畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

書を捨てよ山へ行こう(その4)

2016-02-09 15:24:14 | 登山

 足を進め、もう少し上に着きます。
巻機連峰の最高峰「牛ヶ岳」付近は雲か霧に覆われています。



 堂々たる姿を見せる越後三山です。向こうの平らな山からこちらがストンと切り取ったよう。
河岸段丘の畑のテーブルマウンテンの様な姿が良く分かります(と、思いますがいかが?)。



 君の前に道は無い


 君の後に道は出来る」なんてどこかで聞いたような一節(笑)。
スキーがスリップするので逆ハの字で登ります。



 フィッシャーってメーカーはオーストリアだったかな。
今やスポーツ用品で国産は少ないですからね。



 足元はレースシューズの上にロングスパッツを付けています。


 腰が異様に太く見えるのはウインドブレーカーを巻き付けたから。
汗をかかぬようにと思っても、陽が昇り気温が高くなると身体も熱くなってくるのです。

              (続く)


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書を捨てよ山へ行こう(その3)

2016-02-09 12:16:24 | 登山

 中間地点の平が終わりに近付く辺りの横は春の「カタクリのお花畑」が出現するところ。
今はほら、動物、越後野ウサギたちの遊び場と見え足跡だらけです。



 雪の表面がガラスの破片かと思うほど輝いていましたが、レンズでは捉え切れなかったようです。


 思わず、昨夜の夜空の「星の忘れ物」かなんて、ロマンチックな言葉が脳裏を霞めるほどの美しさでした。


 汗で下着を濡らさぬよう、時々息を入れながら登ります。
向こうに見える杉林などが動物たちの天国ですね。



 雑木の枝々が樹氷で光ります。
この樹氷の命ははかなく、山を下る際には溶けて無くなっていました。



 谷を挟んだ向こうの平が見えて来ます。
そして、ここまで来るととなりの山に隠れていた「越後三山」も見え始めました。

             (続く)
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書を捨てよ山へ行こう(その2)

2016-02-09 04:04:17 | 登山

 先日まで降った雪の表面が凍って固くなった上に新雪が数センチ積もっています。
こんな条件だと、動物たちの足跡が鮮明に残ります。これはきっと「テン」の足跡です。



 良く見えないかもしれませんが、崖を登り上の藪に足跡は消えています。
長い胴をくねらせ、ひょっこり、ひょっこりと足を運ぶ様が目に浮かびます。



 これは典型的な越後野ウサギの足跡です。これは上の方に向かっていますよ。
並んだ二つの足は後足で、小さな前脚を股の間に抱くように後足を先に出して走るからです。



 これはタヌキかムジナですね。
小さな足跡で昨年あたり生まれた子供でしょうか。よちよちと歩いたさまが微笑ましい。



 雪上銀座通りでも無いけれども、何種類かの足跡が交差しています。
ばったり出会ったら、挨拶でも交わしているのでしょうか。



 動物たちの足跡を見、そして行動を想像しながら歩いて林を抜けました。
中間地点のほぼ平らな場所に出ました。一人で見るのはもったいないような風景です。



 大きなポプラの木の枝は樹氷で真っ白。
樹氷とは言っても、夜間に立ち上った霧が枝に着いて凍った物ですね。

              (続く)
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