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MP3を持っているとパク室長が言ったので、ソ・ヒョンギュはやって来ました。
運転手はテ室長の代わりに常にオ・ドファンが勤めています。
ソ・ヒョンギュはパク室長の妻子を死なせたことを謝りました。
跪いて、頭を下げました。
しかし、そんな事でパク室長が信じる筈はありません。
チン検事とその家族、そして仲間たちの前に二度と現れないと一筆書くよう言いました。
証拠として残すつもりでした。
ソ・ヒョンギュは書こうとして見せて、水を一杯くれないかと頼みました。
そして、パク室長が油断した瞬間、部屋にあった金属製の置物・・・女神像で殴りつけたのです。
一撃でした。
この様子を、部屋の外からオ・ドファンが見ていました。
見られているのをソ・ヒョンギュは承知していました。
で、オ・ドファンを呼び入れ、後始末を命じたのです。
登場したのは、パク・イェヨン事件の時にも現場を操作した者たちでした。
流石に、オ・ドファンは苦渋の表情でした。ショックと同時に、怒りもあったのではないでしょうか。
駆け付けたジョンは、パク室長の遺体を見ても、事実だと受け入れられませんでした。
パニックになりそうでした。
パク室長に家族と言える人がいないということで、ジョンが喪主として葬儀を仕切りました。
遺影にする写真を探しに、シン検事とパク室長の家に行きました。
そこで、ジョンは見つけました、MP3の空のケースを。
つまり、パク室長がジョンの持ってた本物とすり替えたってことですよね。本物は、ソ・ヒョンギュの手に渡ってしまったということになります。
死に損・・・。
そう思ったのかもしれません、ジョンは。
ソ・ヒョンギュへの憎しみが募ったでしょう。
思わず、鏡を殴ってしまいました。韓国ドラマでよくあるシーンです。
眠れない夜を過ごしたオ・ドファン。
翌朝、ソ・ヒョンギュはオ・ドファンによく頑張ったなと言いました。
一旦褒めておいて続けました。
「共犯だな。」
きっと、こうやってこれまでも否がおうでも従わざるを得ない状況を作り出して来たのでしょうね。
ソ・ヒョンギュは図々しくパク室長の葬儀にも姿を見せました。
必死に自分を抑えて喪主として応対したジョン。
しかし、式場を出たところで言いました。
「MP3を持ってるだろう。お前を許さない。だから、お前は後悔したり詫びを入れたりするな。他の奴にも捕まるな。大人しく待ってろ。俺が殺しに行くから。」
そんな言葉にも、ソ・ヒョンギュは一切動じず言いました。頑張れよと
ソ・ヒョンギュはMP3の動画ファイルを削除しました。
ソ・ジハンは釈放されました。
ジョンは現場を再度見て、凶器が何か気づきました。
棚の上の一部がぽっかりと隙間が出来ている事に気づいたのです。女神像が置いてあった場所でした。
どこかに電話しました。
すると、何者かが、その女神像をコインロッカーに届けましたよ。
ジョンが持ち出すのを、オ・ドファンが写メし、ソ・ヒョンギュに報告しました。
内部に裏切り者がいると言う事です。
女神像についていた血痕は、パク室長のモノでした。
そして、ソ・ヒョンギュの指紋もついていると判明しました。
ジョンはソ・ヒョンギュに会おうとしましたが、居場所が分かりません。
ソ・ジハンを痛め付け、言いました。殺人の証拠は俺が持っていると。
この一件で、ジョンは懲戒免職の処分を受けてしまいましたよ
ジョンは、拘置所にいるキム元検事長に面会に行きました。
キム元検事長は、パク室長の死を知りませんでした。
ジョンの話を呆然と聞きました。
ジョンは、ソ・ヒョンギュの罪の証拠をキム元検事長が持っているとパク室長から聞いていたようです。
それを知りたいと言いました。
が、キム元検事長は、怒りを露わにしました。
ジョンがパク室長に従わなかったから、悲劇が起きたんだと。イ次長の件も、ジョンのせいだと。
分かっています・・・とジョン。
