業をし、袋詰をしてスーパーに出荷。
そして、八時からは「アメシロ」対策の、共同防除に従事。

 三時間ほどでその作業を終え、帰宅した。
「ねー、お蕎麦でも食べに行かない」とスベルべママ。

 スベルべママは自分でもたまには昼食作りから解放されたかったのかもしれない。
でも、そんな事は口にも出さず、何軒かの候補を考えた末、更科風の蕎麦屋「初穂」を選んだ。

 蕎麦を食べ終え、スベルべママの実家に「ジュンベリー」を少し届ける。
そう、共同防除の前に、満足のいくまで収穫し10キロ程の収穫をしていたのです。

 帰宅して、少しでも農作業を、と、思っていたら娘が来宅するとスベルべママの携帯に着信。
家で待っていると、娘夫婦は「父の日のプレゼント」を持ってやってきました。

 娘達の前で包みを開けると、若者が着るような若々しいシャツと、涼しそうなタンクトップの下着。
娘達にプレゼントを上げ続けた年数と、貰うようになった年数がほぼ同じになった。なんてふと思う。

 我が娘達は、そんな部分だけ早熟で、小学生の早い頃からサンタクロースの正体を知っていた。
そんな娘達が小学生のクリスマスの晩、何やら寝室の前で交わす、ひそひそ話と忍び笑いが聞こえた。

 すうっと戸が開けられ、娘達は私たち夫婦の枕元へ何かを置き、忍び足で出て行った。
娘達が眠りに落ちた頃を見計らって包みを開けると、タオルを使って作った枕カバーが袋から出てきた。

 その頃は、クリスマスケーキさえ、スベルべママが手作りしていたように記憶している。
何でも手作りで間に合わせる、豊かとは言えない家庭で有ったが、思いやりだけは十分に持っていたように思う。

 今回のプレゼントを持っての来宅も、マックスを失って悄然としているであろう父を気遣った部分も有るのだろう。
ほら、父は思いのほか元気だったでしょう。そう、何時までもめそめそしないほど父も成長したんだよ(笑)。
コメント (4)
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