うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

小粋なギボウシ、アイランドチャーム

2009年09月07日 04時15分45秒 | ぎぼうし栽培日記
アイランド チャーム(island charm)
(小型小葉・黄中斑濃緑覆輪 葉柄はピンク・濃紫色花----pink pantherの突然変異種・・・成長度;遅?・伸長時期;春?)
 
写真では、容器が貧弱に写っていてやや恐縮するが非常に小柄で明瞭、愛らしい一品だ。ナメクジかバッタか、虫が食った跡が残念、ギボウシの中で、どうも好んでアイランドチャームのみを食べるように見受ける。きりりとしたバイオレットの色の花はこの間確認した。わたしの好みのギボウシである。
 イギリスの品種は青葉(濃緑)種が多いが、これは、珍しく育種された斑入りの品種か。

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原種系ギボウシの分類・系統②--ヒメイワギボウシ

2009年09月06日 04時41分28秒 | ギボウシの系統・分類
・ヒメイワギボウシ
学 名:Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Picnolepi(節)―longipes (Franch. et Savat.) Matsum.―var. gracillima (F. Maek.) N. Fujita
原産地:小豆島、四国に分布する。

特 性:ナンカイギボウシと近縁種。



品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・白覆輪 小型(四国産)   ・黄→白覆輪(四国産)
   ・黄中斑(四国産)      ・純白花(四国産)


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原種系ギボウシの分類・系統①--イワギボウシ

2009年09月05日 04時52分22秒 | ギボウシの系統・分類
・イワギボウシ
学 名:Hosta(属)―Bryocles(亜属)―Picnolepi(節)―longipes―var. longipes(Franch. et Savat.) Matsum.

原産地・特性:九州から東北まで分布し、岩上や樹上に着生する。どっしりした葉姿の小型品種である。自生地ではしばしば群生しているのを見かける。繁殖力は強く、小株を増やしていく。開花期は8月上旬~9月下旬。
サイゴクイワギボウシ;四国の一部、九州
オヒガンイワギボウシ;濃尾地方
ヒメイワギボウシ;四国、小豆島

 
  白王界

品種名 ***・****・****・****・****・****・****
  【※ ◇マークはマイコレクションのギボウシ】
   ・◇白王界
   ・小笹錦 裏白葉白縞斑(秩父産) ・白晃 白覆輪小型細葉(秩父産)
   ・黄白縞斑実生(秩父産)  ・大観 黄白縞斑(秩父産) 
   ・萩錦 裏白葉黄白覆輪細長(秩父産) ・秩父の華
   ・御殿場錦(御殿場産)   ・奥多摩錦(奥多摩産)
   ・白黄散斑縞(奥多摩産) ・日原覆輪 黄白覆輪(奥多摩産)
   ・白王冠 白糸覆輪厚葉(奥多摩産) ・泰平冠 黄白覆輪(奥多摩産)
   ・多摩の雪実生 白花短茎丸葉   ・多摩幻影 
   ・雪燕羅紗          ・白露 白花白覆輪葉(茨城産)
   ・棚山錦 白覆輪大型(愛知産)  ・三河覆輪 白覆輪細立葉(愛知産)
   ・天龍錦 黄白覆輪(静岡産)  ・富士覆輪 黄深覆輪後冴え(静岡産)
   ・鬼怒川錦実生 白散中斑丸葉小型 ・薄色花 花の元は紫で先は白花 
   ・雪嶺の輝

