そして、午後には再び山の畑に行きトラクターで作業。
すると、一台の乗用車が近づいてきて顔見知りの男性が下車。
鳥獣保護観察委員だったかの肩書があり、朝の話を聞いて来たという。
典型的で、こんなにはっきりした足跡はめったにないとのお話だった。
山際のブッシュを避けて通るなんてなかなかの知恵者。
元来、臆病で用心深いというツキノワグマの習性でもあるのでしょうか。
いつも軽トラに乗せてあるメジャーを当てて一枚。
前足、後ろ足で多少大きさは違うようですが20センチはありましたよ。
雨上がりの土の上で、爪の跡さえはっきりと確認出来ます。
「おい、爪を切れよな」なんて思わず、突っ込みを入れたくなるような気持ち(笑)。
先の写真と違い、向こうからこちらへと歩いた足跡。
もちろん、左がツキノワグマの足跡で右がスベルベの足跡。
来訪した知人はさすがにベテランで、「この大きさだと繁殖能力のある成獣」との判断。
つい先日、野生動物の人里への定住を危惧した文章を新聞に投稿したばかりですが現実化しました。
(終わり)