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ミョンジンの研究所に戻って、内務長官の娘の急死事件の検討を始めたファン、ジェイ、ミョンジン、そしてガラム。
ミョンジンが、ずっと気になっていたことを口にしました。
ジェイが遺体から腕輪を抜き取った件です。
それを見ても咎めなかったファン。そして、ガラムもその事情を知っていると思われること。
ファンは仕方なく事情を打ち明けました。ほんの一部ですが。
腕輪は、ミン・ジェイのモノだと。
シム・ヨンがジェイに渡したモノだと。
ミョンジンは、重要なのはそれじゃないと言いました。
つまり、この腕輪がミン・ジェイのモノだとどうしてジェイもファンもガラムも知っているんだと言う事です。現場ですぐに見分けた理由ですね。
流石です、ミョンジン
答えに詰まる3人。
咄嗟にファンが言いました。世子様にシム・ヨンの腕輪を見せてもらったことがあると。
ジェイもガラムと話を合わせました。
ミョンジンが納得できる話じゃありません。
グダグダですから
で、ミョンジンが結論を出しました。
この中に世子様がいる気がすると
で、出した答えが、ジェイ=世子様というもの
ジェイの前に跪き、挨拶をしようとするミョンジン。
ジェイの手を取って、必死に縋ろうとするのを、ファンとガラムがこれまた必死に阻止しようとして、まぁ、はちゃめちゃ
でもね、これはミョンジンの作戦だったのかも。
ジェイの手を取って、それが女の手だと察したからです。
ただ、ガラムが自分の手を触らせて、女のような手をした男もいると言ったため、ミョンジンは更に悩み始めました。
ファンもまた、今日の騒動で、ミョンジンの弟子がジェイの侍女だったチャン・ガラムだと確信しました。
ファンは、ガラムが罰を受けるのを分かっていて、何故自分の傍におくのかとジェイに言いました。
役所に出頭させたら、奴婢になることはあっても、重い罰を受ける事はないと思われるからでしょうね。
しかし、ジェイは言いました。
ガラムに行く宛てが無いと。そして自分が今こうして生きているのは、ガラムが逃がしてくれたからだと。
「私は、ガラムが帰る場所を取り戻したいんです。世子様、ガラムも守ってやってくれませんか?」
その時、ジェイはふいにシム・ヨンが自分の腕輪に触れた事を思いだしました。事件の日、食事の支度をしている時に。
ミョンジンの研究所に急いで引き返しました。
そして、腕輪を確かめました。
すると、飾りの一部が動くようになっていて、中に毒を忍ばせることが出来るようになっていたのです。
シム・ヨンの腕輪には、そう言う細工はしてありませんでした。
つまり、シム・ヨンは最初からジェイに一家惨殺させる計画だったということです。
ジェイはショックでした。
これで、内務長官の娘が死んだのは、誤って腕輪の中の毒を口にしてしまったからだと想像できました。
ミョンジンは、すぐにでもミン・ジェイの無実を訴え出なくてはと言いました。
しかし、これだけの証拠では不十分です。
腕輪はシム・ヨンとジェイの愛の証だと受け取られています。だから、2人で共謀したと思われるのが落ちです。
シム・ヨンは既に死んでしまっていますし。
2人は本当に恋人同士だったのかと、ミョンジンがファンに聞きました。
「違います」
思わず、ジェイとガラムが声を大にして叫びました。
この瞬間、ミョンジンはコ内官=ミン・ジェイだと確信したようです。
他に自分に話していない事があるなら、全部話してくださいと、ミョンジンが言いました。
ファンは、ジェイの家でも祈祷師の時と同じ牡丹の花が燃やされていた事、シム・ヨンが死んだとき白髪になっていたことを話しました。
ミョンジンの推察力が高いのを見込んで何か思いついてくれると考えたのでしょうね。
ミョンジン、推理開始です。
ソンオンの従妹ソウンには、もしかしたら好きな人がいるのかもしれません。
指輪を持っていましたし、何か祈りを捧げていましたから。
ソンオンに世子の人となりを聞きました。
王にふさわしい方だと、ソンオンは言いました。
ソウンに心配することは無いと。
ふと、ジェイの話になりました。
ソンオンは、ジェイが生きているような気がすると言いました。噂も信じていないと。
「信じていたいのだ。せめて私だけでも信じたい。そして今でもあの人を待っている。」
ただ、生きているのなら、今になっても顔を見せないのは、自分のところに来る気は無いのかもしれないとも思いました。
事件が解決して無実となったら、故郷に戻るのかとファンはジェイに聞きました。
田舎には戻りませんとジェイは答えました。
家族と暮らしていた家に1人で住むのは寂しいからと。
ガラムを嫁がせて、一人で都に住むと言いました。
都に住んでいれば、王となったファンを偶然見ることがあるかもしれないから・・・。
独り暮らしの夢を語るジェイ。
