夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

久坂部 羊 著 「第五番 無痛Ⅱ」 (幻冬舎文庫)

2015-12-17 23:37:52 | 本と雑誌
第五番 無痛? (幻冬舎文庫)
久坂部 羊
幻冬舎



治療すればするほど悪化する病気にはウラがあった

病気が治っては医師のありがたみがないーそう考える組織があるー治せない病気を新しく作る

健康おたくの人間ほど発病しやすい病気


病気は治したいーそんな人間の考えを逆手にとったー


それがわかるまで多くの人間が死ぬ 治療方法を捜していた医師までが発病してしまう


病気の広がりを防ごうと自分の身体を切除しても 病気は広がりをやめなかった



治そうとすれば死んでしまう病気



そのカラクリに為頼は気付くも ある食品が病気の原因であることを信じてもらえない


焼死したと言われていた白神は整形して別人となり生きており 再びイバラを操って殺人を犯させようと企んでいた

事実を知ったイバラの決断が哀しい



「無痛」の続編ですが 「無痛」を読んでいなくても起きる事件は別物が殆ど

「無痛」よりも 気持ち悪い人間が出てきます


そんな中 物語を浄化してるのは イバラの存在

悪に染まらず純粋な

だから 最期の選択がーイバラが下した決断 その覚悟が・・・




「無痛」でイバラは白神に薬をのまされ 操られて殺人を犯しました

無垢ゆえに暗示にかかりやすく けれど後に自分のしたことも理解した

一度は暗示にかけられた
しかし二度目はない 二度は暗示にかけられない

だから 死を選んだ
その死に 悪い人(白神)も一緒に連れて行った



嶋木あこ作「ぴんとこな」十六巻 (フラワーコミックス 小学館)

2015-12-17 23:11:06 | 本と雑誌
ぴんとこな 16 (Cheeseフラワーコミックス)
嶋木 あこ
小学館



ぴんとこなー 男らしく芯のある二枚目のこと


 河村恭之助は歌舞伎界の名門である木嶋屋の御曹司 父が重病で倒れて 父と踊るはずであった連獅子を一弥と踊ることになったがー一弥は膝の故障を抱えていた

恭之助の心の弱さを危ぶむ一弥 恭之助を愛するあやめ

一方 同じ木嶋屋の血を引く男は 恭之助がいなければーと刃物を手に襲い掛かるがー警備員をしていたあやめの父親に阻止される

自分のメンタル面の弱さを自覚している恭之助は 覚悟もできていた

子獅子のみの連獅子を勤め上げる恭之助と一弥


その舞台の成功を見届けるようにー恭之助の父は息を引き取った

芸の伝承


一弥には一弥の 恭之助には恭之助の人生の目標がそれぞれにあるが 「名前に恥じない役者になる」-人気も実力も兼ね備えたーそういう役者であるために 二人はこれからも精進し続けていく

「ぴんとこな」この巻にて完結です

池井戸潤著「果つる底なき」 (講談社文庫)

2015-12-17 15:23:56 | 本と雑誌
果つる底なき (講談社文庫)
池井戸 潤
講談社



「なあ伊木ー これは貸しだからな」同期の坂本は別れ際 伊木に謎のような言葉を残した

それから乗った自動車の中で蜂に刺されたことが原因で 坂本は死んだ

刑事は他殺の可能性を示唆する

坂本の仕事を引き継いだ伊木は 109の意味を知ろうとするも 調べ始めると 出しておいた資料が盗まれたり 探している書類が抜き去られたりしており  伊木もまた刺されそうになる 

銀行の中の人間もからんだ会社潰し それにより父が死んだ菜緒は かつて担当だった伊木を恨んでもいたが 伊木の調べていることを知り 共に動き始める


殺し屋のような凶暴な男の襲撃

事故に見せかけて殺されていく人間

伊木も襲われ負傷して入院



銀行の中にあって銀行員の正義 銀行員としての戦い方 銀行員である前に人間であること

伊木の危機に 菜緒の飼い猫で伊木にもなついている黒猫サキも活躍




1998年に単行本刊行された作品です






待つだけで 疲れる病院行き・笑

2015-12-17 15:14:42 | 子供のこと身辺雑記
睡眠不足もあってか ちょっとイヤな感じの咳を長男がしていたので 病院に連れていった

風邪だけで 他に悪いところは無かったことで 長男は病院に行く前より明るい表情に

診察が終われば午後になっていたから お昼を食べて帰りました





長男は お店の京都ふうの白みそだしのスープのラーメン



これは ごまラーメン


家に帰ったらー早速 勉強を始めた長男

論文 まだまだ仕上がらないそうです