まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

待たれてる言葉

2006-11-17 00:56:06 | 雑文

みんなが待ってる言葉を、私は知ってる。

全てが丸く収まる言葉を、私だけが持ってる。

皆の視線が、想いが、私に向かっているのも知ってる。
”早く、言い出して
って、
”その言葉さえ言ってくれたら、問題は一挙に解決するのよ
・・・って、皆の期待が私だけに向かってる。

でも、言えない。
言いたくない。

その言葉に、1%も私自身の気持ちは入ってないから。
私にとっての真実は、一欠けらも入ってないから。

それでも言わなきゃいけない時が来るのかなぁ。
押し通しちゃいけないのかなぁ。

無実の人が、余りの苦しさに、楽になりたい一心で罪を認めてしまう。
ちょっと例えが変だけど、でも、その”楽になりたい”という気持ちは、よく判る。
自分が我慢すれば、眼をつぶれば、今の、この苦しさからは逃げられる・・・。何処を向いても真っ暗闇のトンネルからは出られるかもしれない。
・・・そういう、”今”からの脱出だけを願ってしまう刹那的な想いも真実。

だけど、その言葉を発した後、私には何が残る?
皆のほっとした賞賛と感謝の言葉だけ。
そんなもの、一瞬で消えていくモノ達。

”迷ったら、苦しい道を選びなさい”
と先人、賢人達は言うけれど、それは、あなた達のポリシー。
凡人以下の私のポリシーとは、相反する。

自分の人生、何を選んでも後悔するのなら、自分の真実のこもった言葉を発したい。

コメント (2)
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