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ヨングンが心配なハン・テジュは、手の怪我の治療と言う口実で家を訪ねました。
チョ・スヨンにも声をかけました。彼女も心配だったので、否はありませんでした。
2人のお陰でヨングンは心が少し落ち着いたようです。
ところが、2人を見送った直後、チャン・へリョンがやって来たのです。もう釈放されたってことです。どーいうこと?
謝りに来たと言いました。
そう言いながらも、ヨングンを襲わせたのは突然訪ねて来て不安になったからだ・・・等と言い訳にならないことを言うんですよ。口先だけの謝罪は、全くヨングンの心に響いて来ません。
ここに来るのもかなりの決心が必要だったと言いました。チャンサ会に知られたら、自分の命が危ないと言う事です。
やっぱり、自分の事しか考えていませんね。
ヨングンは揺るぎません。自白してください・・・と言いました。
殺したいほど憎いチャン・へリョンを殺さない理由はただ一つ、父の無実が証明されないからなんです。
ハン・テジュの事務所の机の上に、誰かの親指が置かれていました
これは高麗クリーニングのパク代表のものだと後で分かりました。行方不明になっているようです。
警告ですね。
ハン・テジュはすぐにヨングンの無事を確認しました。
今一番危険なのはヨングンだと思ったからです。無事だと分かってほっとしました。
防犯カメラの映像から、他にも“亀”が存在していることが分かりました。
パク次長からヨングンに電話が入りました。
チャン・へリョンの犯行の証拠を持っていると言いました。
でも、ヨングンは惑わされたくないと、話の途中で電話を切りました。
ヨングン父が契約した貸金庫の存在が明らかになりました。
先だって、不在通知が入っていたのは、それです。
ト・チグァンが不在通知カードを持って帰ってましたが・・・。
貸金庫に入っていたのは、手紙とレコーダー。
万が一の時のために、ヨングンに宛てて残していたのです。
レコーダーにはヨングン父の声でチャンサ会について吹き込まれていました。
チャンサ会を作ったのは、ヨングン父でした。
犯罪者を捕まえても釈放されてしまう挫折感から脱法的な捜査をする集まりが作られました。問題が起きたら辞めて商売でもしようかと思って“商売会(チャンサ会)”と命名したくらいなので、最初から大きな目的があって組織されたものではなかったのです。
ト・チグァンもこの結論に達していました。
パク次長にその意見をぶつけました。
昔の彼らの捜査チームは検挙数全国一になったようです。それによって皆、判断力が鈍ってしまったとト・チグァンは言いました。調子に乗ってたってことでしょうかね。自分たちは正義を行っているのに・・・と。
15年前、ヨングン母の事件の日。
ヨングン父にチャン・ヒョング刑事からメールが届きました。その時、チャン刑事は失踪中でしたから、不審に思ったヨングン父は家を訪ねたようです。
チャン刑事の車を発見し、ダッシュボードに拳銃が入っているのに気が付き、それを持ち帰りました。
失踪はヨングン父のせいではないかと疑われていたようです。
だから、ト・チグァンはヨングン父を見張っていました。
チャン刑事の車に乗り込んで何やらごそごそしてるのを見たら、疑惑はいっそう募りますわな。
ヨングン父に事実を話してくれと詰め寄りました。でも、ヨングン父は自分が何とかすると言ってト・チグァンを置き去りにしていってしまったのです。
ト・チグァンの疑いはこれで決定的になってしまいました。ヨングン父がチャン刑事を殺した・・・と。
そして、ヨングン母の事件が起こったのです。
いろんな勘違いや誤解、そして証拠の捏造等々によって、ヨングン父は無実の罪で服役することになってしまったのです。
チャン刑事を殺したのはパク次長でした。
チャン刑事はチャンサ会の存在に薄々気づき始めていました。
容疑者が失踪してしまう事が続いているのは、その組織のせいだと。
で、パク次長を問い詰めたのです。
パク次長は自分がしたことだと正直に答えました。まぁ、自分のしたことは正義であって、誇れる行動だと、誰にも出来ない事を自分がしていると言う間違ったプライドを持っていたからですね。
