畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「アマンダレ」は出たかな?

2011-10-12 05:05:40 | 山菜

 先週の週末、「ナラ茸」を探しに山裾を歩いた。
「ナラ茸」はこのあたりの地方名は「アマンダレ」とも場所によっては「クズレ」とも呼ぶ、
美味しいキノコなのです。

 猛烈な藪漕ぎをし、足元を崩れた泥に取られたり、悪戦苦闘の末に狙った沢に到着。
小さな小さな「幼菌」、「ナラ茸」の赤ちゃんですね。


 条件さえ良かったら、沢全体が「ナラ茸」の畑のようになるのですが、
今年は、七月末の例の水害を引き起こした大雨で、沢が荒れ出方が例年のようには行かない模様。 


 こんな風に、泥岩が崩れているところさえ散見される。


 おー、怖いー。
タイミング悪く、崩れる岩に当たったら、怪我どころか死んでしまうかも。
この沢も間もなく来る初雪に埋もれ、そして積った雪の雪崩により、春にはまた姿を変えていることでしょう。


 こんなにひどい崩れ方をした斜面でも、すぐ上には、ゼンマイ、山独活の根が有る。
春先に山菜採りで死亡事故が毎年発生するのも無理は無いのです。


 帰り際に、もう大きくなりすぎた「ナラ茸」を見つけた。
ここまで大きくなると文字通りの「クズレ」ですね。

 いずれにせよ、自然環境はその年の天候により大きく変わります。
今年は「ナラ茸」は期待薄かも知れないなー。

 「その後十日の午後に、山芋掘りの支度をして山に入りました。
調子が良かったら、山芋を何本か掘った後に、ナラ茸も採って。なんて考えで山に入った。
しかし、山芋の蔓をまとめて五本ほど見つけて、夢中で掘っているうちに、
小さなナラ茸の成長したものを採りに行くタイミングを逸してしまった。
山芋掘りの様子は後日アップしましょう。お楽しみにー」
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先輩!頂きました!!

2011-10-11 08:17:08 | 食べ物

 関東にお住まいの、長いお付き合いの先輩に頂いたものを先日頂きました。
先輩は、水害を心配下さり、一人で我が家の水害の後始末、畑の片付けなどをして下さった。

 そして、その際にはスベルべの大好きなお酒まで持参でです。
長い付き合いになると、趣向までパレパレで、酒と名がついたならば何でも飲むと御存じのようです。


 「YENI RAKI」って名前のトルコの焼酎みたいなものかな。
「イエニ ラク」って読むようですよ。「家に楽」ですね(笑)。


 素敵なグラスも二個セットで付いていました。
一個には水を満たし、「チェーサー」か水割り用として使うようです。


 さすがですねー、あちらの人はー「45度」ですよー。
「家に楽」でも胃にはきついかなー(笑)。


 初めてのお酒を口にする時は酒飲みにとっては至高の時なのかも知れません。
「イエニ ラク」のグラスに氷を入れ、水をそそぎいれるとアーラ不思議。さっと綺麗な白色に変わります。

 独特の香りが有るけれど、かすかに甘味も感じて美味しいです。
先輩、御馳走様でした。お陰さまで何とか山の畑の野菜は育っています。

 先輩に片づけて頂いた下の畑は折角、先輩にマルチシートまで剥いで頂いたのに、
まだ、手をつけていないけれど、間もなくトラクターで耕し、来春用の「トウ菜」を植えさせて頂きます。
あの隣のとんでもない量の漂着物は未だ手付かずですが、業者が入って後始末する段取りにはなっています。

 「アーラ、美味しそう、カルピスみたいー」ってスベルべママ。あんたも飲んでみるかい。
とんでもないカルピスで、あんたなんかノックアウト、ひっくり返ってしまうかも知れないよ(笑)。

