ドクターズ~恋する気持ち DVD-BOX1 | |
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ソウはスンヒからへジョンの転院理由を聞きました。
スンヒも、ソウが傷つくのは分かっているから、話そうとはしませんでしたが、ソウが粘ったのです。
話を聞いても、ソウには信じられませんでした。へジョンの誤解だと思いました。
だけど、証拠が見つかったとスンヒが言ったのです。そして、へジョンが誤解とか勘違いで13年間も信じ続ける筈は無いとソウも分かっていました。
ソウが心を癒せるのは、ヨングクしかいません。
何も言わなくても、ただ傍で温かく包んでくれる存在だと、今ようやく分かりました。
この時も、何も気かずにソウの頼みを聞いてくれました。肩を抱きしめてくれたのです。
ある日、キム副院長は、神経外科のメンバーに話をしました。
最近立て続けに神経外科の中で問題が起りました。へジョンの事もそうですし、ガンスの病気、ナム議員に関して非難も浴びました。
「今後も厳しい時間が続くかもしれない。しかし、我々が支えとすべきは自分たちだ。神経外科は脳を治す。脳は人間の体を支配する。ゆえに、神経外科は全てを支配する。」
メンバーの結束はいっそう固くなりました。
へジョンの父が病院にやってきました。
体調が悪くて近くの病院にかかったら、大きい病院で精密検査を・・・と勧められたのだそうです。
ま、肝臓が悪い事が分かったのですが、投薬治療で済むそうです。
へジョンは、チョン医師から連絡を受けて初めて知りました。
そうなると、やはり気になるわけで。でも、父の姿を遠くから見るだけで、声をかける事はしませんでした。
ミョンフンやチン理事長を追い詰める事が出来る証拠を見つけたジフンなんですが、それを公表することは躊躇しました。
なにせ、へジョンの録音をミョンフンが持っていますからね。告訴すると脅されているので、迂闊に動けません。
ソウは、へジョンに事実を確かめました。
へジョンの思い込みだと思いたいけど、証拠の資料をチョン医師が診断したと言うし、へジョンの父と病院の間で示談になったと聞くと、それは過失が病院側にあったという確かな証拠だと、ソウにも分かりました。
そして、チョン医師に確認に行ったソウは、ジフンも、ユンドも既に事実を把握していると聞かされたのです。知らなかったのは自分だけでした。
ソウは院長室に行きました。
ミョンフンは留守で、しばらく待つ事に。
父の過失を知らされた今、やはり自分は父を愛していると感じたソウでした。庇いたいと心から思ったからです。
でもね、その時、父がへジョンの声を録音した万年筆型の録音機を見つけてしまったのです。
“殺してやる”
と言うへジョンの言葉を聞いた時、へジョンの憎しみが如何に深いかを知りました。
でも、そんな恐ろしい事を言うへジョンに、反感を覚えたのも事実でした。
「ぞっとするわ。そんな事を言うなんて。」
と、へジョンに言いました。
「手術中のミスはあり得るわ。でも、あなたの父親になんて言われたと思う?“やましい事は無い。大人に話す”と。死を悼むのが先よ。きちんと謝罪されていたら・・・祖母の人生が尊重されていたらここまで恨まなかった。」
私に言ってくれていたら・・・とソウが言いました。だったら、あなたを誤解しなかったのに・・・と。
「あなたを思いやったの。親切にしてくれたから・・・。」
ソウは何も言えなくなりました。
へジョンの夢は、祖母と一緒にクッパ屋をする事だったのです。それだけだったのを知っています。へジョンにとっての祖母は、それほど大切に思っていた存在だったのですから。
老人健康センターの着工が決まりました。
夢が叶うとチン理事長とミョンフンは有頂天になりました。
そこに、検察が乗り込んで来たのです。チン理事長を、横領及び背任収財の容疑で逮捕する為でした。
勿論、ジフンが例の見つけた証拠を提出したのです。
へジョンが背中を押したのです。
ソウの言っていた録音データをネタに、脅されて研究職に専念したとキム副院長から聞いたのです。
自分のために、この機会を失うような事が会ったら、一生自分を恨む事になるから・・・と。
へジョンの過去を公表し、脅迫されたと告訴するとミョンフンは言ったようで、ジフンはへジョンが苦しむ事を避けたかったのです。
でも、へジョンはこれまでと同じように解決するから・・・と言いました。信用してください・・・と。
チン理事長は、息子のミョンフンを心から愛しています。あの年になっても、やはり息子は可愛いし、面倒を見てやりたいのです。
誰よりも成功させてやりたいのです。
だから、罪を問われるなら自分一人が・・・と思っているのです。息子だけは関係無いところに置いておきたいわけです。
父としての愛情は確かです。
ミョンフンは、裏切ったジフンに仕返しを・・・と録音機を探しました。へジョンも同じ目に遭わせようと思ったのです。
でも、ありません。ソウが持って行ってますからね。
へジョンをマスコミの話題にしてやる・・・と息まくミョンフンに、ソウは録音機は自分が処分したと言いました。
「医療事故の話を聞いた時、父さんの肩を持ったわ。自分の過ちに思えたから。私なら執刀医を殺してる。ミスしたら謝ればいいのに、何故傷つけたの?」
「謝ったら、すぐに金をむしり取られる。」
なんて人生なの・・・とソウ。情けない表情でした。
「いい人に出会ったことは無いの?変な人を基準に人に接する態度を決めるの?父さんが恥ずかしい。私も恥ずかしい。恥知らずよ。」
「へジョンの夢が何か知ってる?おばあさんへの孝行よ。クッパの店をやることだった。おばあさんと暮らすことだけ。人の心が分からない?“最善は尽くしたが申し訳なかった。大切な人だった筈だ”そう言うべきだった。」
ソウの言葉は、ミョンフンの胸に突き刺さりました。
ソウは、へジョンを呼び出しました。録音機を渡しました。
そして初めてきちんと謝ったのです。跪きました。
父ミョンフンの代わりに・・・と。
へジョンはミョンフンに、言いました。
もう止めます・・・と。
ミョンフンを恨む事をやめるのは、勿論難しい決断でした。でも、もう、ミョンフンとは関わりを持たない人生を歩きたくなったのです。
「始めた事に、ケリをつけに来ました。」
許したわけではありませんでした。ただ、恨む事をやめるというだけです。ソウのためにも、自分やジフンの為にも。
ミョンフンに腫瘍が発見されました。
ずっと頭痛を訴えていたのですが、検査を先延ばしにしていましてね。
ようやく周囲にせっつかれて検査した結果、発見されたのです。かなり深刻な状況でした。
腕利きのジフンでさえ、困難な手術だと思われるほどです。
ソウも、その報告を受けていました。
深刻さは充分理解できました。調べれば調べるほど、その重篤さが分かりました。
へジョンに聞きました。
「おばあさんががんだと聞いた時どうだった?」
目の前が真っ暗になって泣き続けたわ・・・とへジョン。
その時、ソウの様子がおかしいのに気がついたへジョン。何かあった?・・・と聞きました。
その時、救急から連絡が入りました。
ミョンフンが運ばれて来た・・・と。
ソウの涙の理由が分かりました。
チン理事長は、ジフンにミョンフンの手術を依頼していました。
確かに、今、この病院で任せられるのは、ジフンしかいないでしょう。でも、ミョンフン自身がそれを望むかどうか・・・です。
さぁ、最終話です。
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