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この作品も、見知った方々が大勢出演しているのですが、何といっても笑っちゃったのは、町の酒場の主人夫婦を演じているのが、「100日の郎君様」でウォンドゥクとホンシムの友人夫婦を演じてた2人ってこと。
一瞬、何の作品だったっけ?と思ってしまいましたよ
ソンオンが矢を放った瞬間、ファンは目を閉じました。
自分を狙ってのことだと一瞬、思ったのかもしれません。観念したと言う表情でした。
しかし、ソンオンが狙ったのは、ファンの近くを飛んでいた鳥。
が、次の瞬間、ファンを狙ったかのような矢が
ソンオンが庇って事なきを得たのですが、思わずジェイが逃げ出したもんだから、矢を放った犯人がジェイだと思ったファンが後を追いました。
剣を突きつけられたジェイは必死に自分ではないと訴えました。
しかし、傍に弓矢が落ちていたので、犯人だと思われても仕方がない状況でした。
ジェイは周囲を見渡し、誰もいない事を確認すると、小声で言いました。
「世子様の密書の事で参りました。世子様が父に密書を・・・。」
ジェイが父の名を告げた時、ファンは目の前の兵が逃走中のミン・ジェイだと気付きました。
「私はそなたの父に密書など送っていない。」
ファンが言いました。
しかし、ジェイは確かに父から密書を見せられたのです。
その時、ソンオンが駆け付けて来るのが見えました。
ソンオンが来たとファンに言われ、ジェイは慌てて帽子をかぶり、顔を下げました。
当時、写真などありませんから、許嫁の顔を確認するのは、肖像画しかありません。正確な顔を知らないのが当たり前だったのでしょう。
ソンオンは、まさか跪いている兵がジェイだとは思わず、ファンに落ちている弓矢を調べるよう言われ、その場を立ち去りました。
同時に駆け付けたテガンに所属を問われたジェイは、ガラムの兄の名チャン・チスだと答えました。
ファンは一度見たモノは全て記憶できる能力を持っていました。だから、兵の名簿もしっかり覚えていたので、“チャン・チス”の身体的特徴も知っていました。目の前のひ弱な兵などではないと言い切れました。
幕舎前には、ファンが捕った獲物が並べられていました。
ファンの右手が使えないなんて、噂に過ぎなかったと証明されました。
領議政に促されて、神への貢物を示す祝詞を書くことになりました。
弓だけではなく、ちゃんと筆で字を書くこともできると、ファンは臣下に示すことができたのですが。
なんと、書いている途中で、突然、ファンの手から血がしたたり落ちたのです
勿論、傷などありません。
「亡霊の戯れとしか思えません」
と、チョ右議政。
さっきまで、ファンの右手が使えると知って意気消沈していたのに、この一件で盛り返しましたよ。
流石に皆静まり返りました。
この中に自分を貶める者がいるのか?・・・とファンも動揺しました。
すぐさま、その場にいる全員の衣服を調べるようソンオンに命じました。
これ、やっぱりチョ右議政の仕業のようです。
ジェイは、ソンオンのことを許嫁として慕っていました。
今でいうところの恋心と言うのとは違うかもしれませんが、肖像画のソンオンを自分の夫に迎えるのを、心から喜んでいたのです。
そんなソンオンに、こんな状況で正体がばれてしまいたくないとおろおろしました。
しかし、それを知ってか知らずか、ファンがジェイを自分の幕舎に連れて行ったので、ばれずに済みました。
ファンは、ジェイを縛りテガンに王宮に連れて行かせました。
倉庫のようなところに放り込まれたジェイ。
隠し持っていた短刀で縄を切った時、ファンがテガンと共にやって来ました。
「このまま死ぬわけにはいきません。真犯人を捕まえ、家族の恨みを晴らさなければ・・・。」
と、ジェイは必死に訴えました。信じてくれと。
ファンは、ジェイにソンオンのところに行けと言いました。ソンオンは助けてくれるだろうと。
