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意識が朦朧となりながらも、必死に戦ったジョン。
何とか反撃し、とうとう倒しました。
テ室長、意識を失って倒れました。
この知らせは、すぐジハンからソ・ヒョンギュに報告されました。
その時、ソ・ヒョンギュは、オ検事と一緒にいました。
ソ・ヒョンギュは、まだオ検事を信じる気にはなれません。まぁ、ソ・ヒョンギュは誰も信じてはいないのかもしれませんが。
オ検事は、メモリを差し出しました。ジハンが写った写真は、この中の映像をコピーしたモノです。
ソ・ヒョンギュは受け取ろうとしません。
が、オ検事は、自分を傍に置いてほしいと言いました。頭を深々と下げました。
ソ・ヒョンギュは、テ室長と言う運転手がいなくなったので、その代わりに・・・とでも言うように、仕方なくと言う体を装ってオ検事を受け入れました。
取り調べを受けたテ室長ですが、全く供述しません。
ジョンがイ次長の事件から今日に至る事件の真相を話して見せましたが、テ室長は認めません。
そこに現れたのが、オ検事・・・もとい、弁護士に転身したオ・ドファンでした。
オ・ドファンは、テ室長に、ソ・ヒョンギュへの伝言を預かると言いました。
ここを出たら、直接言います・・・と、テ室長。
“伝言”と聞いた時、テ室長はソ・ヒョンギュの思惑を察したようです。だから、敢えて“出たら”と言ったのでしょう。
しかし、オ・ドファンはさらっと言いました。
「出られないと思います。僕が阻止しますから。」
んと言う事は、ソ・ヒョンギュの思惑と言うよりは、オ・ドファンの意図
テ室長は、愕然とした表情を見せましたが、諦めた様子はありません。
流石に、ジョンもシン検事も驚きました。
なんと、オ・ドファンが取り調べを受けていたキム元検事長絡みの一件は、何が何だかわからないうちにもみ消されてしまったようです。担当の監察部すらよくわかっていないようです。
バックに大物がついたな・・・と、ジョンは言いました。
ジョンは、MP3の内容の確認をジュンドに任しました。
様々なファイルが入っています。
“取材”と言うタイトルのファイルをチェックしようとしましたが、10年以上も前のモノらしく、パスワード等のセキュリティがかなり厳しくて。
仕方が無いので、改めて“パク・イェヨン事件”を見直してみることにしました。
パク・イェヨンに、イ次長以外に恋人がいたことが判明しました。
が、名前も何も分かりません。極秘にしていたようです。
で、ユ・ジンチョルを当たってみる事に。
パク・イェヨンの雇い主ですから、情報を持ってる可能性が高いですからね。
別の罪で追われているユ・ジンチョルの居場所を探すのは容易じゃありません。
しかし、ウンジのその筋の情報網はなかなかのもので。
あっという間に探し出しました。
ユ・ジンチョルは、パク・イェヨンに恋人がいるのは知っていましたが、素性は知りませんでした。
ただ、イ次長を紹介してほしいと言い出したのは、パク・イェヨンの方だと言いました。ジンチョルが紹介したわけではなかったのです。
そして、それは恋人の指示だと思う・・・と。
ジンチョルは、これらの情報を、全てオ検事に伝えたと言いました。車載カメラのメモリと一緒に。
パク室長・・・なんと、ジョンの亡き父親と知り合いでしたよ。
どう言う知り合いなのかはまだ分かりません。
ただ、お葬式に駆け付けるほどですから、かなり親しかったのでしょう。
が、親友と言うよりは、信念を同じくし、信頼し合った仲のように思います。
そして、ジョンともお葬式で出会っていたのです。
ソ・ヒョンギュが拘置所にいるキム元検事長に面会に行きました。オ・ドファンと一緒に。
キム元検事長が望んだようです。
「出所したいです。」
と、キム元検事長が言いました。
が、ソ・ヒョンギュにその気はありません。
キム元検事長は、ソ・ヒョンギュを脅しました。全ての悪事を知っていると。
しかし、ソ・ヒョンギュには通用しません。
反対に、家族に危険が及ぶと言われ、キム元検事長は黙るしかありませんでした。
パク室長の家族がどうなったか、知っていますからね。
オ・ドファンに言いました。
「今の私の姿を覚えておけ。」
ジョンは次に、服役中のキム・ヒョジュンをターゲットとしました。
何故、罪を被ったのか・・・が謎です。殺人罪ですから、20年と言う長期刑です。
その代償は?・・・ですよね。
そんな時、シン検事が情報を掴んで来ました。
キム・ヒョジュンが、住んでいた古い借家を相場より高い値段で買ったと言うのです。
ジョンとシン検事は、その家に向かいました。
手掛かりがある筈だと、家探ししました。
すると、見つけたのです。屋根裏に巨額な金が隠されているのを。
すぐさま、キム・ヒョジュンに会いに行きました。
札束の山の写真を見せました。
相変わらずしらばっくれようとしたキム・ヒョジュンですが、血相が変わりました。
真実を言えとジョン。
それでもしらばっくれようとしたので、ジョンはチョルギに連絡しました。
「燃やせ。」
その瞬間、とうとうキム・ヒョジュンが真実を語り始めました。
「殺してない。」
キム・ヒョジュンは、パク・イェヨンのところに荷物を配達に行った時、イェヨンと男が言い争うのを目撃しました。
そして、男が殴り殺すところも。
慌てて逃げ帰ったものの、あっさりとばれてしまいまして。
その夜のうちに使いが来たのです。テ室長でした。
すぐに出所させてやると言いくるめられ、高額なお金につられ、身代わりとなったと言うわけです。
現場や凶器等の証拠の改ざんは、巨大法律事務所カンサンならお手のもんって感じです。
キム・ヒョジュンが犯人で間違いない状況をあっという間に作り上げたのです。
この会話を、拘置所の看守が聞いていました。
どこにでもカンサンの手の者はいるようです。
すぐにジハンに連絡が行きましたよ。
ジハンは、父に言いました、どうしよう、チン検事にすべてばれた・・・と。
しかし、全くびびってる感じはありません。罪悪感は一切感じてないように見えます。
ジハンが気になっているのは、それより、オ・ドファンを雇い入れた理由です。
オ・ドファンが堂々としていて、全く自分を敬っていないし、媚びへつらっても来ない事に、苛立っているのです。
父の側近として、自分以上の信頼を父から勝ち取ってしまうのではないかと嫉妬の気持ちもあるようです。
ジハンが恐れているのは、父から見放される事、それ一点なのでしょう。
そして、ソ・ヒョンギュは、たとえ息子であっても、足を引っ張るだけの存在は容赦なく捨てる人間のようです。
ジョンは、MP3をパク室長のところに持って行きました。
パスワードを3回間違えたら、ファイルが消えてしまうそうだと言いました。
「ファイルの内容を知ってるんでしょ?教えてください。おじさん。」
ジョンも覚えていたのです、父の葬式に来たパク室長を。
そしてその時、“剣士(コムサ)になる”とパク室長と約束したのです、子供のジョンは。
「なると言ったでしょ、“検事(コムサ)”。」
と、ジョンが言うと、パク室長は嬉しそうに微笑みました。