まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『医師ヨハン』8話まで

2021-07-02 16:35:25 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

ありゃぁ・・・ソン検事、胃がんでしたよ

既に本人は知ってましたし。

 

ヨハンがすんなりと閉鎖区域に入れたわけではありません。

クォン教授は、こういう場合の規則で、絶対に許されないと声を荒げました。

シヨン母に許可してくれるようヨハンは詰め寄りましたが、簡単に要求を飲むことは出来ません。いくら娘が倒れたと聞いても。

 

皆が立ち尽くしているところに、一人の女性が駆けて来ました。

幼い娘が閉鎖区域にいると言います。おまけに、小児糖尿病で何か食べさせないと低血糖を起こしてしまうと言うじゃありませんか。食べモノを取りに行っていたのです。

ヨハン、それを口実に許可を得ました。

 

防護服を着て、施術室に現れたヨハンを、朦朧とする意識の中、見たシヨン。

まさかと思いました。

何故?と聞くシヨンに、君のためじゃないとヨハンは言いました。

一刻も早く原因を突き止め、ここから出るんだと、ヨハンは言いました。

 

ヨハン、シヨン、イ医師の3人でユ・ドッキュの状態把握に努めました。

ウィルス感染症の疑いは濃厚です。

でも、様々な症状を見ると、それが間違いかもしれないとも思えるのです。他に原因があるのではないかと。

 

3人は悩みました。

そんな時、ユ・ドッキュが会ったと言う海外から帰国した友人は、感染症ではなかったと言う報告が届きました。

更に、感染症とは別の原因の可能性が高くなりました。

 

ヨハンはペインクリニック科全員をこの原因究明に当たらせました。

グループ通話状態にして、討議したのです。

 

ヨハンと一緒にレジデントのホ・ジュンも入って来ていました。

彼も理由がありました。

イ・ダヘと言う患者も隔離されていました。ユ・ドッキュと一緒のバスで来た女性です。

ダヘは何らかの原因で右手を失っています。失ったにもかかわらず、その右手が痛むので受診していたのです。

幻肢痛だと思われます。

ホ・ジュンは、1年前、ダヘの手術に麻酔医として加わっていたのですが、手術中、麻酔薬を通していた管が外れてしまうと言うミスを起こしてしまい、ダヘを少しの間ですが、覚醒させてしまったのです。

それが理由とは言えませんが、ダヘの苦痛の原因の一つだとホ・ジュンには思われました。

痛みの原因を突き止めるためには、この事実を正直にダヘに告げ、原因を探らなければいけないと思ったのです。

ホ・ジュンはダヘの痛み止めを施し、膝をついて事実を告げ、謝りました。

ダヘは怒りをぶつけました。

でも、ホ・ジュンの説明で落ち着きを取り戻し、原因究明のため、検査を受け、治療も受けました。

 

ユ・ドッキュ本人の話、そして偶然彼を知っていたミレの話、そして様々な症状から、一つの結論が出ました。

40年以上も前、海外で感染した感染症だと。潜伏期間が物凄く長いものだそうです。

伝染はしないが、致死率が高いんだとか。

恐れていた感染率の高いものではありませんでした。

ペインクリニック科の閉鎖は解かれ、隔離されていた患者は解放。ユ・ドッキュは専門医の治療を受けることになりました。

チームの勝利とも言えましょう。

 

ヨハンのルールを無視した勝手な行動を怒っていたカン院長やクォン教授。

院長なんぞは、ヨハンに処罰を・・・とまで言っていたのに、途端に手のひらを返したような賞賛ぶり

マスコミが話を聞きたいと集まってくると、記者会見を開くと舞い上がりました。

ヨハンにも出席させろと言いましたが、ヨハンは現れませんでした。

 

シヨンはヨハンを無理やり引っ張って行き、検査をしました。

体温、血圧等々。

異常はありませんでした。

何を怒っているんだ?とヨハンが聞きました。

「何も出来ませんでした。感染者の横にいる教授が心配でたまらないのに、教授は幸せそうだから腹が立って・・・。」

 