 この品種は資料不足と栽培経験の未熟で、まだ未分類である。ぜひとも、皆さんの教えを乞いたい。

 引き続き、情報を私有化せず、来年度も実作者としての知見、ノウハウを踏まえて公表していく予定です。

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原種系ギボウシの分類・系統--はじめに

2009年09月03日 04時59分30秒 | ギボウシの系統・分類
≪引用文≫
ギボウシはユリ科ギボウシ属(Hosta)であり、アジア東部特産の宿根草です。その分布域は中国大陸北部から沿海州・朝鮮半島・サハリン・日本で、亜寒帯から温帯に及んで自生しており、日本において最も著しく分化し、多数の種や変品種の自生や栽培があります。
ギボウシの花は、ユリ科を証明するようなユリに似たラッパ形、種類により花期は5月から11月まで変化が多く、花冠の長さ14cmの大型から3cmのごく小型まで変化が多く、花茎の高さは長いものは2m以上に達し、低いものは15cmのものもあります。色はほとんどの種が淡紫色から濃い色の紫色系で、中国産の1種とその変種のみが白色で、紫色系の品種のいくつかに白色が知られています。
花冠の基部は狭筒で順次太い筒形になり、上部は6裂し、雌しべ1本、雄しべ6本です。
朔は、3室に分かれて扁平な種子が2列重なって入っており、熟すると朔が裂開し、風に乗って遠くまで種子を散布する点もユリそのものに似ています。
葉は、根生で叢生するがウラジロギボウシのように1~2枚のものもあり、葉は葉身と葉柄に分かれるが中には葉柄に葉身が細長く流れるものもあって、葉身の形は宝珠に似た広卵形や長楕円形が多く、披針形の細長い種類もあります。
地下に塊状の地下茎があって、根は種類により細長いがやや太い紐状で、地下茎に新芽ができて繁殖します。コバギボウシやサクハナギボウシは、細長い地下茎を出してその先にも新芽が生じます。
自生の状態は、北海道や東北方面の寒冷地は湿地性が多く、関東中部以西では原野や山林の緑辺・疎林内に多く、種類や地域によっては岩盤や樹幹に生育しています。
ギボウシの異種間や同種内の変品種の判定ははなはだ難しく、それは区別点が明確でないためです。その原因は同一種でも地域によって変異の幅が大きく、また同一地帯の種内の個体差が大きく、分布域が重なって雑種が多いことなどです。ギボウシは進化過程の植物で、分化が完成していないとの考え方もあります。またたとえば、命名されたものが栽培品で自生地がわからず、そのうえ栽培中にも雑種が生じやすく、ますます原種の判別が難しいのです。
‘ギボウシの栽培と観察’ 渡辺健二

 このシリーズは、昨年の【ギボウシの分類・系統】に引き続き、原種系ギボウシとしてスタートします。手持ちのギボウシの画像をまじえて連続13回ぐらいを予定。相変わらず、無手勝流の掲載になります。内容中の過誤など皆さんのご指摘をお待ちしております。
 取り上げる予定の原種系は次の通り。
 ・イワギボウシ  ・ヒメイワギボウシ  ・オオバギボウシ  
 ・ヒュウガギボウシ  ・セトウチギボウシ  ・キヨスミギボウシ
 ・ハチジョウギボウシ ・ウナズキギボウシ  ・カンザシギボウシ
 ・タチギボウシ  ・ミズギボウシ  ・コバギボウシ  
 ・トクダマギボウシ  ・不明のギボウシ

 わたしは、日本、中国、朝鮮の北東アジアにしか自生しないギボウシが、これほどまでに欧米において熱狂的に交配、増殖し栽培されている現実に、国民性、文化の違いもさることながら驚きを隠せずにいました。
 せっかくだから、この日本の古典草花であるギボウシ、(ホスタ)をランドスケープデザインの世界でもっと生かせないものか。
 ここでは、ギボウシの分類・系統を明らかにするために亜属・節・種を整理して原種ごとの特性を浮き彫りにし、栽培、鑑賞(利用)、配植方法を検討したものです。手探りで進めてきたこの品種群の区分けも、わたしが初めてのようでぜひとも皆さんの批評をいただきたいところです そして、ランドスケープアーキテクトの立場から、またギボウシの供給、生産者として、わたし自身の勉強を兼ねていました。(参考させていただいたのは、以前、【ギボウシの参考資料、Webサイトほか】としてグログにUPした内容になります)。
 引き続き、情報を私有化せず、今後も実作者としての知見、ノウハウを踏まえて公表していく予定です。

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