ドクターズ OST (SBS TVドラマ) (韓国盤) | |
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復讐する事に人生を使うのは間違っているという思いを、ジフンも最初から持っていたわけじゃありません。
彼の両親が亡くなった後、引き取って面倒を見てくれた伯父は、その後ジフンの承諾を受けずに、彼の家を売り払ったようです。そしてそのお金を着服したようですね。
出来る限りの事をしてやった恩を返せ・・・と開き直った伯父。
ジフンは悔しさでいっぱいでした。復讐してやりたいと思ったようです。
でもね、その後、その伯父は腎臓透析をしなければいけない状況になりました。
因果応報はある・・・と思いました。ただ、それを行うのは自分では無く、世の中なんだと思ったのです。
ジフンの経験から得た教訓だったのです。
でも、今のへジョンには、その思いは伝わりませんでした。
ガンスの手術は成功し、順調に回復して行きました。視覚にも支障は無さそうです。
ただ、ガンスには家が無かったのです。
常日頃、弟は軍で生活し、ガンス自身は病院で寝泊まりしていました。
でも、今回、退院した後、行くあてが無いわけです。仕事もしばらく出来ません。と言う事は経済的に行き詰まってしまうのは目に見えていました。
弟は心配して、コツコツと貯めた通帳を差し出しました。受け取れませんよ、ガンス。
そんな時、事情を知ったキム副院長が、上手く取り計らってくれました。
医師の仕事が出来ない間、秘書として病院に勤務するよう手配してくれたのです。そして、完治した後、医師に復帰すれば良い・・・とね。
良かったですよ、ホント。いい人たちばかりで。
ユンドは、叔父のチョン医師から、へジョンの転院の理由を聞きました。
医療事故で死んだ祖母の執刀医がミョンフンだということも。
それを知ったユンドはすぐに行動に移りました。理事になることを承諾したのです。
そうすることによって、へジョンを守ろうと考えたのです。
ジフンは、へジョンにも指摘された父ホン理事長の死の直前の状況について、まだ調べていました。
チン理事長が直前に会っていた事は分かっています。その時、何か、精神的肉体的に大きな負担がかかったのではないかと睨んでいたのですが、何も証拠はありません。
ただ、直前に、チン理事長が一旦辞任を言いだしていたことを考えると、ホン理事長は、チン理事長の弱みを掴んでいたのではないかと推察できました。
それが何なのか、ジフンはキム副院長と共に探り始めていました。
チン理事長とミョンフンには、様々な不正の噂がありました。
公然の事実として知られている裏金等の事以外に、まだ何かあるに違いないと踏んだ二人。
で気付いたのです。
ホン理事長は、とても慎重な人物だったということを。
きっと、重要な証拠は、一カ所だけじゃなく、他にも隠してあるに違いないと。
へジョンは、決心しました。
ミョンフンを精神的に殺してやる・・・と。ミョンフンに会いに行きました。
「あなたを精神的に殺します。院長の傍から離れず、様子を見守り続けます。隙があるたびに苦しめます。」
首にするとミョンフンが言うと、法的に訴えます・・・とへジョン。不当解雇で・・・。
「復職したら、この病院に残り続けます。院長が破滅するのを見届けます。」
脅迫か?・・・とミョンフン。
「はい。」
この時、嫌にミョンフンが落ち着いているなと思ったら・・・。やっぱり企んでいましたよ。
この会話を録音していたのです。
そして、それをネタにジフンを脅しました。
病院経営に邪魔なジフンを追い出すため、それを公表されたくなかったら、病院での診察を辞め、研究職に専念しろと言ったのです。
ジフン、了承しました。
へジョンには一切話しませんでした。
勿論、他の誰にも、その理由は明かしませんでした。キム副院長にも。
相変わらずソウに対する病院内の噂は治まっていませんでした。
院長の娘だから、今回懲戒処分を逃れたんだ・・・という不満ですね。
ソウの耳にも入っていました。
