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突然のソンイルの言葉に、流石のジョンドも驚きました。
その額が500億と言うのを聞いて、いっそう驚きました。その額を考えると、これまでとは比べ物にならないくらい危険だと感じました。
でも、ソンイルの目は真剣でした。
仲間たちも、最初は乗り気じゃありませんでした。
でも、500億という金額を聞くと、流石に驚き、乗って来ました。500億なんて仕事、そうそうありませんよね。ワクワクしたのかも。
市長はパン・ピルギュに会っていました。
やはり今回の事は黙って見過ごすことは出来なかったのです。人が一人死に、職員一人が重傷を負い、課長が辞めたわけですからね。
でも、ピルギュは主人が自分に噛みついた犬を始末するのは早い方が良いと言って、全く意にも介していません。
すると、市長は言いました。
「大抵の人は、相手に渡した金額も忘れて無理な要求をするモノです。つまり、分別が無い。パン社長はどうです?分別はありますか?」
ムッとしたピルギュ。
自分とチェ会長を馬鹿にしているのか?・・・と。
「あなただけです。あなたとチェ会長は違う。今後は脅迫では無く、きちんと頼んでください。そうすれば、助けていただいた分はお返ししますよ。」
市長、凄いです。ピルギュ相手にこんな堂々と、向こう見ずとも受け取れる言葉を告げたのですから。
でもやはりピルギュも言いましたね。
「私は人に頼み事をした事は無い。だから私のやり方を貫く。6年前のように。」
6年前の事件、ミンシクの事件でしょうね。これに市長も関わっているってことなんでしょう。こうやってちくちくと持ち出すからには。
ジョンドたちは作戦を練り始めました。
ところが、ピルギュについてはあまりにも資料が少なくてね。どこから攻めれば良いのか分かりません。
で、娘と息子から攻めることにしました。
ところがこの二人も殆ど外出をしないと分かりました。
娘のミナと息子のホソクが経営しているのは、マルチ商法の胡散臭い会社。
そこで闇ルートの商品を売らせ、販売成績の悪い者には知り合いを勧誘させるわけです。そうやって被害は広がる仕組みになっていました。
勧誘した人は給料がアップするので、必死に勧誘するわけです。そして、商品を買い取らせたりし、資金が足りなくなったら、知り合いの貸金業者から借金をさせる。その貸金業者の代表というのが、ウヒャングループのチェ会長なのです。
まったく、上手く作ってるもんです。
一方で、アン局長は1課のぺク課長から、マ・ジンソクがソンイルの仕掛けた詐欺に引っかかって、結局滞納していた税金を支払うことになったらしいと報告を受けました。
で、3課の滞納者リストを調べてみると、そのほとんどが完済していることになっていました。
ところが、当人は支払った覚えは無いという返事ばかり。
つまり、彼らは滞納金額分の詐欺に遭ったと言う事です。そしてその金額は、市庁に滞納分の税金として振り込まれたという筋書きだったのです。
アン局長、危機感を感じました。
市長がソンイルの懲戒処分を撤回したことも気になっていましたからね。
ジョンドたちは作戦を開始しました。
ミナとホソクの双方から接触を持とうとしました。
ミジュはマルチ商法の会社に入り、売上成績を伸ばし、上司の目に留まるようにしました。ホソクに報告してもらうためです。
商品は、ノ先生の資金によって購入され、施設等に配られました。
で、ある時、上司から優秀な販売員がいると報告を受けたホソクから呼び出しがかかったのです。
つながりが持てました。
ソンヒは辞めたカン課長を訪ねました。謝りたかったのです。
その時、カン課長の口から市長とパン・ピルギュにはつながりがある事を聞きました。
ピルギュの後ろ盾になっているのが、市長だと。6年前、ミンシクが犠牲になったのも、そのつながりの所為だと市庁内部では周知の事実だそうです。ただ、ソンヒは知らなかっただけで。
ジョンドは拘置所に父を訪ねました。
相変わらず何も喋らない父で、表情も変わりません。
でも、ジョンドがサ刑事を捕まえさせ、後二人に対しても、そろそろ始める・・・と言った時、父の口が動いたのです。
「やめろ。やめるんだ。息子。」
ジョンドの目を見つめました。
ジョンドは久しぶりの父の声に感動しました。自分で決めるよ・・・とジョンドは言いました。
パン・ピルギュが公開税務法廷を申請しました。
どうもこれは税金についての不服がある場合、法廷で争うって権利のようです。それをピルギュが申請したことを、職員たちは納得できないでいました。
カン課長やチャンホが犠牲となっているのは全てピルギュの所為だと誰もが分かっているのに、手を出せないなんて・・・。で、追い打ちをかけるように、滞納分は請求も出来なくなる可能性もあるってことですね。
ピルギュの息のかかってるぺク課長が、注意したので、余計に苛立つ職員たちでした。
ソンヒは何もできないんだから、内輪もめはやめようと、辛いだけだと止めました。
皆分かっていました。
ミナがジョンドを中国人事業家だとホソクに紹介しました。
会社の商品を大量に買ってくれたのも、ジョンドだと。
で、事業説明会に行くとミナが言ったら、ホソクは自分も同行すると言ったのです。引っかかりましたね。
後はジョンドたちのチームプレーの見せどころ。
ホソクをまんまと騙し儲かる投資話を信じさせたようです。まだお金は動いていませんが。
そして、ノ先生たちは、青磁が好きだというミナを、騙そうと大がかりな仕掛けをしています。
ところが、この動きを、またもサ刑事が掴んでいました。
ピルギュを頼ったのですが、無下に断られてしまいましてね。
何とかしようと部下をジョンドたちに貼りつかせているのです。
で、ソンイルを連れて来させましたよ。
まだ観念してないようですね、サ刑事。
いったいジョンドとどういう関係があるのかしら。
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