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私の10年の秘密 DVD-BOX 2 |
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へドゥムからの連絡を受けて、ギョンドゥは農園に急ぎました。
幸い、重い病気ではなく、昔から、精神的に疲れた時は熱を出していたらしいです。
ギョンドゥはお粥を作ってあげました。
やはり昔、イヒョンが体調を崩した時、お粥を作って食べさせてあげた事を思い出しました。それは、妊娠が分かった時の事でした。
幸せだったあの時を、ギョンドゥは懐かしく思い出していました。
「夢にも思わなかった。こんなふうに生きられるなんて。信じられない。一生こうやって暮らすのもいいかも。おじさんのおかげよ。」
あの時、イヒョンは、こう言っていたのに・・・。
イヒョンが目が覚めたので帰ろうとしたギョンドゥ。
でも、イヒョンが止めました。眠るから一緒に遊んであげて。
ギョンドゥもへドゥムも嬉しそうでした。久しぶりに二人遊びました。
イヒョンは不安でした。子供が出来たと分かった時の情景は思い出せたけど、自分は嬉しかったのか、その感情が思い出せないのです。
担当医は、言いました。
「記憶をかい離させた原因、脳が記憶を消すしか無かった原因、人生で最も辛かった気持ちを甦らせないよう脳が抵抗しているんです。」
グクは、セル・バイオという製薬会社で、元部下と会っていました。グクの研究用の動物を全滅させた犯人のあの男です。以前、イヒョンが訪ねていったこともある・・・。
グクは彼に厳しく言いました。
「セル・バイオを渡せ。君は無能な上に不道徳だ。」
怒った元部下は、ギテに連絡し、怒りをぶつけました。
と同時に、イヒョンにも連絡し、グクを迎えに来いと言ったのです。
ギテは、すぐにやって来ました。
男はギテに怒りをぶつけましたが、大金の小切手を渡されると、あっという間に黙りましたよ。
そこに、イヒョンも到着。
でも、既にグクは出ちゃってて、結局、会う事は出来ませんでした。
へドゥムは3人で一緒に暮らしたいと言いました。
ギョンドゥは、へドゥムにイヒョンの傍にいてあげて・・・と頼みました。
今、お母さんは辛い事があるから・・・と。そして、ハラボジが、もうすぐ終わると言った・・・とも。
初めてグクの存在を、へドゥムに話して聞かせたのです。
ミョンジョンは、テマンたちに、イヒョンの連絡先を教えて欲しいと頼みました。
彼女は、裏切られても、子供を取られても、ギョンドゥがイヒョンのために尽くし、挙句にグクまで面倒みているのが我慢ならないんです。
ギョンドゥに想いを打ち明けた事もありました。でも、受け入れてはもらえず、反対にイヒョンの事を悪く言わないでほしいと言われたのです。
「忘れられる筈がないじゃないですか。こんな自分をへドゥムの父親にしてくれたんですから。」
この言葉は、結構ショックですわな、ミョンジョンとしては。
で、イヒョンに直接意見するのが良いと思ったってわけです。
テマンは、悲しかったですねぇ。彼も、ミョンジョンに対して報われない想いを抱き続けて来ましたからね。
イヒョンを呼び出したミョンジョン。
「突き放すふりをして、本当はすがっているのはあなたです。思わせぶりな事はしないでください。」
と、イヒョンに言いました。
不愉快な気分のイヒョンも、とげとげしい口調になってしまいます。
「彼が好きなら彼と話しあってください。私と彼との向きあい方は、私が決めます。あなたには関係ない。こんな話は二度とごめんです。」
そう言って店を出て行ったイヒョン。
思わずミョンジョンは後を追って言ってしまいました。
「彼だどれだけ馬鹿な男かと言うと、別れた女の父親を守ってること。身体の不自由な人を放っておけないと言って。」
イヒョン、驚きました。思ってもみなかったことですからね。
即、ギョンドゥの家に向かいました。
何年ぶりかの父と娘の体面になりました。
ところで、即は、相変わらずまだらぼけの状態です。
今まで家に帰らなかったギジュンは、父親の状態を今回初めて知り、ショックを受けました。
でもね、ギジュンはショックを受けながらも、父の世話をしてあげるようになったのです。彼の優しさが伝わって来ます。いつも、父に怒られてばっかりだったのにね。