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日本史もあやふやになって来た私。韓国史など、何度聞いてもすぐに忘れてしまいます。李氏朝鮮辺りならドラマになることも多く、王様の名前も少しは馴染んで来ましたが、三国時代になると・・・もうねぇ
詳細に知らなくても、だいたいの事を把握していた方が、ドラマの理解が進むと思います。
興味のある方は、こちらからどうぞ『三国時代』 『高句麗歴代王』
6世紀半ばの高句麗が舞台。王は第25代平原王。
平原王は、強力な勢力を持つ部族たちに押され、思うような国の統治が出来ていません。
命すら危険になるのでは、保身に走っても仕方がないようです。
愛するヨン王妃すら、家臣や側室の言葉に惑わされて疑ってしまうのですから。
ヨン王妃=キム・ソヒョンさんは王権が弱体化しているのを、じっと見ている事が出来ません。
思うがままに勝手な振る舞いをし、王を操る部族を何とかして押さえようとしていました。
平原王とヨン王妃の長女が王女ピョンガン。
ピョンガンもまた、部族たちがまるで王のように振舞うのが悔しくてなりません。
次期王になり国と民を守りたいと言う強い思いを抱いています。
だから、武芸も習っているのです。
武芸の師匠は、コ・ウォンピョの息子コ・ゴン。どうも、ピョンガンを想っているようです。
ある日、また部族たちが難題を平原王に吹っ掛けて来ました。
塩の専売権を3部族に永久に与えてほしいと言い出したのです。
ソノ部族、クァンノ部族、そしてケル部族です。
高句麗には5つの部族がありました。上の3つの他、チョルロ部族と、スンノ部族がありました。
この中で中心となるのが、ケル部族。
平原王もケル部族です。
部族長のコ・ウォンピョは、平原王の側室チン妃と手を結んでいます。ちなみに、チン妃はクァンノ部族長の娘です。
ヨン王妃はチョルロ部族です。
コ・ウォンピョは、兵を率いて平原王を威圧し、専売権を得ました。
それを知ったヨン王妃は、他の部族に協力を求めるため、視察を口実に地方に出立しました。
平原王も、ヨン王妃からあらかじめ本当の目的を伝えられていました。
ピョンガンも同行しました。
ヨン王妃が向かった先は、スンノ部族。部族長のオン・ヒョプに会おうとしていたのです。
オン・ヒョプの長男がオン・ダル。
オン・ダルはある日、父の大切な宝剣を持ち出しました。
重くて大きな剣です。オン・ダルは満足に振る事すら出来ません。
父オン・ヒョプは、オン・ダルを試しました。それが出来たら、この剣をやると。
しかし、失敗。
オン・ヒョプは、宝剣を岩に叩きつけ、真っ二つに折ってしまいました。
剣を埋めさせたオン・ヒョプ。
埋めた場所は、特別な場所のようですが、オン・ヒョプはそれが何なのか、まだオン・ダルに教えてはくれませんでした。
いつか立派な武将になった時に、教えてやる・・・と、言いました。
ヨン王妃の留守中、チン妃は平原王にあれこれと噂を吹き込んでいました。
ピョンガンは平原王の娘ではなく、チョルロ部族のウォルグァンの子ではないか・・・とか。ウォルグァンは元は武力に優れた将軍でした。
ヨン王妃が結婚したあと、出家したのも傷心のためではないか・・・とかいうものです。
そこに、ヨン王妃がウォルグァンのいる寺に向かったと言う連絡が届いたのです。これ、嘘ですよね。
平原王の嫉妬心は爆発。とても冷静に考えられる状態じゃなくなってしまったのです。
おまけに、ヨン王妃の部屋からウォルグァンへの恋文が発見されてしまいました。これも、コ・ウォンピョがチン妃に命じて隠させたものです。
平原王は、これで気持ちがぷつん・・・と切れてしまいました。
なんと、ヨン王妃とウォルグァンの殺害を命じたのです
これを待っていたコ・ウォンピョ。
即、出兵しました。
その頃、ヨン王妃とピョンガンはスンノ部族のオン・ヒョプの元に。
オン・ヒョプこそが、コ・ウォンピョよりも強い人物だとヨン王妃はピョンガンに言いました。
コ・ウォンピョは王座を狙っているとヨン王妃は読んでいました。
だから、暴挙を抑えるためにも、オン・ヒョプに出兵してほしいと頼んだのです。
しかし、オン・ヒョプは生粋の武人。政治や権力には全く関心を持っていません。
ピョンガンが、コ・ウォンピョとチン妃が密会していたことを話すと、ヨン王妃の血相が変わりました。
何か企んでいたに違いないと思ったのでしょう。
ヨン王妃の不安は的中。
スンノ部族にコ・ウォンピョ率いる兵が攻めて来たのです。
無抵抗な村人たちを次々に殺し始めました。
ヨン王妃を殺し、その罪をスンノ部族になすりつけるつもりなのです。
オン・ヒョプはヨン王妃に寺に避難するよう言いました。
しかし、ヨン王妃は従いませんでした。原因は自分にあるのに、民を見捨てては行けないと。
ヨン王妃は、オン・ダルにピョンガンを託しました。
形見の守護石のネックレスをピョンガンに持たせました。
オン・ヒョプは、息子に任務を必ずやり通すよう命じました。
まだ事を収められると思っていたヨン王妃は、コ・ウォンピョからこれが平原王の命令だと聞き、覚悟を決めました。
勇敢に戦ったヨン王妃ですが、とうとうコ・ウォンピョの矢で殺されてしまったのです。
そして、オン・ヒョプは家臣と村人を助けるために、逆賊の汚名を着る決心をしたのです。
必死に逃げたピョンガンとオン・ダル。
しかし、途中の崖で、オン・ダルは縄が切れて川に転落。生き別れてしまいました。
ピョンガンは、一人必死に崖を這い上がり、逃げました。
しかし、逃げ込んだ先の寺は既に修羅場。
平原王が寺にウォルグァンを殺しに来ていたのです。
僧侶たちが次々に殺される様を見たピョンガン。父平原王の血にまみれた姿を見て、ショックのあまり、気を失ってしまったのです。
ピョンガンの靴が崖の途中で見つかりました。
それによって、ピョンガンは川に転落して死んだということになったようです。
ピョンガンを救ったのは、ヨム・ドゥクと天誅房の一味のようです。
記憶を失ったピョンガンは、8年後、天誅房で殺し屋として生きていました。
名前はカジン。
天誅房は、王族を狙う暗殺集団です。
ヨム・ドゥクは悪夢にうなされるカジンを常に心配しています。カジンは本当の父親だと思っています。
酷い熱病にかかったためにそれ以前の記憶が曖昧だと、ヨム・ドゥクはカジンに説明してあるようですね。
高句麗軍に家族を殺されて彷徨っている時に、天誅房によって保護されたということになっているのです。
ある時、カジンは、女性や生まれたばかりの赤ちゃんすら殺してしまうやり方に反発を覚えました。
もう血はみたくありません・・・とカジンは頭のトゥ・ジュンソに言いました。
これからは、父とひっそりと生きて行きたいと。
トゥ・ジュンソは頼みを聞き入れると言いました。最後の仕事が、平原王を殺す事だと。
カジンは使命を果たすため、出発しました。
その途中、オン・ダルとひょんなことから再会したのです。
勿論、カジンにオン・ダルの記憶はありません。
しかし、オン・ダルはカジンの被ってる笠の下から覗き込むように見て言ったのです。
「お前、知ってる。俺、お前を知ってる。」
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