ジェイは、意を決して言いました。呪いの書のことを。
3年前亡霊から呪いの書が届いたと密書に書いてあったと。
誰にも言った事はありません。密書を書きかけたことはありました。しかし、結局、それを届ける事はしなかったファンなのです。
テガンですら、知らない事でした。
ファンは混乱し、ジェイにつかみかかりました。
自分は兄をどれほど信頼し慕っていたかと言いました。師でもあった兄を殺す筈が無いと泣きながら言いました。
それ以来、ファンは周囲の誰も信じることが出来なくなりました。本心を明かす事も出来なくなったのです。
冷たく暗い生き方しかできなくなったのです。
思い余ったファンは、ジェイの父に救いを求めようとしました。
多くの事件を解決したジェイの兄ユンジェを密かに都に寄こし、呪いの書について調べるよう密書に書いたのです。
しかし、結局、その密書は出しませんでした。
なのに、ジェイはファンが書いた通りの内容を知っていたのです。
仮に密書が届いたとしても、ジェイに見せる筈がないとファンは言いました。
そこには理由がありました。
数々の事件を解決してきたのは、兄のユンジェではなく、ジェイだったのです。
実は、ユンジェの名は都にまで届いていました。
それが本当はジェイの事だったなんて、ファンは信じられません。
「機会をいただければ、証明して見せます。」
と、ジェイは言いました。
この世に亡霊などいません・・・とジェイ。
「亡霊より恐ろしい人間の陰謀があるだけです。」
そしてジェイは昼間の祝詞を書いている時の血の件を説明して見せました。
亡霊に憑りつかれている世子という印象を周囲に与えるために何者かが仕組んだ事に違いないと。
その頃ガラムはキム・ミョンジンに弟子入りしようとしていました。
じっとジェイからの連絡を待っているだけなんて、出来ませんでした。自分もジェイのために何かしないといけないと思ったのです。
そうなったら似た者同士。すぐさま、ジェイのように男装して、キム・ミョンジンに直接交渉。
変わり者のミョンジンは、弟子と言う言葉に喜び、あっさりOKしましたよ。
マンヨン堂と言う研究所に行くと、そこには、ジェイの手配書がたくさん貼ってありました。
「朝鮮最高の捜査官で、私が慕うミン・ジェイさんだ。」
と、ミョンジンは言いました。
えミョンジンは、事件を解決してきたのがユンジェではなくジェイだと気付いているの
ファンは王や大臣たちが居並ぶ前で、ジェイから聞いた方法で、流血の一件を実験して見せました。
王も何者かの陰謀だと知り、犯人を捕まえろと命じました。
ファンは、ジェイに鑑札を渡し、王宮を出ろと言いました。
家族を殺した重罪人を傍に置いておくことは出来ないと。
失望したジェイは激怒し、世子を相手に言いたい放題。
このまま外に出て無実を訴えても、耳を貸してくれる者などいないと分かっている。女として生まれた瞬間から、自分に許された事は何かあるのか?この国は、女たちに「いいぞ、そうしろ、やってみろ」と言ったことがあるか?・・・と。
自分とファンは同じ人間なのに、この違いは何
ジェイの父は、ファンが兄の後を継いで世子になった事を心から喜んでいたそうです。
いつかは立派な王になると信じていたそうです。
「私は父に代わってその遺志を継いで足元にひれ伏す最初の民になろうと・・・。あんたに会えば、家族があんなふうに殺された理由が分かると思い命がけでここまで来た。私を見捨てるはずが無いと思ってた。私はあんたの師匠の娘で、師匠はあんたのせいで死んだから。」
あんたのせいよ私の家族が死んだのはあんたのせいなのよ
ファンは黙って聞いていました。
どうしても私を見捨てると言うなら、ここで死んでやる
と、叫んだジェイは、扉を叩きながら、お尋ね者がここにいると、叫びました。
ファンがその口を押えました。
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