「鬼平犯科帳」好きな私ではありますが、池波正太郎氏の著書を読んだ事は無くて
今回、お初に読みました。
幡随院長兵衛・・・。
何故か、名前だけは知っていた私。
てっきり、芝居の世界の創作人物だと思っていたのですが、実在の人物だったことを今回初めて知りました。
日本における、“侠客”の元祖と言える人物だとか。
そこで、“侠客”とはなんぞやと思いまして。
正確な意味を調べてみて、なるほどね・・・と言う感じ。
主人公がだまし討ちのように殺されてしまうラストは、どーにも釈然としなかった私。
しかし、誰もが自分の考えを唯一のものだと思い込んでしまうのは、今も昔も変わりません。
それゆえの、行き違い、計画の齟齬はどうしようもないと言う所でしょうか。
長編でしたが、ダレることなく、面白く読むことができました。