教授が変わらないのは分かっています。だから、私が変わります。教授を理解します、できます・・・と、シヨンが言いました。

 

一瞬、ヨハンは驚いたのかもしれません。動揺したのかも。

どうやって?と少しの後に言いました。

「教授のように。」

と、シヨンは言いました。

ヨハンが、痛みを知らなくても患者の痛みを理解してるように・・・と言う意味です。

でも、ふっと笑ってヨハンが言いました。

「俺には患者の痛みが理解できない。必死で勉強して分析してるだけだ。想像力の限りを尽くして思い描いている。君もそうするだろう。だが、知っているのと理解するのとは違う。」

何故不可能なことをやろうとする?・・・と。

やめておけ、疲れるだけだと言ってヨハンは部屋を出て行きました。

 

記者会見に一人の怪しげな記者がいました。

チェ・ウンジョンの仲間アン記者です。

賞賛の雰囲気一色の中、3年前の安楽死事件の当事者だということを、敢えて持ち出し質問しました。

が、隠していたわけじゃないので、院長も誠実に答えたようです。

 

チェ・ウンジョンとソン検事。やはりユン・ソンギュによって殺された子供の親でしたね。

チェ・ウンジョンは敢えてユン・ソンギュを臨床試験を待たせて苦痛を長引かせ、その苦痛の中で死なせたかったのです。

それをヨハンが邪魔したと思っているのです。

しかし、ソン検事はやはり検事、法を順守すべきだと考えているようです。

私的には、どれほど殺したい相手でも、死刑にしたい相手でも、法がそれを許さないのであれば、彼は行動を起こさないのです。

犯罪を止め、犯罪者を罰する法律こそが、必要だと考えているのかな?

しかし、ヨハンは必ず同じ状況になったら、同じことをすると予測しています。そうなった時、ソン検事はヨハンを今度こそ犯罪者として何も出来なくさせられると。

その時を待とう・・・と、チェ・ウンジョンに言いました。

 

何故不可能なことをする?と言うヨハンの問いに対する答えを、シヨンは探りました。

ヨハンの病気ではなく、病気で苦しむチャ・ヨハンと言う人を理解したい・・・と思いました。

帰宅しようとしていたヨハンを追いかけたシヨン。

エレベーターでやっと追いつきました。

 

「誰もが必要です。苦しみを理解し分かち合う人が。患者にとってそれは教授でした。でも教授は一人で苦しんで来ました。」

気の毒か?感情移入し過ぎて責任感が生まれたか?とヨハン。

「違います。好きです。教授が好きです。」

真っ直ぐにヨハンを見つめて言いました。

その時、なんと、ある階でエレベーターが止まりました。

ドアの外には、院長と大勢の記者たち。アン記者もいます。

一斉にフラッシュがたかれました。

アン記者は、ヨハンとシヨンをズームアップしました。


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『医師ヨハン』7話まで

2021-07-02 10:27:17 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

少しずつヨハンのこれまでの人生が描かれ始めました。

悲しいです。切ないです。

 

父の一件以来、ミレは姉シヨンに対して怒りを抱いているように見えます。キツイ言葉を何度となくぶつけていますから。

でもそれは、ミレ自身に対する怒りゆえだったのかもしれません。医者なのに、何も出来ない自分に対する。

そして、イ医師が言うように、患者の家族としてのぶつけどころのない苛立ちや悲しみゆえでもあったのでしょう。

ミレ、イ医師によって心が少し軽くなり始めています。本当は優しい女性なんですから。

 

シヨンは、目の前の記録が全てヨハンのモノだと気付きました。

これまでヨハンが発した言動は、全てこの病気を持つ患者だからこそのモノだったと気付いたのです。

その時、ヨハンが戻って来ました。

 

