大山誠一郎氏の著作です。
私には、またまたお初の作家です。
「時を戻すことができました。アリバイは崩れました。」
と言うセリフで、いとも簡単にアリバイを崩して犯人を特定してみせるのは、美谷時計店の若き店主美谷時乃。
祖父に仕込まれた推理力、洞察力で、持ち込まれた謎をあっという間に解いてみせます。
古い時計店の店内には、
“アリバイ崩し承ります”と“アリバイ探し承ります”
と言う貼り紙。
その言葉に惹かれて、新米刑事の“僕”は、行き詰ったら相談を持ち込んでしまうんです。
軽快で読みやすい作品です。