長屋で子供達に教える寺子屋もどきのこともしつつーもぐりのかわら版の話も調べて書く 現代で言うなら記者もどきの仕事もしている柿江新平太
事件を追うたび 13歳のお梅が代わりに子供達に教えるのだがーそのお礼のお金も支払が遅れがちで よくお梅から怒られている
柿江は背が高く恰幅がよく居合を使う
事件を追うと時に危険な目にもあうのだ
その柿江の書く文に絵をつけるのが相棒の鶴八
「恩猫っかぶり」
恩返しに猫が小判を咥えてくるーという話があった 調べると算木小僧という盗賊の一味が隠した金と 一味の仲間割れが裏にはあった
「あかね雲心中」凧を揚げていた男が喧嘩で死んだーという しかし裏には悲恋が
好きな男が死んだ娘は 食べることをやめて死んだ
「首半鐘」
火事で鳴らす鐘の代わりに男の首が吊るされていたー
あらぬ疑いで番屋に縛ったままおかれた娘は火事で死んだ
その恨みが・・・・・
「銀杏の女」 父親孝行の女が殺された 帯も着物もはがれて 男からもらった櫛をずっと大事に胸に仕舞い 頭に飾ることなくいた女
男は妻を娶る時 その櫛をー
「根岸の化け猫」
長く生きて猫又になった猫が人間を食い殺したという 「解体新書」をからめたお話
「看板泥棒」
看板が盗まれる理由とはー
意趣返しにさらわれた娘は 惨い目にあわされた
罪を憎むか 情で赦すか
起きる事件は扱いつつ 大幅に話も登場人物も変えてーBS朝日開局15周年記念番組として「大江戸事件帖 美味でそうろう」なるタイトルにて2015年12月4日と5日に前後編で連続放送されました
主人公の柿江に北村一輝さん 鶴八を女性に換えて お鶴として南沢奈央さん
柿江の父親に中村雅俊さん 奉行の遠山に中村橋之助さん 勝麟太郎役には中村橋之助さんの息子さんの国生さん
元芸者の居酒屋の主(あるじ)おろくに若村麻由美さん