ヨハンは何も言わずにPC画面を消しました。

12歳の時、父が突然血を吐いて倒れた・・・とヨハンは話し始めました。

やっぱり、ヨハン父もヨハンもCIPAでした。

「これは生存方法だ。語らない体を監視するしかない。」

 

ハン弁護士も知らない事なのでしょうか。

シヨンが初めてだとヨハンは言いました。

「秘密を守れるか?」

と、ヨハンは言いました。

何故秘密に?とシヨンが聞きました。

ヨハンは医師として仕事をするため、患者を診るために秘密にしていると答えました。明らかになったら、どこの病院も彼を雇う事は無いでしょうからね。

 

シヨンはふらふらと歩き出しました。

呆然としてしまいました。あまりにも突然、あまりにも思いがけない事実を知ってしまいましたから。

呆然とした状態から脱すると、シヨンは慌ててこの病について調べはじめました。

ヨハンが抱えている病気の正確な知識を得ようとしたのです。知った以上は、ヨハンを守りたかったのでしょう。

 

ヨハンの生活は判で押したようでした。

帰宅したら、手を洗い、着ていた服を全て脱ぎ捨て、外部からの異物を家に持ち込まないようにしています。

そして自分の体のチェックを細かく行い記録します。家には病院に置かれているような検査機器がありました。それが彼の生きる方法なんです。

ヨハンの右手中指の爪の紫色の内出血。あれも、痛みを感じないせいだったのですね。

 

一睡もできないままシヨンは翌朝を迎えました。

出勤すると、ヨハンは午前中病欠だと聞かされました。

何かあったのではと、焦ったシヨンは、ヨハンに連絡を取ろうとしましたが、電話に出ません。

そんな時、イ・ギソク母に会いました。ギソク母は、ヨハンに心から感謝していると言いました。

ヨハンはギソクにメモを渡していました。

『この患者を見つけたら救急車を。担当医 チャ・ヨハン』

電話番号も書かれています。

同じ病気を持つヨハンにしか分からない心遣いでした。

 

シヨンは、ヨハン自身が、今、こういう状態なのでは?とさらに焦りました。

連絡が取れないので、名簿で住所を調べ、訪ねて行きました。

血相変えてマシンガントークで体調を問うシヨンに、ヨハンは面食らいました。

 

シヨンは、ヨハンの家の病院のような殺風景さ、清潔さを見ました。

必要最低限の家具や台所用品。怪我のリスクを最大限避けられるように備えられています。

どうやって生きて来たんですか?と、シヨンは問いました。

この病気の患者は長く生きることが出来ないというのが定説でしたから。長くても25年ほど・・・と。

 

ヨハンは決心したように、部屋の奥の設備を見せました。

寝ている間も、体調のチェックが出来る機器、監視モニター等々。

「こうやって生きてる。すっかり慣れた。だから心配するな。心配し過ぎて周囲の人にばれたら全てが台無しだ。自分や患者を救うために守って来た全てが。」

 

「秘密を守れます。でも病院は感染リスクにさらされやすいでしょ。教授には致命的です。」

だから?とヨハン。

「怖いです。危険に囲まれているのに、全力で立ち向かってる。怖いんです。このまま永遠に消えてしまいそうで。」

一瞬、その言葉にシヨンの想いがこもっていることにヨハンは気づいたのかもしれません。だから敢えて突き放すように言いました。

他にも医者はいると。そしてシヨンには自分が患者に見えるかもしれないが、患者に感情移入し過ぎるな・・・と。

「こんな俺を理解しなくていい。君には永遠に理解できない。」

 

突き放したものの、帰るシヨンの姿を見つめるヨハンが切なかったですね。

こんな病気を持っている自分だからと、人を愛することも諦めているのが、表情からうかがえました。

 

