殺しも仕事とする兜
妻子を大切に思う彼はこの仕事は辞めたく思っていたが仲介の医者が これまで投資したぶんがあるーとなかなか辞めさせてくれない
妻の機嫌をそこねたくなくて 夜食には食べて音がしない魚肉ソーセージをコンビニで買う
妻子は兜の殺しの仕事のことは知らない
そういう仕事持つ兜ゆえ これまで友人はいなかった
ようやく友人らしき存在ができても皮肉な終わりとなりー
兜は医者から妻子をまもりたいと ある行動に出て
結局 人が良かった兜は自分が死ぬ方を選び
それから
それから成長した息子は 兜が遺した鍵を見つけてしまった
父のものだったという診察券
それは兜が医者と会うのに使っていたもの
息子は兜に似ているらしい
医者は兜が遺したものが気になり
遂に診察室を出る
兜を死においやった医者
兜の用心
医者への備えのトラップ
兜への友情と義理と負い目からか兜の妻子を見守ってきた男
その気持ちを呆れるほど気にしていた兜
それは妻が大切だったから
何より大事だったから
「いいお父さんになれそうだけどね」
兜は妻に深く恋したのだ きっと
その妻が産んでくれた息子も大切だった
杉江松恋さんの解説も読みごたえたっぷりです