美術館の隣の動物園 ポニーキャニオン このアイテムの詳細を見る |
私の弟が、以前ちらっと
「な~んて題名なんだろうと思って借りたんだけど、意外にイケたよ。」
と、言っていたのを思い出したので、見ることにしました。
レンタル店の棚に、随分前からあったのは知っていたのですが、やっぱ、タイトルが、
「・・・・・」
なので、手が出なかったのです。
結婚式のビデオ撮影を生業としてる女の子・・・と言うには、ちょいと年取ってるシム・ウナさん。私には、イ・ヨンエさんを、少しあっさりとした感じに見えるのですが・・・。ま、とにかく美しい
そして、兵役中なんだけど、休暇で恋人に会いに来たイ・ソンジェ氏。
この二人のラブストーリーです。
ソンジェ氏の恋人は、とーっくにアパートからお引越ししてて、その上、ソンジェ氏のお知り合いの方と近々結婚するとか
そのアパートに、住んでいたのが、シム・ウナさん。
それを知らないソンジェ氏は、彼女のアパートの溜まった家賃を代わりに払っちゃいます。そして、それを盾に、休暇中、そのアパートに居座る事にしちゃうわけです。
こうして始まった10日間の同居生活。
見た目とは正反対で、掃除も食事の支度も苦手なシム・ウナさん。
まだ恋愛経験も無く、現在議員秘書のアン・ソンギ氏に片思い中。・・・し、渋い好みだ
そんな自分の経験を元に、シナリオを書いています。いつかコンクールに入賞する日を夢見て。一本指でキーボードたたいてるんですねぇ、これが。時間かかりそ。
ソンジェ氏は、振られちゃった恋人に執着しつつも、もう恋なんて信じないぞと落ち込みまくり。
それでも、シム・ウナさんのだらしない生活を見かねて、いろいろ口うるさく面倒を見ちゃいます。結構、マメなんです。食事作りも上手だし・・・。
で、一本指打法とも言うべきキーボード操作も見かねて、口述筆記をしてあげることになります。
と言うか、二人での共同シナリオ執筆・・・って感じです。
面白いのは、シナリオに登場する主人公たちが、それぞれ片想いの彼と、失恋した彼女の名前を、そっくりそのまま頂いちゃってる事。
シム・ウナさんが言います。
「恋って、いきなり始まるんじゃなくて、こんな風にゆっくりと静かに始まるものもあるのね。」
全体に、ゆったりと二人の日常が流れて行きます。
ラストシーンでの二人の表情が、とっても素敵です。
特に、シム・ウナさんの・・・。
恥ずかしいような、照れくさいような、嬉しいような、そんな、こっちまで
”くふっ”
と、しちゃう魅力的な表情でした。