宮部みゆき氏原作の、映画化作品です。
彼女原作の映画では、「模倣犯」を観ましたが、ちょいとねぇ・・・
相当がっくり来たのを覚えてますもんで、今回も、躊躇ったんですよ。
でも、これは、良かったです

やっぱ、配役によるのかな・・・
ごめんね、中居クン
かなり前に原作を読んだので、ストーリーは、完璧に忘却の彼方へ・・・
だから、いつものように、新鮮組メンバーの本領を発揮。
ホントに新鮮に、初見同様に、見る事ができましたよ
ははっ
東京郊外で、ある夜、サラリーマンがひき逃げで死亡します。
彼には、かなり高額な生命保険が掛けられていて、その受取人は、彼に不似合いなほど美しい妻。
その妻は、不倫をしているという事もあって、警察当局のみならず、マスコミからも保険金殺人の疑いをかけられるのです。
そして、もう一つの殺人が起こります。
こちらは、実業家の妻が被害者。
こちらも、妻が保険に入っていたと言う事もあって、夫が疑われます。
そのうち、それぞれの事件の容疑者と目される二人が不倫関係にあったという事実が発覚するに至って、いっそう世間から注目の的となるのです。
なにやら、私自身、実際に聞いた事のある、見たことのある展開です。
これらの事件を、それぞれの関係者の財布が語り部となって物語りは流れていくのです。
これが、なかなか面白い。
簡単に終わるかと思えた、最初の殺人事件の担当刑事が長塚京三氏。
次の事件の被害者である妻が、夫への不審を調査してもらおうとした探偵が仲村トオル氏。
これらの事件の中心にいて、常に容疑者として注目され、マスコミに登場しては無実を訴える人物に谷原章介氏。
他にも、”長い長い”事件の関係者として、たくさんの人物が出てきます。
それぞれが、何らかの意味を持つ存在です。
時間も長いです。2時間超
でも、その時間が気にならないくらい、楽しめました。
ただ、ラスト、もっときっちりとした顛末で終わって欲しかったな・・・と言うのが本音です。
少々、悶々とした終わり方でしたな。
お勧めです
