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謎の人物からの電話を受けたドンジュは、やはり他人の作品をパクったと言う後ろめたさもあって、夢でうなされました。
不安にさいなまれ始めました。
作品は、サンのリュックに入っていたのだから、サンが書いたものだとドンジュは思っています。
が、電話の声はサンではありませんでした。
着信履歴の番号を辿ると、街の公衆電話だと分かりました。
サンは、事故当時身につけていた服や靴を見て、誰かが靴を誕生日のプレゼントだと言いながら履かせてくれていたシーンを思い出しました。
が、それが誰かは分かりません。
どうして両親は自分を探さないのかと、気になりました。
イ医師は、探してる筈だと言いました。
2年前のチョン・ドゥヒョンと、今回のシン監督の口の中に入れられていた木片は、同一素材だと分かりました。
2つの事件は同一犯の仕業だと思われます。
パク刑事の元に、ドンジュの名前で『神は死んだ』が送られて来ました。
イ医師から、サンの退院が決まったと言う連絡がパク刑事に入りました。
サンの捜索願が出ていないか、確認してほしいと、イ医師は言いました。
パク刑事は、サンに会いに行きました。
パク刑事から名刺を渡された瞬間、サンの脳裏にあるシーンが浮かびました。
パク刑事が、先輩刑事と共に犯人を追跡している途中、先輩刑事がトラックにはねられるシーンです。
そして、チョン・ドゥヒョンの遺体や事件の捜査状況等々も。
サンの口から、また白い湯気のような気体が出ました。
それを見たパク刑事、突然涙をこぼしました。
その時、ドンジュが入って来ました。
パク刑事の涙と、サンの様子を見て、またサンが能力を使ったと察したドンジュは、なんとか誤魔化そうとしました。
パク刑事も何故涙がこぼれたのか、理解出来ない様子でした。
しかし、ドンジュのお陰で、平静を取り戻しました。
サンについての捜索願は出されていないと、パク刑事は言いました。
サンは、がっくりしました。
サンは退院したらドンジュの家で暮らすことに決めました。
イ医師からも、同居を誘われましたが、サンはドンジュの方が良いと思ったのです。
ドンジュからは、何も見えないし、何も聞こえてこないからです。落ち着いていられるということでしょう。
サンは、ドンジュに事故現場に連れて行ってもらいました。
何か思い出すかもしれないと思ったのです。
現場を見て、サンは違和感を感じました。
自分は路地から飛び出して来た筈なのに、そこに路地は無く、工事現場となっていたからです。
ドンジュも、どこからサンが飛び出して来たのかと、今更ながら不思議でした。
サンの記憶が混乱しているとしかドンジュには思えませんでした。
信号で停まった時、サンが一点を見つめていたかと思うと、突然車から飛び出しました。
そしてそのまま駆け出して行ってしまったのです。
サンは、幼い男の子の姿を追いかけていました。
が、それは、サンにしか見えないようです。
ドンジュがサンを見つけたのは、一軒の家の壁の前。
絵が描かれていました。
サンが、その絵に触れると、そこがタイムトンネルのようになって、サンは吸い込まれるように消えてしまいました。
気が付くと、サンは散らかった部屋の中に立っていました。
足元には幼い男の子が倒れています。
部屋を出ようにも、鍵がかかって無理。
ドアを叩き続けるサン。
その時、幻覚が現れました。
同じように男の子が2人、部屋から出ようともがいている姿です。
2人の背中は折檻のような酷い傷があります。
幼い方が、サンなのでしょうか。
サンが倒れている男の子に触れると、こうなった経緯が脳裏に浮かびました。
この男の子は、母親から虐待・・・育児放棄をされているのです。
サンの目の色が青く変わりました。超能力を発揮する時、目の色が青く、息が白くなるようです。
じっと見つめると、部屋の鍵が壊れました。
ドアが勢いよく開いたら、そこには男の子の母親が立っていました。
サンは憎しみを込めて母親を見つめました。
すると、母親は自分の手で自らの首を絞め始めたのです。
「死ね。お前は人間じゃない。死ね。」
母親はどんどん絞め続けました。
その時、ドンジュの声が聞こえました。
ドンジュは、壁の前に立ち尽くしていました。
暫く待ちましたが、サンは現れません。
が、どこからか、自分を呼ぶサンの声が聞こえたのです。
壁に描かれた絵と同じ場所を探し出しました。赤いポストが目印でした。
そこでドンジュはサンを呼びました。
「俺が来たぞ」
と。
その声がサンに聞こえたのです。
ドンジュの声のお陰で、サンは正気に戻りました。
母親は首から手を離しました。
サンは男の子を抱えて家から飛び出して来ました。
サンが入院している病院に担ぎ込みました。
イ医師が、サンのことを承知しているので、事はすんなりと処理できたようです。
イ医師はドンジュに言いました。
サンの背中にも傷があると。小さい頃、虐待をうけていたのかもしれないと。
家族がサンを探さない理由がそれかもしれないと、ドンジュとイ医師は思いました。
ドンジュは、家に忍び込んだ者がいると知って、防犯カメラを設置しました。
が、既にインターホンに録画機能がついていたので、それに1人の人物が写っているのが確認できました。
暗くて顔ははっきり見えません。しかし、知らない人物だということだけは分かりました。
警官のヨンテが届け出を出せと言いました。自分が捜査するからと。
それをドンジュは断りました。盗まれたモノも無いからと。
ドンジュに作品のことで電話してきた男は、ドンジュ母の勤めている食堂に通っているようです。
そして彼の背中にもサンと同じような酷い傷があります。
サンが見た幻覚の2人の男の子の一人がこの男なんでしょうね。
ところで、テガングループイ会長とチェ検事は、シン監督の死の原因に覚えがあるようです。
27年前の件と言っています。
本当はサンが救った男の子は、ドンジュが救ったことになりました。
その方が、ややこしくなくて良いってことですよね。
でもそのせいで、ドンジュは更に有名になってしまいました。
ベストセラー作家が、人助けをしたと言うことで、マスコミがこぞって取り上げたのです。
ドンジュは頭を痛めました。
そんな時、パク刑事がドンジュを訪ねて来ました。
『神は死んだ』を自分に送って来た理由を問いました。
が、送ったのはドンジュではありませんでした。
「小説の殺人事件が現実に起きています。偶然と言うには、似すぎています。小説の内容は全てドンジュサンの創作ですか?本当にあなたが執筆しましたか?」
ドンジュ、凍り付いて言葉が出ません。
サンが病院で一人の女性と出会いました。
その女性は、サンをまじまじと見つめました。
知っている人に物凄く似てて・・・と女性は言いました。
僕ではないのですか?とサンが聞きました。
「いいえ。学生の筈が無いです。私と同い年ですから。」
やっぱり、サンは過去からタイムスリップしてきたんじゃない
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