 日本でも石垣島だったかに「花酒」と呼ぶ、強烈なスピリットが有りますね。
度数が高過ぎて、酒税法上「酒」としては販売できず、「薬用」として売られていたはず。
ま、何に使うのか、これもとんでも無い「お薬」ですけれどもね。
この「花酒」も水で割ると白く変色したことを思い出しました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さらば友よ

2011-10-10 04:59:06 | オートバイ

 先週の木曜日、友人から携帯電話で別の友人の訃報が届いた。
七月ころ、同じ友人から彼が病を得て先が短い。日帰りで、最後のツーリングをしないかと話が有ったが実現はしなかった。
ツーリング。そうです、同じ会社で働いていたけれど、オートバイを介しての友人だったのです。

 三月にガンが見つかり、すでに手遅れの状態。
七月には腸閉そくを発症し、友人が見舞いに訪ねると、「夢も希望も無くなった」と涙したとか。
辛かったのでしようね、愛妻と結婚したばかりの一人娘を残して逝くことが。


 富士スバルライン、東北十和田八幡平、能登半島と色々なところへツーリングに行きました。
これは一部隠れているけれど「奈良俣」と読めるから、群馬方面へのツーリング。
にこやかに笑顔で、カメラに向かっていました。


 「十和田・八幡平」でのワンショット。「八幡平」付近の展望台でしょう。
温和な性格の彼は、何時も集団のなかほどに位置し、けっして無理な走行はしなかったなー。


 愛車XJ1200を横にした彼が見えます。
これは田沢湖畔の国民宿舎の前の集合写真です。
ここから、一気に400キロ南下して帰宅しました。


 「能登半島」一周の際に一泊した「狼煙」の民宿前の光景です。
この時ではなかったけれど、結構のんびり屋の彼は、タイヤのチェックも十分で無く、
仲間がすり減って危険な状態の彼のタイヤを見て、大騒ぎになった。

 高速を使って帰宅の予定が、一般道でタイヤの様子を見ながら帰宅することになったっけ。
途中で雲行きが怪しくなり、空と、彼の愛車のタイヤを気にしながら走ったのでした。

 一昨日の土曜日がお通夜で、昨日が葬儀。
多忙な「農天市場」の開催日で有ることを理由に、義理を欠いてしまった。
土曜日に友人に香典を託し、仲間で「ツーリング友の会」の花輪も飾らせて頂いた。

 夜も八時を過ぎたころ、通夜に出席した友が香典のお返しを届けに立ち寄ってくれた。
付けられていた「御会葬御礼」の書状を見て悲しさがこみ上げてきた。

 オートバイ、ゴルフ、山歩きを趣味とし、その付き合いによる仲間も多かったとか。

一緒に旅行しよう」と交わした約束を叶えられぬままに旅立ってしまったことが、
悔やまれてなりませんが、心はいつもそばに有ると信じ胸に宿る温かな面影を糧に、
歩んでまいります。

 こんな、切ない心情も吐露されての挨拶状でした。

行年64歳。そうかー、落ち着いた性格から一つ年上だとずっと信じていたけれど、
私とは同い年だったんだなー。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の畑に闖入者!

2011-10-09 05:38:17 | 

 一昨日の朝のことです。山の畑に行き、先ずは全体の様子はと見渡すと・・・・。
アレッ、最後に播いた大根の畝に異変。出たばかりの柔らかな大根の芽が消滅!


 あらら、向こうの端は三畝とも端から無くなっていますよ。
これは一大事、このままだと消滅しかねません。


 犯人はすぐに判明。ウサちゃん、越後野ウサギです。
足跡の大きさから見て、今年の春生まれた赤ちゃんのようですよ。


 いくら、ナチュラリスト、自然大好きなスベルべもこれは見過ごすことは出来ない。
餌の全く無くなる冬ならばともかく、まだまだ山には彼らの食べ物は十分ありますからね。

 六月に大豆「秘伝」の周りに設置した「電柵」を外して、柔らかな大根の周りに移します。
電源の自動車用バッテリーは再度充電し直しました。
これはブログ友達で、農天市場にも出品なさる「忠べえ」さんのお父さんからの借用品。
本当に助かっています。一昨年なんて大根を諦めざるを得ないような状況で下から。