ソウは疑問に思っていました。
父親はへジョンを好意的に見ていた筈なのに、今回の厳しい処罰は何故なのかと。突然態度を変えた理由が分からなかったのです。
ミョンフンに問いただしても、肝心な事は教えてもらえません。
当たり前ですよね。父親とすると、自分の医療ミスを娘に打ち明けるなんて、絶対にありません。
ユンドは、理事になるとへジョンに報告しました。
何故?・・・と聞かれ、君を助けたくて・・・と正直過ぎる答えです。
そして、転院して来た理由を知ったからと言いました。
「私の行動は無謀ですよね?非現実的ですよね。」
と、へジョン。
「それがユ先生の魅力だ。」
と、ユンド。
へジョン、その言葉に救われた気分だったようですね。味方がいると感じたでしょう。
例のこん睡状態のままの新婦が発熱しました。
それに気付いたのは夫ウジン。幸い、治まったのですが、ウジンは自分の行動に疑問を感じ始めました。
もしかしたら、妻を生かしてほしいと願うのは、自分のエゴなのではないか・・・と。
愛しているのに、実は苦しめているのではないか・・・とね。
へジョンに連絡して来ました。呼吸器をはずしてください・・・と。
へジョンは病院に駆け付けました。
「やめたら、子供を守って来た奥さんの努力が水の泡になります。奥さんが耐えているのはお二人・・・子供や旦那さんを愛してるからです。あなたも耐えてください。」
ウジンは、その言葉に従いました。
理事会が開かれました。
ミョンフンが提案する老人健康センターの設立と福祉事業の拡大が議案でした。
投票が行われ、老人健康センターの設立が承認されました。
ジフンが理事たちに協力を求め、良い返事を貰っていたにもかかわらず、ミョンフンやチン理事長への投票を行ったりじが多かったということですね。
でも、新理事であるユンドは、ジフンの案に投票したようです。
ミョンフンは不快に感じてますが、まだユンドの存在をそれほど重くは受け止めていませんでした。
ユンドを侮れないと感じたのは、ユンドがミョンフンの不正の証拠を差し出した時が初めてだったでしょう。
委託業者の収益の内訳の数字が合わない・・・と書類を見せたのです。
「院長への脅威にはなるはず。」
と、ユンド。
「ユ先生を見逃してくれたら手を引きます。」
目的がはっきりしてるよね、ユンド。ある意味清々しいわ
ミョンフン、こんなに近くにも敵が居た事を知りました。
ソウは、へジョンに直接聞きました。
「もしかしたら、父と何かあった?」
「あんたを傷つけたら、お父さんは苦しむ?」
と、へジョン。精神的に苦しめるには、それが最適なのかもしれないとへジョンは一瞬思いました。
でもね、それはやはり反則だと思ったのでしょう、すぐに撤回しました。
「私を傷つけたら、親は苦しむわ。何があったのか教えて。」
と、ソウが言いました。
それでも、へジョンはそれ以上言いませんでした。ただ、本当に楽しかった高校時代を持ち出しました。
ソウにとってもおそらく一番楽しかった時だったでしょう。
ソウは、最後の手段だと、スンヒを問い詰めました。これまでも何度か聞いたことがあるのですが、そのたびにスンヒは知らないと言って来たのです。
でも、ソウはスンヒは知ってると感じていました。
ミョンフンは、病院で見かけるへジョンの態度に我慢できなくなりました。
で、呼び出し告げたのです。
ジフンが何故研究職に戻ったかを。
全てへジョンの所為だと。
へジョン、ショックでした。ミョンフンの言うとおり、自分はジフンに迷惑をかけているのも知らず偉そうにしてた・・・と思いました。
でもね、ミョンフンに対しては堂々とした態度を変えることはありませんでした。
「私が消える事を院長はお望みですよね。だから、消えません。有言実行ですから。」
へジョンは真っ直ぐにジフンの家に向かいました。
その頃、ジフンはようやく父ホン理事長の残したミョンフンの不正の証拠を発見したところでした。
さぁ、反撃開始ですか
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