だから猶更後には引けないんだと言いました。
「ここで引き下がるのが、お前が生き残る道だ。」
と、キム元検事長は言いました。
どうしてソ・ヒョンギュを恐れるのかと、ジョンは問いました。
「検事である俺が恐れるのは正義と国民だけです。検事の義務は悪党を捕まえることです。犯罪者が検事を恐れるべきだ。」
今でも検事ですか?と、ジョンはキム元検事長に聞きました。
キム元検事長が口を開きました。
ソ・ヒョンギュに今まで誰も逆らえなかった理由、それは彼が持っている“書庫”のせいだと。
依頼者は家族の罪をもみ消すためにソ・ヒョンギュを頼りました。ソ・ヒョンギュは証拠の改ざんや犯人の替え玉を用意して、彼らの依頼を叶えて来ました。
そして、それらの表に出なかった有罪証拠を利用して、依頼人を管理下に置いたのです。
後から気付いても、もうどうしようもありません。
依頼人の多くは権力者です。
だから、ソ・ヒョンギュは権力者自身を支配し強大な権力を有し続けてこられたのです。
書庫そのものが武器であり、権力なんだと、キム元検事長は言いました。
書庫の場所は、誰にも分かりません。おそらく、ソ・ジハン以外に知る者はいないだろうとキム元検事長は言いました。
ソ・ヒョンギュがジョンを呼び出しました。
殺人の証拠を持っているとジハンに言ったことを確かめようと考えたのでしょう。
内部の裏切り者から受け取ったのが、それだと思ったでしょうね。
勿論、話して分かり合える仲だとは思っていません。
だから、手を打ってありました。
シン検事、ジュンド、ウンジ、チョルギが監察部に連行されていましたよ。
人質ですな。
が、そんな事で信念を変えるジョンじゃありません。
「主導権は俺にある。」
と、ジョンは言いました。確かに
しかし、ソ・ヒョンギュも次の手を用意してありました。
なんと、ソ・ジハンがジョンを拉致しましたよ。
例の凶器の女神像も奪われてしまいました。
散々、暴力を振るわれました。
考え直す気になったか?と、ソ・ヒョンギュ。
「いったいどうしてこんな人間になったんだ?」
と、ソ・ヒョンギュが聞くと、
「親の躾。」
と、ジョンは答えました。
ナイスです
ソ・ヒョンギュはジハンにジョンの始末を命じ、その場を後にしました。
そして、ジハンがトドメを刺そうとしたその瞬間、シン検事たちが飛び込んできたのです。
ウンジが内緒で登録してあったカップルアプリのお陰で、ジョンの居場所が判明したのです。
グッジョブです、ウンジ
ジハンは逮捕されました。
ジョンはジハンを罠に嵌めました。
ソ・ヒョンギュも逮捕され、全ての罪を息子のジハンに擦り付けるような供述をしていると話したのです。
流石にすぐには信じないジハン。
しかし、ま~細かい策を見破るほど、ジハンは冷静じゃありませんでした。
パク・イェヨンを殺したのは認めましたが、他は違うと必死に言いました。
ジョンはそれを知っていると言いました。そして、助けてやれると。
「書庫の場所を言え。」
迷った挙句、ジハンは書庫の住所を書きました。
ジョンは書庫に行きました。
そこに、連絡を受けたソ・ヒョンギュとオ・ドファンが。
オ・ドファンの手には、拳銃が。
ソ・ヒョンギュの命令でした。
一旦、ジョンに向けられた銃口。
しかし、次の瞬間、オ・ドファンはそれをソ・ヒョンギュに向けたのです。
「ヒドゥンカードだ。」
と、ジョン。
裏の手?隠してたカード?
ところで、ソ・ヒョンギュのセリフで、一つだけ思わず頷きそうになった言葉があります。
「本当に危険なのは悪では無くて正義なんだ。悪は罪悪感を覚えるが、正義は違う。正義があれば何をしてもいいと勘違いする。人が一番残酷なのは、自分が正義だと信じてる時だ。それは傲慢だ。」
全てが正解だとは思いませんが、自分が信じてる正義が本当の意味での正義ではないと気付かず、何をしても良いと考えている者が世界にはうようよいると私は思いました。
正義の定義は人や立場によって違うものだということを改めて感じています。