 でも、要注意はマックスの行動ですね。
スイッチを入れて帰宅し、再度畑に行き再びスイッチを入れる場合は、マックスに注意し、
いち早くスイッチを切ります。

 高電圧ですが、電流が小さく動物が死ぬようなことは有りません。
でも、スベルべも間違って触っちゃった事も有りますが、結構なショックですよ。
マックスがいたら、畑にはウサちゃんも出てはこないけれども、
まさか、山の畑にマックスをウサギの見張りとして置いてくる訳にも行きませんからね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希望の朝に初雪の山

2011-10-06 08:11:17 | 暮らし

 先日四日のの朝でした。朝の散歩で堤防コースを歩きます。
洪水の浸入地点近くの水田も、泥の海のような中で稲刈りが終わり、朝日を浴びています。


 でも、そこから向こうはコンバインが泥で動けなかったのか、実らなくて諦めたのか、
稲刈りは中止されたようで、機械はブルーシートに包まれて眠っているようです。


 堤防の終端です。
ここからの堤防の延伸工事は四日の夜に説明会が有りましたが、来年にはきっと始まるでしょう。
手前の補強延伸済み個所は陽が当らず、向こうの工事予定個所には朝日がさしている。
私たち住民への励まし、希望の光なのでしょうか。


 重機が逞しく稼働する日が待ち遠しい。
ここから向こうの国道近くまで540メートル延伸されるのです。


 稲刈りが強行された水田の片隅で驚くようなものを発見。
2~30キロ離れた、裏巻機山に有る「五十沢キャンプ場」の名前入りポリバケツです。
二十歳代の若き日のスベルべが岩魚釣りに通った五十沢渓谷に、その後作られたキャンプ場です。
 あちらも猛烈な豪雨に襲われ、自宅には濁流ばかりか砂利まで入ったと言うお客さんが先日見えたばかりでした。


 家の近くまで来ると、初雪で頂上が白くなった「越後三山」が見えます。
例年よりも、随分早い初雪の訪れだと思います。
暑くて長く、そして、豪雨に襲われた夏も終わり、快適な秋も足早に去ってしまうのか。


 さて、先日の工事説明会の際に配布された資料の一部です。
スベルべがボールペンで書き込んだH11の文字が見えますが、
最終延伸工事は平成11年の工事だったと言います。
その後、どうして12年も間、延伸工事は放置されていたのでしょうか。

 私の質問には、工事施工の優先順位とか、予算付けの話とか、
国の方針からの少々回りくどい、言い訳のような答えに終始しました。


H・W・L(ハイウォーターレベル)の線が濁流の逆流浸入地点の旧堤防付近では、
明らかに水が流れ入る水準関係になっているのが分かります。
 スベルべが今回の水害は「天災」ではなくて「人災」だと強く言う所以です。
ほら、左に国道17号線が書いてあるでしょ、堤防なんてその国道よりも随分低かったのですよ。


 たった540メートルの延伸工事を怠り、放置していたがために、多くの住民が泣かされた。

私事ながら、我が家の高床式地下の天井も剥き出しのままです。
このまま寒い冬を迎えたならば、我が家はとんでもない寒さに晒されることになります。

 いや、私など被害は少なくて済んだ方です。
一人住まいのお年寄りなど、本当に辛い暮らしを強いられています。
それでも、支援制度は不備が多く、少ない支援に泣いて暮らしています。

 豊かな自然に恵まれ、大好きで愛すべき我が生まれ里も、
豪雪ばかりか、水害にまでたびたび遭わされたのではたまりません。
まだまだ世の中には「不合理」「不条理」がまかり通っていることを身を持って感じたスベルべです。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする