ついさっき、オンマが血相変えて私のアパートへ来ました。
ぴんぽ~ん
”ん?こんな時間に誰?宅配が来る予定も無いし・・・”
「はい」
「私」
「はぁ」
「おかあさんよっ、おかあさんっ」
「はぁ~っ何
」
ドアを開けると、そこには息を切らせたオンマの姿。おまけに、形相まで変わってるし
「何どーしたの
」
「どーしたのじゃないでしょ携帯に何度掛けても出ないし
」
「え」
・・・確かに、見てみると、不在着信が3件。全てオンマ・・・。ははっ
朝、転寝してる義父母の横でメールを打ってたので、マナーモードにしたのを切り替え忘れていたのです。
「あたしゃ、アパートであんたが一人倒れてるんじゃないかと心配で心配で。」・・・既に涙目。
で、ど~も、アルフィーの実家にも電話掛けて、既にアパートに戻ったと言う事を聞くと、なお更不安増大状態になっちゃって、居ても立っても居られず、息せき切って駆けつけて来たと言う訳です。
来て見ると、そこにはノー天気なアジュンマの娘が・・・。ぶひっ
まぁ、このところ、体調が不安定で心配のかけどおしだった為、同じ母親の立場からは、この行動理解できます。
驚いたのは、いざと言う時のために、私が預けてある合鍵のカードキーも持って来ていて、反応が無い時はそれで部屋に入って、私を(倒れてると想像しているのよね・・・)介抱しようと思っていたと言う事。
ありがたい事です。
せめてものお詫びのしるしに、ぺ様のネット配信のニュースや映像を嫌と言うほど見せてあげて、先ほどお引取り願ったと、そういうわけです。
親の心子知らず・・・とはよく言ったものです。
でも、私は最近思うのです。
それで良いんじゃないかと。
運よく子供が持てたら、その子を誰よりも慈しんで育てましょうと。
オンマがよく言います。
”確かに孫は可愛い。可愛いけど、どっちを取るかと聞かれると、やっぱり私は孫より子を取る。”
私に、まだ孫は居ないけど、きっと同じ気持ちになると思います。
そうやって、順繰りに慈しんで行けば良いんじゃないかと。
決して、親をないがしろにしろと言うのではなく、子を慈しむという事は、親の自分への気持ちを理解する事に繋がります。
そうやって、順繰りに、順繰りに慈しみあって行けば良いんじゃないかと、思うのです。