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出生の秘密 韓国ドラマOST (SBS) (韓国盤) |
クリエーター情報なし | |
Danal |
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へドゥムを演じているカル・ソウォンちゃん。2006年生まれの、今年8歳になる堂々たる女優さんです。
去年の大鐘賞の主演女優賞にもノミネートされたほどですから、その演技力は折り紙つき。
大人の俳優さんたちと遜色ない演技です。抱きしめたくなるのも分かる気がする愛らしさです。
イヒョンから、へドゥムの人並み以上の能力を指摘され、その能力を、自分なら本人に負担させることなく伸ばしてあげる事が出来る・・・と言われたギョンドゥ。
その時は、怒りのあまり、イヒョンにお金をかけて勉強させるだけが幸せになる方法じゃない・・・と反論しました。でもね、冷静になって考えると、自分と一緒じゃ、どう逆立ちしても大学に行かせる事は出来そうにありません。
それは、へドゥムにとって、夢を断念させる事になるんじゃないかと、思いました。
へドゥムの夢は、“遺伝”について調べる事・・・と言うし。既に、ギョンドゥの知識を越えてますよ。
そんな時、イヒョンがこっそりと、ギョンドゥが住んでる屋根部屋を見に来たのです。へドゥムに会いに来たと言うのが本当のところでしたが。
で、テマンやジョンテたち、むさくるしい男と一緒に雑魚寝の状態だと知りました。そしたら、もう、我慢できなくなったのです。
女の子ですから、こんな環境、よくないに決まってる・・・と。
そう思ったら、もう、止められませんでした。ギョンドゥが呼んでる・・・と嘘をついてへドゥムを連れ出し、家に連れて行ったのです。
帰宅してそれを知ったギョンドゥは、イヒョンの家も知らないので、グクのところに駆けこんだと言うわけです。
グクは、パニックのようになりつつも、ソクの家の住所を教えました。
その足で、家に向かったギョンドゥは、イヒョンにメールしました。
へドゥムを連れて出てこい、さもないと、家に押し入るぞ・・・と。
イヒョンは、一人でギョンドゥに会いに行きました。
二人の話は平行線です。
イヒョンは、お金の事を言い、ギョンドゥは、それは言いわけであって、自分がへドゥムを手放したくなくなっただけだろう・・・と言う。
我慢して話をしていたギョンドゥですが、イヒョンが、へドゥムを渡してくれたら、一生困らないように仕事も家も用意する・・・と言った時、思わず手をあげようとしました。それは、へドゥムを売る事になるからです。
「へドゥムは他の誰かが寝かせることはあっても、朝は必ず俺が傍に居た。明日の朝聞いてみろ、誰と一緒に暮らしたいか。迎えに行く。」
そう言って、ギョンドゥは、背を向けました。
ギョンドゥの言葉を不安に思ったイヒョンは、ソク妻に、翌朝騒動が起るかもしれない・・・と報告に行きました。ギョンドゥともめてる事も話しました。
翌朝は、ソニョンに家の前で見張ってて欲しいと言いました。
なのに、ギョンドゥは現れなかったのです。
なんと、ソク妻に指示されたガードマンが、ギョンドゥを拉致したんです。乱暴を働くつもりはありませんでした。
ただ、どこかの別荘の様な所に、しばらく閉じ込めておくだけでした。これって、意味ある?騒動を避けるため?それとも、こういう事をイヒョンが命じたと思わせ、二人の間に不信感を植え付けようとしたの?
翌朝、やっぱりへドゥムは父を思って泣きました。
イヒョンは、ギョンドゥは仕事でチェジュ島に行ったとへドゥムに嘘をつきました。だから、自分と一緒に居なさい・・・と。
で、へドゥムは納得し、大人しくイヒョンと過ごす事に。
そうしてる間に、ソク妻は、へドゥムの能力がイヒョン譲りで、人並み以上に優れてる事を知りまして。
そうなると、気持ちも変わりましたよ。それまでは、いきなり許しも無く子供を連れて来たことを、怒ってましたもんね。
そしたら、今度は、急に態度を変えました。
ギョンドゥのところに行き、謝りました。拉致は、イヒョンが指示したと取れるような言い方です。
で、これからが上手いんです。
ギョンドゥの父親の部分を刺激するような言い方です。
英語教室に通わせたら、3日目には英語教師と会話できるようになった・・・とギョンドゥに言いました。家にある本も片っ端から読み、全て記憶するんです・・・とか。
だから、その能力を伸ばしてあげられるんだけど、自分に強制する権利はないから・・・と。
上手いです、ソク妻。
ギョンドゥのような善良な人間を騙すのは、何でもない事だったようです。
こう言って、父親としてのギョンドゥの気持ちを揺さぶったのです。
そして、へドゥムを約束通り、ギョンドゥの元に帰らせたのです。
家の前で、今か今かと待ちかまえるギョンドゥ。
車から降りたへドゥムは、可愛い洋服を着て、呼びました。
「あっぱ。」
ぎゅ~っと抱きしめたギョンドゥ。
ギョンドゥは、へドゥムに聞きました。母さんの家は楽しかった?・・・と。
「うん。」
と、楽しそうに嬉しそうに返事をするへドゥム。
チョン支社長は、父の代からこの会社に勤めていて、先代社長から、グクの事を託された父の後を継いで、自分もグクのことを見守って来た・・・と言いました。
指示があれば、無ければ、スイス銀行に預けてある先代の遺書を持って来ますと、支社長。
遺書?どういう内容なんでしょうね。気になるわぁ。
イヒョンは、ギョンドゥにひざまずいて頼みました。へドゥムと一緒に暮らしたい・・・と。
自分が悪かった、ギョンドゥが優しいから利用して子供を産んで、逃げたの・・・と言いました。その時の自分の気持ちや細かい事情を思い出してないのに・・・。
ギョンドゥは、激怒しました。
そんな態度を取られたんじゃ、何も言えなくなってしまいますよね。ましてやイヒョンの事を好きなんですから。いくら一緒に暮らしていた時のユニとは別人のような彼女でも。
ギョンドゥは、へドゥムに聞きました。
母さんの家に行きたい?英語の幼稚園にも通いたい?
へドゥムは、そのどれにも“うん”と答えました。
本がたくさんあるの。遊びに行きたい。一緒に暮らしたい・・・。
だけど、ギョンドゥも一緒じゃなきゃいやなんです。
泣けましたよ、このラストシーン
へドゥムは、物凄い能力を持ってて大人顔負けの知識も持ってます。だけど、父親と一緒に住めない理由が理解できないのです。
母親と一緒に住みたいし、英語の幼稚園にも通いたい、でも、父と一緒じゃなきゃ、嫌だと、無理に気持ちを抑える事もちゃんと知ってるのです。
それは、ギョンドゥにとって、辛い事でした。娘の夢を摘んでしまうことになりそうですからね。
ところで、ソクですが。
なんか、認知症が始まってるかんじです。記憶があいまいになって来てて、それをギテも気付いてるようです。