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6年前、ウイン父とウインが乗った車が大事故を起こし、ウイン父は即死。ウインは重症を負い意識不明となりました。
ウイン父の死によって機密漏洩等の事件は収束しました。
そして、IMディフェンスは、買収され、新たなオーナーとなったのが、ノ・ファヨン・・・ノ将軍だったのです。
ヨン・ムングは当時ウイン父の事件の担当検事でした。
上手く収めたことでノ・ファヨンから報酬として、法律事務所を与えられたのです。
軍人である自らが経営の前面に出ることはできないので、入隊までの間、テナムにIMの会長を任せました。
テナム入隊後は、ヨン・ムングに任せようと思っていると言われ、ヨン・ムングはノ・ファヨンの忠実な犬となったのです。
べマンが忘れていた記憶をほぼ取り戻したと知ったウイン。
自分の父の事故の話をしました。
事故から1週間後、意識が戻ったウインは悲劇を知りました。
父の死が事故死などでは無く殺人だと知ってからは、ただひたすらにリハビリに励み、もう復讐だけしか考えられなかったと言いました。
準備を整える過程でべマンを知ったと言いました。
「何も知らず奴らの群れの中にいる私と同じ運命の人。私には、ト軍検事が必要です。」
しかし、べマンは言いました。
真実を知ることは俺には何の意味も無い・・・と。親の顔も思い出せないと。
「不確かな過去に縛られたくない。」
そう言って、ウインに背を向けました。
しかし、本当はありありとあの事故の日の事を思い出していたのです。ノ将軍の笑みも。
結局、べマンは除隊しました。
軍検事としての活躍によって、厚遇で弁護士事務所への就職も決まりました。
しかし、気分は晴れません。
ウインは正直、ガックリしました。
真実を知れば、その時点ですぐに自分と同じ行動をとってくれると期待していたのです。
が、今はまだ混乱しているんだと考えるようになりました。
ト刑事が、ノ・テナムの暴行事件の捜査資料を軍検察に持って来ました。
入隊したことで、今後は軍検察で捜査されるからです。
ト刑事は、べマンが悩んでいる事に気づいています。法律事務所に就職しても、嬉しそうじゃないからです。
出勤初日、べマンを待っていたのは“依頼人”カン・ハジュン。
勿論、弁護依頼ではありません。
ハジュンは、べマンの両親の事故の相手がノ将軍だったと話しました。その後運行日誌を改ざんしたことを、ある人が摘発したと。
「事故の原因は整備不良だとノ将軍は主張したが、現場にスリップ痕が残っていて、それは直前までブレーキを踏まなかったからだ。これらの証拠を軍隊が破棄した。腐った軍検事の仕業だ。」
そして、日誌の改ざんを摘発したのが、ヨム捜査官だと。
「未解決の過去からは、逃げられない。」
そう言って、カン・ハジュンは帰って行きました。
べマンは、すぐにヨム捜査官に会いに行きました。
「俺は何を忘れているのか、教えてください。」
とべマンが言いました。
本当に、ノ将軍が故意に事故を起こしたのですか?と、べマン。
「その答えは、20年前、お前が教えてくれたんだ。」
と、ヨム捜査官は言い、その時の話を聞かせてくれました。
事故直後、呆然と座り込んでいた血まみれのべマン。
ヨム捜査官が、慰めるようにべマンにこれは事故だから・・・と話しかけると、べマンは首を横に振りました。
右手の人差し指を折り曲げて、言いました。笑ってた・・・と。
そして、指差したのです、ノ・ファヨンを。
「あの軍人のおばさんが。」
と。
べマンが1人お酒を飲んでいるところに、以前、襲って来たヤクザ者たちがやって来ました。
アン兵長から命令されてべマンを襲った者たちです。ウインにぼこぼこにされた奴ら。
苛立っていたべマンは、ヤクザ者たち相手にまた大立ち回りを演じてしまいました。
何も知らなかったとはいえ、両親の仇であるノ将軍の息子テナムの手先となってしまっていた自分に嫌気がさしたようです。
目の前のヤクザがノ将軍のように見え、めちゃくちゃに殴りつけてしまいました。
べマン、一人泣きました。
それを、遠くからウインは見つめていました。
ところで、入隊したテナムは、軍隊生活の何もかもが気に入りませんし、慣れません。
生意気な態度を取りますが、許されるわけはなく。
テナム一人のせいで連帯責任を負う事になるので、同じ隊の訓練兵たちからは総すかんを食ってます。
拒否できないと徐々に分かって来たテナムは、仕方なく訓練を受けますが、劣等生であることに変わりはありません。
そして、テナムの裁判が始まったのです。
そこに現れたのが、べマン。就職したばかりの法律事務所はとっとと辞めて来ました。
非公開で行われる筈の裁判なのに、傍聴席は軍人で満席。上段にはノ将軍が睨んでいます。
検察にとっては完全アウェーです。
何故戻ったのですか?と、ウインが小声で聞きました。
「両親を殺したのはノ将軍だった。お前の言うとおり。両親の事件に関わった奴らと俺を邪魔する奴らを潰してやる。」
主にウインがヨン・ムングと対決し、べマンはテナム側の主張やノ将軍をはじめとした法廷の雰囲気を観察していました。
第一審は完全に被告側有利で終わりました。
べマンは、ヨン・ムングに戻った理由は、いずれ分かると言いました。
きちんと頭を下げて謝り、にこやかに話すべマンの様子を見て、以前のように自分の駒となる決心をしたとヨン・ムングは思い込んだようです。
そこで、べマンはさりげなく聞きました。
「裁判の決定打はアレですよね?ノ・テナム会長の暗部を暴くんですよね」
ヨン・ムングは驚きました。そして、べマンを敵に回したくは無いと言いました。
何のこと
べマンは、ウインにこの裁判は負けが決まっていると言いました。
ウインには意味が分かりません。
2審が開かれました。
ノ将軍は傍聴に現れませんでした。ヨン・ムングが出席を止めたのです。母親には見せたくない裁判になるからと。
証人として呼ばれたアレンは、あらかじめヨン・ムングに言い含められていました。
全ての罪をかぶれと。ま、脅されていたということです。
アレンは、自分が暴行し、テナムは自分に脅されてそれを撮影していただけだと証言したのです。
べマンは、あまりにも出来すぎの裁判ショーのように見えたようで。思わず苦笑してしまいました。
「被告は、性的暴行に加わっていません。」
ヨン・ムングが主張しました。
ウインが推測に過ぎないと反論すると、ヨン・ムングは医療記録を提出しました。
なんと、テナムは性機能障害だと記されていました。
テナムはショックを受けました。
まさかそんな事を公表されるなんて、思ってもみませんでした。
傍聴席の軍人たちが一斉に嘲笑しました。
耐えられなくなったテナムは、ヨン・ムングにつかみかかりました。
そしてそのまま、法廷から退席させられたのです。
テナムは暴行の罪に対して、無罪が言い渡されました。
検察は負けたということです。
落ち込むウインに、べマンが言いました。
「俺が戻った目的は、ノ・テナムじゃない。よく聴け、今から俺はお前の猟犬になる。」
裁判の勝利で、ヨン・ムングは良い気分でお酒を飲んでいました。
IMディフェンスの会長の座も約束されたようなものですから。
なのに、その時、そんな祝勝気分をぶち壊す連絡がノ将軍から入りました。
テナムが脱走したと言うのです。
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