―破壊の創造者―
チェーザレ・ボルジア緋色の衣の枢機卿 妹との近親相関 兄弟殺し 暗殺 野望 毒
歴史上の極悪人と言われる彼を 塩野七生女史は その著書「チェザーレ・ボルジア―あるいは優雅なる冷酷」で イタリア統一の志し半ばで死んだ 野望と夢の青年として書いた
今回 実力派の漫画家 惣領冬実女史は 原基晶氏監修のもと 膨大な資料と戦いながら 書いている
物語が何処まで進むかは判らない
ただ完結した折りには 単なる漫画で終わらない 凄い作品となっている
そんな気がする
物語の中でチェーザレは まだ16歳 そして彼は31歳で戦場で命を落とす 人間として素晴らしい資質に恵まれながら 最後のところでツキが足りなかったように想える
彼の人生を 惣領女史が どう描ききってくれるのか 大変に楽しみです