夢見るババアの雑談室

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佐々木丸美著「花嫁人形」創元推理文庫

2009-03-28 14:35:28 | 本と雑誌

佐々木丸美著「花嫁人形」創元推理文庫
佐々木丸美著「花嫁人形」創元推理文庫
血の繋がらない娘
その家の四人の娘達と差別され 育てられながらも人を愛した

だが その恋はゆるされず・・・

歪んだ心は残酷な黙認ー

三部作ゆえ 前二作のすっきりしないもの秘密は一応明かされる

けれど 少女にあるのは恋ばかり

子供のままの心が 成長の無さに 私は苛立ちを覚える

恋は大事かもしれない

しかし人生は身勝手な恋ばかりでは終わらないのだ

彼らが一生 幸せに過ごせるとは思えない

好んで不幸に陥るように思えるのだ


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2 コメント

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心に突き刺さるお言葉。 (みだい)
2009-03-30 00:14:55
恋愛から結婚をして、結婚したらこうしなければと守りに入った元夫に見切りをつけ。 
奥さんとしてでなく一人の女として愛して欲しいだけなのに。
愛してさえいれば相手のバックグランドなんてどうでもいい。
と3人の子を持つ友達に言ったら、「そんなんで結婚できるか心配」と。
「子供がいるから旦那も好きだけど子供がいなかったら好きかなぁ?
一生恋愛は難しいよ」って。

愛情に貪欲すぎるのかもしれませんね。

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私がこれを読みながら思い出したのは 「ベルサイ... (夢見)
2009-03-30 11:09:51
お手伝いとして暮らす娘が その家の息子と愛し合う


この小説では孤児(企業の継承権持つ一人)が素性を知らされずに 愛を与えられずに育つ
その家で暮らす妻の弟が 教育も与えられず同世代のその家の娘たちから いじめられるのを見て いつか愛情を持つにいたる
だが叔父を愛する娘の一人は それを知り心が壊れる
そこに企業の継承権めぐる争い権力の綱引きもあって・・と そんな筋なのですが

子供のころから20代前半までのヒロインの心の動きは やたら幼く 若いゆえに視野も狭く 自分に酔うような描写も 少しいらいらするのでした

もっと若いころに読んでいたら印象も違ったかもしれません


みだい様 死ぬまで女
緊張感のある生き方

その夢がかなう相手と出会えればいいです

ふっと息を抜いて寄り添える・・・・・信じて愛せる相手であれば

それが一番かとも思います
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