でも、キャリア組じゃないパク次長じゃなく、エリートのヨングン父の仕業だと思い込んでいたのです、チャン刑事は。
パク次長は常々学歴に引け目を感じていたから、チャン刑事にバカにされたと余計に怒りが爆発したようです。
ノンキャリアの自分が組織をまとめているのに・・・と。
その場で殺してしまったのです。
ト・チグァンがそれを突きつけても、パク次長は全く反省の色は見せません。今でも自分は正義を行ったんだと思っているのです。
ヨングンは事実を知り、流石にショックでした。
父がチャンサ会を作ったということは、十分彼を打ちのめしました。
でも、父の後悔は伝わってきました。
“これからは自分の事だけを考えてやりたいことをやれ。今日の一仕事を終えて食卓でお前に話せることを望む”
最後にそう吹き込んでいた父。息子に全てを打ち明けるつもりだったと分かりました。
でもその前に殺されてしまったのです。
父は帳簿の原本データの入ったUSBもありました。賢明に使ってくれ・・・と。
ここで事実が一つ判明。
ト・チグァンはやはり殺人事件の捜査のためと言って、ヨングンより先に貸金庫の中身を見ていたようです。
銀行側も、警察だということで相続人の有無を確かめることをせずに見せてしまったようです。
で、素知らぬ顔でヨングンの報告を受けたのです。
ホント、分からない人間ですわ、ト・チグァンも。
レコーダーの父の証言を元に、パク次長が父を裏切って犯行を重ねた黒幕だということで逮捕しようと言いました。チャン・へリョンも逮捕できると。
でも、ト・チグァンはヨングンに選択権を渡しました。お前が決めろと。
ヨングンは帳簿のデータを確認しました。
チャンサ会メンバーのそれぞれの性格、履歴が詳細に載っていました。捜査の過程での証拠捏造等の不正に関しても。
決断しました。
父は自分のために15年も服役しました。自分も父のために出来る事はしたい・・・と。
ヨングンはパク次長に会いに行きました。
郊外に養魚場を持っているとデータにあったので、そこに向かったのです。
彼が到着するとすぐ後に、ハン・テジュとジェシクもやって来ました。
ヨングンが心配だったのです。ト・チグァンからも頼まれていました。
そこで彼らが発見したのは、パク次長の遺体。
ヨングンは意気込んでやって来たのに、ここで道が断たれてしまった感じをうけました。
ハン・テジュからこの報告が入った時、ト・チグァンは庁長と会っていました。
パク次長との会話の録音を聞かせました。殺人を認めた自白と言えます。大きな証拠です。
チグァンは、パク次長がチャンサ会のボスだと言いました。
それが、上層部の満足する収拾法じゃないかと。
でも、ボスなら上層部の弱みも握っている可能性大で、逮捕したことでそれを喋らないとも限らないんじゃ?・・・と言いました。
そこに、パク次長の死が伝えられたのです。
庁長の不安は杞憂に終わりました。
思わずト・チグァンは笑ってしまいました。
あまりにもタイミングが良すぎるからです。
「パク次長をボスとして収拾して。上にもそう報告する。」
と、庁長は言いました。
検死の結果、パク次長の死因は心臓麻痺だと思われたのが、殺人だと判明しました。
別の証拠からも他殺がはっきりと証明されました。
ト・チグァンがあらかじめパク次長の老眼鏡に特殊蛍光物質を塗っておいたのです。紫外線で照らすと、触った手で触れた場所が青白く光りました。
それは取れないんだそうで。
パク次長の行動から、チャン・へリョンの犯罪の証拠が隠されている場所を特定しようと思ったのです。それが功を奏しました。
殺人犯にもついている可能性大です。
ヨングンとチョ・スヨンはすぐにチャン・へリョンに会いに行きました。
チェックしたのですが、まったく光りません。
でもね、ヨングン、うっかりして紫外線じゃないライトを当ててしまっていたのです。
チョ・スヨンに指摘され見ると、自分の手が光っているじゃありませんか。
今、チョン・へリョンに触れた手が。
ヨングンは家に駆け付けました。
そこには、至る所に蛍光物質が光っていました。
愛する娘の頭にも。
動かしようのない事実でした。
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