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ジホとジウンの出会いは、受験生の時の考試院でした。
粗末な狭い部屋とて、夏はドアを開けっぱなしでいなくちゃ、勉強も出来ない状況でした。
女の子の一人と言う事で、アジョッシが覗き見たりすることもあって。
偶然前の部屋だったジホが何度か見かけ、アジョッシを追い払ってあげた事が切っ掛けでした。
妹だと、ジホ。
どちらも“チョン姓”でしたから。
2人とも勉強に励み、一緒に考試院を出られました。勿論、大学に合格したからですよね。
出る日、ジホは、ジウンに告白しました。
しかし、ジウンの言葉は
「愛された事のある人しか人を愛せないの。」
これは、ジホにとって一番深い傷となりました。
その後、どういう経緯で結婚、そして離婚するに至ったかは、まだ明らかになっていません。
とにかく、今現在は、元妻、元夫という立場でした。
ジウンは、屈託のない明るい笑顔でジホに手を振りました。
しかし、ジホは全く反応を見せません。
「サンウンさん、僕と一緒に帰りましょう。」
そう言って、ジホはサンウンの手を取り、ホテルを出て行きました。
ヘジンは勿論止められませんし、ジウンは理解出来ずにあっけにとられてしまいました。
説明を聞きたいですね・・・とサンウン。
随分前に結婚し、7年前に離婚しました・・・と、ジホは説明をしました。
今はもう何の関係も無い・・・と。
サンウンは言いました。
「私が聞きたかったのは、何故私に会いに来たのかということです。そして、どうして一緒に帰ろうと言ったのか。」
ジホは言葉が出ませんでした。平静を装ってはいましたが、ジウンの出現に動揺したのは間違い無いようです。
ジホはスピーチ教室のキム講師に話を聞いてもらいました。今じゃ、スピーチを習うと言うより、人生相談してもらう相手になってますね。
ジホは、サンウンに話すべきだったジウンとの出会いから結婚、離婚に至る話をキム講師にしました。
それ以来誰にも心を動かされた事は無かったのに、制御不能となったのは今回が初めてだとジホは言いました。
そして、今回は逃げないと心に決めたのに、突然前妻が現れた・・・と。
「何故彼女を引き留めたいのですか?」
と、キム講師。
「彼女のいない人生は耐えられません。」
「ブラボー答えが出たわ。彼女にそう言えばいいの。」
ふっと嬉しそうに微笑んでキム講師が言いました。
ジホが悩んでいるのは、自分の感情と言うより、サンウンの見せる好意と言うのが、仕事上のモノなのか、本心からのモノなのかが分からないということでした。
その時突然その場に上司が現れました
なんとキム講師、ジホの上司の妹だったのです
どうも、上司のキム部長がジホの人格を心配して、妹にそれとなく診断してほしいと頼んでいたみたいですね。
結局、キム部長やキム講師と一緒に飲めないお酒を飲んでしまったジホは、でろんでろんに酔っぱらって帰宅。
ところが、向かった先は、サンウンの家。
サンウンの家の近所の公園でサンウンとヘルメット姿の不審な人物を目撃したジホは、誤解してヘルメット男に掴みかかっちゃった。
ヘジンなんですけどね
でも、力尽きてその場で眠り込んでしまいました。
仕方が無いので、ヘジンは知り合いのフードトラックをやってるアジョッシを呼びました。
キャンプ場のような場所に移動し、そこでちょっとしたパーティを。
ジホは寝たままですが
ヘジンとサンウンは、財閥一族から逃げようとしている、或いは、逃げた経緯があります。
だからこそ分かり合える感情というモノもあります。
ヘジン、つい、サンウンにkissしてしまいました。
それを、朦朧とした意識の中で、ジホは見てしまったのです。
ヘジンの家に契約のために来たジウンと、ばったり会ってしまったジホ。
避けようとしたジホを、話があるとジウンが言いました。
ジウンは、昔ジホを傷つけた事を謝りました。
ジホが住んでいるこの家は、ジウンが住みたいと願っていた家だったようです。契約を済ませた日、ジホはジウンから離婚を告げられたのです。
一度は全て処分しようと思ったのですが、結局、ジホは住み続ける決断をしたのです。
それを知ったジウンは、ジホが自分を待ち続けているのでは?と思いました。
でも、ジホはキッパリと言ったのです。
「この家は結婚生活を送るための家だ。今も住んでる、妻と。5年になる。」
この会話を、サンウンが聞いていました。
ジホの言葉を聞いて、微笑みました。
どんな女性か気になると、ジウンが言いました。
「教えようか?12回離婚した、結婚が仕事の女性だ。見る目が無い僕の再婚相手にぴったりだろ?」
ショックでした、サンウン。
事実です。事実だけど、ジホの口から聞きたくはありませんでしたよね。
2人に背を向け、帰ろうとしました。
その時、ヘジンから電話が入りました。
今日は行けそうにない・・・と、サンウン。
そして、会って話すつもりだったけど・・・と言い、今朝の事は私のミスだったと言いました。
「ごめんなさい。」
ヘジンはすぐにキスの事だと察しました。でも、確認したくなくて、別の失態のことかと聞きました。
「そうよ。」
と、サンウンもヘジンの誤解を受け入れました。やっぱり傷つけたくは無かったってことでしょうか。
ユ・ミホは、ネットニュースに上がっているヘジンの結婚の話題を知り、その相手がサンウンだとすぐに察しました。
サンウンをカンジングループと縁づかせたいとまだ諦めていないミホは、ほくそ笑みました。
やっぱりサンウンも気づいたんだと思い込みました。財閥の有難さに。
ヘジンは、また両親に呼び出され、財閥との結婚をごり押しされました。
結婚を約束している相手がいると言っても、納得してはくれません。なにせ、素性を明かしていませんからね。
兄のソンジンは、ヘジンの味方をするような言動をとりますが、その裏に後継者争いの魂胆が垣間見えて、ヘジンは信用する気にはなれません。
却って、ソンジンに皮肉を込めて話してしまいましたよ。
相手はイナグループの娘ジェイミーだと。
だが、結婚する気は無い。なぜならば、計算高い人間じゃないからと、ヘジン。
ただ、ソンジンの話を聞いていると、親孝行したくなる・・・と。
ソンジン、愕然としました。
サンウンは、悶々としているのが嫌で、ジホに怒りをぶつけました。
ジウンにサンウンのことを“12回離婚した女性”と言っていたのを聞いたと。
ジホも珍しく語気を荒げて、ヘジンとのキスの事を持ち出しました。
ヘジンとジウンの前から、サンウンを連れ帰った時、ジホは告白するつもりで行ったのに、前妻が現れてそのチャンスを潰されるかと思った・・・とジホは言いました。
そして、サンウンにキスしたのです。
やっと気持ちを告げる事が出来ましたね、ジホ。
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