たまには私を思い出すか?とファン。
「東から日が昇ったら思いだします。世子様は東にいらっしゃるから。日は毎日昇ります。きっと毎日世子様を思い出すでしょう。」
世子様は?と、ジェイ。
「まぁ、たまには思いだすかもな。慌てて走る内官を見かけたり、口の悪い内官に会ったり、目上に食って掛かる礼儀のなってない内官を見たら、うん・・・そちを思い出すだろう。」
ファンもジェイもふっと嬉しく思ったようです。満足気でした。
食堂のマンドクは、たくさんの物資を買い込み、故郷に送っているようです。
それも、度々。
ところで、チョ・ウォノは、やっぱりマンドクに見覚えがあるようですね。
だけど、どこで会ったのか、思いだせません。
気になって仕方がない様子です。
王がファンに婚姻を持ち出しました。
ハン家の娘にすると。
チョ一族に対抗できるのは、左議政しかいないと言いました。
この国のためにも、ファン自身のためにも最善の策だと王は言いました。
ファンは、拒否する理由がありません。
ジェイへの想いを捨てる決心をしました。
以前買った腕輪を庭の池に捨てました。
ファンは、ジェイに対して突然冷たい態度を取り始めました。
怒っているようにも見えるファンの変化に、ジェイは戸惑いました。
しかし、ジェイのいつもと変わらない受け答えに、つい、笑ってしまいそうになるファン。
そんな気持ちをぐっと押し隠し、ジェイに文句を言いまくり。
で、最後に言ったのが、
「想い人と言うのはいったい誰なんだ。」
と言うこと。おいおい・・・
嫁がせたいのですかと、ジェイが問うと、
「そうだ。そいつのところへ行け。」
と言っちゃった。
おまけに、ジェイは傍に置くには美しくないとまで。
美しいと思いますよ、あたしゃファンだって本当はそう思ってるくせに
ジェイも、ファンがとことん自分を傷つけようとしていると察しました。理由までは分かりませんが。
で、売り言葉に買い言葉。
「私は不細工だから、慕っている間抜けな方にも嫌われているようです」
と言い放っちゃった。これでもファンは分からないんですけどね。
ジェイは王からファンの婚姻について正式に話があったと聞きました。
やっぱり心が重くなりました。仕方がない事ですけどね。
テガンから報告がありました。
探っていたパク・ハンスがチョ一族に関して話していたのを耳にしたのです。
チョ右議政と会いたがっていると言う事も知りました。10年前大金を受け取っていたということも。
テガンは、碧川のことを探らせる理由をファンに問いました。
ファンは言いました。
罪が無ければ無実を証明してやり、苦しんだ者がいれば慰めてやり、罪に問うべき者がいるなら裁かなければならないと。
テガンは納得したようです。
ファンは家を探せと、用事を言いつけました。
ジェイが望んでいた条件を挙げました。
その頃、ミョンジンはとうとうファンたちの素性を突き止めていました。
ファンこそが世子様だと。
そして、コ内官はミン・ジェイ。
ガラムがつい、知ってる情報を口にしてしまいました。
ジェイの実家を訪ねた世子様の使いが、テガンの顔をしていたこと。街でビラが撒かれた時にも、同じ男を見たこと。しかし、そのどちらの時も、テガンは王宮にいたこと。
まるでミン・ジェイと物凄く親しい間柄であるかのような話し方をしてしまったガラム。
当然、ミョンジンは、コ内官=ミン・ジェイということを確信できましたし、弟子が侍女のガラムだということもにも気づきました。
満足気です、ミョンジン。
ところで、チョ右議政は、コ内官=ミン・ジェイだと分かったことを、まだ一人の胸の内に秘めたままです。
この切り札をいつ、どのようなタイミングで使うか、思案中と言ったところです。
でも、ジェイに会うと、つい、揶揄いたくなるのを抑えることが出来ません。
そして、重要な事実が判明しました。
ファンの兄の死には、ミョンアン大君が関わっていたのです。
祈祷師の死を目撃して以来、体調がすぐれず、寝込んだままのミョンアン大君。
ミョンアン大君は、ファンの兄が桃を食べたら死んでしまうなんてことを知らずに桃を持って行ったようです。
ずっと罪悪感を抱えて来たようです。
ファンのせいだと言われるのを聞くのも辛かったでしょう。
「私です兄上に桃を持って行ったのは」
と、叫ぶミョンアン大君の口を、王妃が慌てて塞ぎました。
そんな事が公になったら、ミョンアン大君の命はありません。
その時、王が現れました。
聞かれた
テガンがファンに命じられた条件の家を見つけて来ました。
子供たちに文字を教えられるよう、板の間を広くとっていること、庭に梅の木があること・・・等々。
ファンはジェイを手放す準備を始めています。
ただ、王宮に1人残される事を考えると、寂しくて心細くてたまらない気持ちになりました。
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