畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

月曜日は日曜日(その2)

2013-09-24 20:15:22 | オートバイ

 公園から少し離れた、広域農道沿いの蕎麦畑を訪れて見る。
やはり、人影は無くただ白い蕎麦の花が満開に近い姿を見せてくれていた。


 完全無農薬、完全無肥料の若者たちの蕎麦は今年も順調に育っている様子。


 無肥料と、肥料分のほとんど無い赤土の畑で蕎麦はお世辞に立派とは言えない。
でも、こんな立ち姿の蕎麦が子孫を残すために必死に実らせ美味しい蕎麦の実りを迎えるのでしょう。


 さて、次はコスモス畑までオートバイを進める。
予算の関係かなー、年々規模が小さくなってきているようです。


 ここも、赤茶けた粘土質の土で養分、肥料分は少なそう。
もっともコスモスも蕎麦と同じで養分豊富な土だと育ち過ぎで転んでしまいます。


 さて、コスモス畑に別れを告げ、自国を考えて一人暮らしの伯母さんの家に向かおう。
気まぐれに家を出て、気まぐれに行先を決める久々の休日らしい休日です。

                  (続く)
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月曜日は日曜日(その1)

2013-09-24 04:53:16 | オートバイ

 直売所「農天市場」の営業は土、日曜日と7年前のオープン時から決めている。
例え、月曜日が祝祭日でもそれは同じ事で、三日連続営業では疲れも出るし、畑仕事が留守になるからです。

 この月曜日は秋分の日だったけれども、「農天市場」はお休み。
でも、「越後の台所 すずきち」さんの仕入れが有るので結局朝から畑には行きましたが。

 そして、本当に久しぶり、そう6月末の佐渡ツーリング以来の「ロシナンテ」の登場。
向かった先は若者たちの蕎麦畑。立ち寄った近くの公園は雑草が伸び放題。


 公園の端から見る久しぶりの風景も全く変わりは有りません。


 中越地震では大きな被害が出た「大芋川」集落でしょうか。
なんだか戸数が減ったようにも感じられ、手前には工事中の場所も見えます。


 草薮、おっと失礼立派な講演の中を歩くスベルべママです。


 再びオートバイ「ロシナンテ」にまたがり蕎麦畑へと向かいます。
ここまで来る前に、若者たちの作業所に立ち寄ったけれども不在でした。

                (続く)
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さつま芋を齧ると・・・・

2013-09-23 20:04:49 | マックス

 「さつま芋を齧ると歯茎から血が出ませんか?」
って、トーちゃん「リンゴを齧ると歯茎から血が出ませんかのパロディー?」なんてマックス。

吹き始めた秋風に食欲も回復のマックスは久しぶりに山の畑のさつま芋を掘りました。
でも、半分以上も食べたさつま芋の齧り跡には血の跡が・・・。


 「マックス!ここ掘ってみるか?」と声を掛けると、飛んできましたよーマックス。


 「ホイキタ、トーちゃん」とばかりに掘りだしたけれど・・・。


 でも、すぐ息切れするのはマックスの現在の年齢も感じさせる。
「なーに、昔はさつま芋なんて一気に掘ったもんだったがなー」なんてマックスのつぶやき。


 よっこらしょ、なんて全部掘らないで端を咥えて引っ張る生活の知恵。
考えた見るとマックスは15年もさつま芋を掘り続けている大ベテランですからねー。


 少し前の若いころだったら、「マックス!それは駄目!小さいの!」なんて言うと、
聞き分け良く止めたけれども、今は耳が聞こえない事を良い事に知らんぷり。


 さて、満腹したようでトーちゃんが掘った芋の上でうたた寝。

 トーちゃんと、カーちゃんとマックスとでさつま芋を夕方まで掘り、
夕焼けを見ながら、軽トラの運転席の真ん中にマックスを挟み、山道を下るスベルべ夫婦でした。

 「マックスや、面白かった」なんて声をかけつつ家路を急ぎます。
さて、こんなささやかなでも、充実感を感じる暮らしは何時まで続けられるのでしょうか。
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秋風に育つ秋野菜

2013-09-23 05:32:13 | 

 最低気温が20度を下回るようになり、朝方の畑では肌寒さを感じる。
この秋らしい気温と、優しくなってきた日照に、秋野菜の成長がめざましさを見せてくれる。

 これはもっとも早く、そう8月末に播いた大根だけれども、ほら、ちゃんと大根の形になって来ていますよ。
昨日の朝だけれども、この大根の間引き菜を朝食に試食し、味を確認してから農天市場に出しました。


 左は、ラディッシュで右は聖護院蕪。
聖護院蕪の成長には時間がかかるけれどもラディッシュはもう収穫を始めました。


 最初に播いた「リアスからし菜」は虫食いの穴だらけだけれども成長著しい。
虫食い跡の多いのは、先の大根も同じこと、無農薬、減農薬の限界です。


 「レッドマスタード」です。


 イタリア野菜で日本語の表記は「緑チコリ」なんて有ったなー。
気温の高い時の種蒔きで、芽の出方が一定しませんでしたね。


 次々に播いた数え切れないほどの何種類もの野菜が育ちます。


 そうそう、これはカラフルな茎を持つ「スイスチャード」の赤ちゃん。


 サブと言うか、最初に大根類を播いた畝長12メートルほどの場所です。


 さて、こちらは秋野菜、特に大根類のメーンとなる18メートル余りの長畝。
満を持して9月になってから種を播いたところです。
この大根類の間引き作業が始まると忙しさも最高になるし、間引き菜の味もぐんと良くなります。
そして、その頃には気温の低下により害虫も退散している事でしょう。


 緑のマルチシートを掛けた平畝は3本です。
根元、株元に土が入らない方が良い、野沢菜を筆頭にマルチシートに小さな穴を開けて播いて有ります。

 土、日曜日の農天市場の営業でやや疲れ気味です。
でも、今日月曜日は農天市場は休んでも長岡の「越後の台所 すずきち」さんが仕入れに来ます。

 さて、表は明るくなってきて、お日様が顔を出しそう。
マックスの散歩を兼ねて山の畑に行き、野菜を収穫してきて、それから朝食です。
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己の欲するところに従えどその矩をこえず

2013-09-21 21:34:38 | 自然

 雨が近そうな空模様にも見えないと言うのに、「ケケケー」なんて大きな声。
遠慮のかけらも無い、大きな声の主はこの雨を予報すると言うアマガエルです。


 うーん、マイペースな生き方に見えますねー、なんとなく。
自分で獲物を追うでもなく、無心で獲物を待ち続ける。


 「痩せがえる負けるな一茶ここに有り」の心境で微笑ましく見つめるスベルべ。
「なーに、虫が来なかったら一食抜き。それだけのことさ」なんてつぶやきが聞こえたような。


 誰にも束縛されず、誰にも迷惑もかけない。
ただ、じっとして御馳走の到来を待つのみの暮らしぶり。

 うーん、これもまた一つの生き方の行きつくところかも知れないなー。
まだまだ、欲望も捨てきれないスベルべはアマガエル君を見てつらつら思うのでした。
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