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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

良い日旅立ち?いえ畝立て!

2015-06-14 04:17:18 | 

 昔、年配の俳優がモデルの「フルムーン旅行」のキャンペーンが有った。
その頃は、自分たち夫婦には「フルムーン」の年齢なんて遠い先の事に思えた。

 でも、あっという間にその年齢を越え何年か前にはそのキャンペーンに乗り旅もした。
そして今、とんでもない合計年齢になりつつも、畑仕事に励む日々。

 身体なんて、年老いても継続は力なりでなんとか使えるもの。
と、言うのが実感で若い頃よりも能率的に仕事を消化する日々。

 この日も、一日で夫婦だけで7~800本のさつま芋を植える畝が出来た。
数字があいまいなのは、三角の畑で、畝の長さが徐々に変わっていくからです。



 藪の向こうからは急斜面が始まり、我が家が見える場所。
手前の土の黒っぽい所は、「畝立てポチ」を動かしたところ。

 目印に引いた線に従い「畝立てポチ」で粗く畝立て。
次に平鍬で成形して畝の形が、完成すると透明マルチシートを張って出来上がり。



 二人の仕事も慣れてくると、お互いに手順が飲み込め効率的に動ける。
と、言うことは全く手を休めることなく、畝を延々と作り続けると言う事でも有る。

 スベルべトーちゃんが最後のマルチへの土掛けをしている間にスベルべカーちゃんは苗を植えた。
向こうには、お務めを終えた「畝立てポチ」と軽トラに乗るスベルべカーちゃんの姿。



 「良い日旅立ち」なんてロマンチックな話では無く、「良い日畝立て」でした(笑)。
だって、待望の雨が降り畝作りには最適な土の湿り気の日でしたからね。旅立ちでは無くて畝立て(大笑)。



 さて、昨日の午前は下の畑と山の畑をトラクターで往復し耕した。
一度耕した畑が猛烈に雑草に覆われ、さつま芋の最後の畝立ても、枝豆の場所再度耕さなければならなかった。

 そして、午後。まだ少し湿り気のあるうちにニンジン用の畝立てがしたくて山の畑へ。
「私、何をしたら良い?」なんてスベルべママは、畑に到着し畝立てポチでジャガイモへの土寄せ。

 そう、我が家のスベルべカーちゃんは「畝立てポチ」や「草刈り機」なんて平気で使いこなします。
ついでに、亭主も上手に使いこなします(大笑)。

 ニンジンの畝も8本も出来たし、さて今日の仕事は終わり。マックスも心配だし帰ろうと思った。
しかし、「トーちゃん、お願い」なんて言葉で、「畝立てポチ」の後の平鍬での仕上げ。

 最後は、腰がふらつき息も絶え絶えと言う感じで仕事を終えると、6時を知らせるチャイムの音。
ミレーの絵画「晩鐘」のように、神に感謝する間も無く、あたふたと家路を急ぐ軽トラでした。


 
コメント (4)
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