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取り調べで、
「いったい何故、何のために、誰に仕えて検事としての使命感を捨てた?」
と、ジョンがキム検事長に聞きました。
「我々は5年ごとに飼い主が代わる猟犬だろ?最初から使命感なんてあったかどうか・・・。」
と、キム検事長。
ただ、誰の干渉も受けない強い検察を作るための力が必要だったと言いました。そんな猟犬のような立場が嫌だから・・・と。
キム検事長は、自分の行動を間違っているとは今に至っても考えていません。組織のためだったのだからと。
検察を守るため?と、ジョン。
「勘違いするな。検察を守るのは権力や地位じゃない。法と国民だ。俺が証明してやる。」
オ検事も最高検の監察部で事情聴取されました。
オ検事は、イ次長の事件に関して、キム検事長から何も指示は受けていないと答えました。
解剖医に対しても、結果を改ざんしろと言う指示は出していないと。
監察部がそれで納得するはずはありません。
立場は一気に悪くなりました。このままでは、罪から逃れられそうにありません。
ここで思いだしたのが、『法律事務所カンサン』の名刺。ソ・ヒョンギュです。
イ次長に投与された麻薬を扱った売人から奪った顧客リストの中から、イ次長の事件直近に購入した者を調査しているジョンとシン検事。
1人を残して他の者にはアリバイがありました。
その1人と言うのが、カンサンのテ秘書室長。
ジョンは一直線にカンサンに向かいました。
ソ・ヒョンギュの息子ソ・ジハンが応対しました。
ジョンはジハンなど興味が無いとでも言うような態度をとりました。ま、これがジョンの常なんですけどね。
ジハンの気分を逆なでしたのは確かです。
テ室長は、ジョンの質問に、分からないとしか答えません。知らない事だと。
アリバイもあると言いました。
席を立ったテ室長を呼び止めたジョン。
振り向いたテ室長の目にいきなりペンを突きつけました。
たいていの人間ならば、悲鳴を上げるなり、避けるなりする状況です。
しかし、テ室長は瞬き1つせず、動揺も見せませんでした。
ジョンは確信しました。テ室長こそが、自分を襲った人物であり、イ次長を殺した犯人だと。
テ室長は、元特殊戦司令部の軍人で、主に対テロを任務としていたようです。
だから、格闘技に長けているのね。
帰りのエレベーターで、ジョンとシン検事は、ソ・ヒョンギュと会いました。
チン検事、キム検事長を刑務所に送った人だな・・・と、ソ・ヒョンギュ。
軽いジャブの応酬でした。
ジョンは、イ次長が殺された理由が何なのか、考えました。
イ次長が死ぬ直前に何かを渡しに出かけたとイ次長の娘は言っていました。黄色い封筒に入ったモノだと。
それを渡されたのは、パク室長です。
怪物は飼いならさずに退治すべきだと言うパク室長の言葉は正しかったと、黄色い封筒を渡しながらイ次長は言っていました。
検察を辞める決心をしていたイ次長は、後をパク室長に託したのです。
「バトンは渡した。」
・・・と。
パク室長は、その意志に従う決心が出来たようです。
刑務所にいるキム元検事長に面会に行きました。
そして、イ次長から、ソ・ヒョンギュが探していたものを受け取ったと言いました。
ソ・ヒョンギュに伝えてくれと。
つまり、戦うつもりなのです。
「もう失うモノも無い。」
と、パク室長は言いました。
死ぬかもしれないぞと、キム元検事長は言いました。
しかし、パク室長は、少し笑顔を見せて、
「ソ・ヒョンギュを過信するな。」
と、言っただけでした。
オ検事、ソ・ヒョンギュに会いに行きました。
が、応対したのはジハン。
検察での立場が悪くなりそうだから泣きついてきたとジハンはバカにしたような態度を取ります。
だから、頭を下げて頼むのを期待していました。
が、オ検事は、ジハンを全く相手にしません。
ジハンはプライドを捨てられていないオ検事を面白そうに見てはいましたが、一方で自分に対して低姿勢にならない事にムカついているようです。
その時、オ検事は、ジハンの手にあるモノを見て、思いだしました。
ユ・ジンチョルの車の車載カメラのメモリに入っていた動画に映っていた人物が持っていたモノだと。
イ次長が帰った後、パク・イェヨンの家に向かっている人物です。
隠しておいたメモリを再確認して、オ検事、真犯人がジハンだと確信しました。
ジョンたちは、イ次長事件の犯人は、テ室長だと言う結論に達していました。
が、証拠は全くありません。
そこで、シン検事がグッジョブ
チョン・ジェフンと両親の別荘に隠れていた時に襲って来た輩が乗っていた車のナンバーを控えておいたのです。
ジュンドたちの働きで、テ室長のアリバイをあっさり崩し、乗り捨てられていた車も発見。
車の中に、ジョンを襲った者が履いていた靴を発見しました。
靴底にジョンの血液を踏んだ形跡が残っていたのです。
そして、その靴跡は、現場に残されたモノと一致しました。
この検査には、科警研を頼る事は危険ですので、またもチャン教授に依頼。
無理やりと言うか、強引に・・・ですけどね。
この無理やり感が、ジョンの上手いところで、且つ可愛いところです
ソ・ヒョンギュにオ検事から封書が届きました。
入っていたのは、写真。
ユ・ジンチョルから貰ったメモリの映像です。ジハンが写っている・・・。
偶然、パク室長机の引き出しの裏に貼り付けてある黄色い封筒を見つけたジョン。
それが、イ次長の物だとすぐに気づきました。
「説明してください。」
と、ジョンはパク室長に言いました。
忘れろとしか、パク室長は言いません。
そして、自分の家族が事故に見せかけられて殺されたことを打ち明けました。
「お前の出る幕じゃない。俺一人で解決する。」
ジョンも命を狙われたし、他にも同じ目に遭った人もいるとパク室長。
「お前の母親も友達も跡形もなく消されるぞ。お前のためだ。」
しかし、ジョンの生まれ持った正義感が揺らぐわけはありません。
嫌です、知った以上知らん顔は俺の主義じゃありませんと、ジョンはキッパリ言いました。
パク室長は心配でたまりません。
ジョンは見つけたMP3を持って、テ室長に会いに行きました。
呼び出したのは、イ次長が殺されたビル。
激しい格闘となりました。
が、ジョンの方が少し上。
徐々に追い詰めましたが、最後の最後に、一瞬の隙をついて注射を打たれてしまいましたよ。
屋上の柵に追い詰められそうーっ