電車、貨物列車の全面運休で線路には雪が溜まるばかり。
一日に上下線を一回ずつ、小型の除雪ロータリーが作業するが、ホームの手前で止まってしまいました。
気温の上昇とともに雪も重くなり、飛ばす部分雪が詰まったしまったようです。
次に来たのは、「投排型」と呼ばれる除雪車です。
先ほどの小型ロータリー除雪車と違い、列車と同じ扱いになる大型除雪車です。
ホームで見ていましたが、若い乗務員たちは会釈していきました。
でも、見たことのない顔ぶれ。退職以来16年も経ち、職員も変わってしまいました。
上り線の除雪を終えて今度は下り線を通過します。
投雪と排雪、難しくて理解できないかもしれませんが、ラッセルとロータリーを備えている。
機関車前部のウイングと呼ぶ羽部分を、動かしてラッセルにもロータリーにもなる。
でも、二兎を追う者は一兎をも得ず状態らしい。馬力が小さいのも効率的に除雪できない理由らしい。
昔、除雪車の乗務員として命がけのつもりで上越線を雪から守っていた身としては歯がゆい。
時代が変わったと嘆くのは年取った証拠かな。今のJRは列車、電車の運転を守る矜持は捨てたらしい。