ソン検事はシヨン母に会いに来ました。

シヨン母にとってヨハンは有能な医師だろうが、起訴した自分にとっては再犯を繰り返し得る潜在的な犯罪者なんです・・・と言いました。

ソン検事にとっては、ヨハンに執着する理由は“潜在的な犯罪者と感じる”と言うだけなんでしょうか?それだけで、ここまでするの

 

ところで、ソン検事、もしかしたら、どこか悪いの

病院で彼を見たアジュンマの患者が、長患いしてるから病人は顔を見たらわかる・・・なんて言ってました。

ソン検事本人は気づいていないみたいですけどね。

 

ソン検事の姿を見たハン弁護士は、病院にはこないでほしいと言いました。潜在的な犯罪者扱いも困ります・・・と。

「終わった事件と言いますが、何が終わったんですか?ユン・ソンギュと同じような患者にチャ教授が会ったら、次は違う選択を?私は同じだと思います。」

ハン弁護士は、反論出来ませんでした。

 

ところで、ソン検事と同じようにヨハンを追ってるチェ・ウンジョンですが。

以前、彼女はユン・ソンギュは臨床試験を受ける意思があったと言ってましたよね。自分がその意思を確認し、書類にサインさせたと。

でも、それ、嘘の様です。

本人はサインできるような状態ではなかったのに、ウンジョンがユン・ソンギュの腕を持って、勝手にサインさせたようです。

ウンジョンは、死なせたく無かったのです。死ぬ権利も無いと考えるほどの恨みを持っていたのです。

彼女の娘が、被害者

ユン・ソンギュに、一生激痛に耐えさせたいと思っていたのに、ヨハンがそれを奪ってしまった恨みのようです。

 

ヨハンは定期健診を受けました。

主治医は、ヨハンの状態があまり良くないと言いました。詳細は説明しませんでしたが。

「保護者を作りなさい。君には必要だ。」

と、主治医は言いました。

迷惑をかけたくない・・・とヨハン。

だからなのね、シヨンを突き放したのは。

 

国内で感染率の高いウィルス感染症が発生しました。

その日やって来た患者の一人が、同じような症状で倒れてしまいました。

診察していたのはシヨン。

その患者ユ・ドッギュは診察中に突然吐血。その血をシヨンは浴びてしまいました。

ユ・ドッキュと同じバスでやって来た他の患者も、高熱を発し、感染の疑いが出て来ました。

 

知らせを受けた病院は、ただちにペインクリニック科を閉鎖し、その場にいた医師たち、患者を隔離措置に。

政府の疾病管理本部からチームが派遣され、一斉に調査が始まりました。

そこに、ヨハンが。

勿論、診察室には入れません。

 

シヨンは焦りました。

この致死率の高い感染症は、ヨハンにとっては命取りとなるのは確実です。

何としてもヨハンは入れてはならないと思いました。

 

シヨンは防護服を着用し、一人でユ・ドッキュの診察に当たりました。彼女の腕には赤いテープが巻かれました。トリアージですぐにも治療を要する人物と言う意味です。

ヨハンから連絡が入った時、シヨンは自分の事よりヨハンを心配し、出来るだけここから離れるよう言いました。自分は大丈夫だからと。

感染症に似た症状を呈してはいますが、確信は持てませんでした。他の発熱してる患者たちに感染したとしても潜伏期間が5日以上と言われるので、あまりにも発症が早過ぎます。

ヨハンの指示を受けながら、検査を続けるシヨン。

ところが、ユ・ドッキュが朦朧として倒れた時、支えようとしたシヨンも支えきれずに倒れてしまい、後頭部を強打。

意識を失ってしまいました。

 

ヨハンは監視カメラの映像をチェック。

倒れたまま動かないシヨンたちが写っていました。

イ医師に連絡し、施術室に向かわせました。

ユ・ドッキュは意識を取り戻しましたが、シヨンが動きません。

ヨハンは、じっとしてはいられませんでした。防護服を着て、飛び込んで行ったのです。

意識が戻ってきたシヨンの目に、ぼんやりとヨハンが見えました。


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