谷川涼一 顔はいい・・・詐欺師
松岡捷 喧嘩上等 身長185cm イケメン 事情あって15の年に実家を飛びだし十年
染井義信 離婚した妻子あり 元刑事
気が付けば谷川の「仕事」の手伝いをするようになっていた松岡
松岡は再会した血の繋がらない妹に受けた相談で 谷川の助力を頼む
松岡の家は葡萄農園
そこの手伝いに入った青木を 松岡の妹は疑っていた
このままだと全部とられそうな気がするのだと
動き始めた谷川は運転中の車に投石され車は大破
自身も入院する
やられっぱなしでは終われない
事故の現場で谷川を救った染井
彼は松岡を案じる女性から 松岡の生家に近づく谷川の狙いを探ってほしいと頼まれていた
伝説の詐欺師グループからの重なる脅し
我慢できず動いた松岡は敵の一味にとらえられ
対決に乗り込んできた谷川は ある事に気付いていて
解説は書評家・ブックライターの日野淳さん
詐欺師が出てくる話はコン・ゲームも多いのですが
今回 谷川はまるで幸せ配達人のような働きをします
詐欺師なのに義理堅いというか
自分が恩に思う相手にはーということですが
自分のこと 個人的なことは殆ど話さない谷川が物語の終盤近く 少し自分の生い立ちについて話します
十代で両親を喪った少年が どう生きぬいてきたのか
「師匠」と呼べる人間がいたにしても
それはまた別な物語となるのでしょうけれど