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ドンジュは、焦りました。
サンがいったい何を話すつもりなのかと。
「お父さんの日記を読んで書いたって言ってたじゃない。」
と、サン。
どう言う意味かとパク刑事がドンジュを問い詰めました。
ドンジュは、しどろもどろになりつつも、何とか辻褄を合わせようとしました。
流石小説家です。
パク刑事に知られてる事実を織り交ぜながら、説明しようとしました。
正確じゃないけど・・・と前置きを言いました。
当時、イ・ハヌルが唯一信じられる大人と言うのがドンジュ父で、ビデオテープを預けたのは確かだと。
「サンが時空を超えて現れた日の夜、父は殺されました。」
ドンジュ父を殺したのは、やはりピョン議員でした。
イ・ハヌルとサンを追って書店にやって来たピョン議員は、ドンジュ父にけなされて激高。我を忘れてドンジュ父に激しい暴行を加えました。
なのに、ビデオテープは発見出来ませんでした。
結局、その愚行を隠すために、まだ意識のあったドンジュ父を車ではねてトドメを刺したのです
協力させたのは、サンを追っていた十字架の入れ墨をしているあの男ともう一人の仲間。
ドンジュは、パク刑事に、父を殺し事故を隠蔽したのはピョン議員だと話しました。
ビデオテープさえ見つかれば、27年前の湖での事件も父の事件も解明できると言いました。
そして、もう一つの重要なこと。
イ・ハヌルとサンがいた保育園の園長が教主の新興宗教団体が関係しているということも。
その宗教団体の十字架の入れ墨をした男が湖の白骨遺体から見えたと、サンも言いました。
実は、チョン・ドゥヒョンとシン監督の遺体から発見された木片が、その十字架の材質と一致したとの鑑識結果が既に出ていました。
その結果を受けて、捜査本部では、テマンたち4人とピョン議員、そして教主のアン牧師が共犯だと犯人が指摘しているのではないかと考え始めていました。
ヨンテから、ドンジュに連絡が入りました。
ノ・ミョンナムが自殺したということです。しかし、それは偽装した疑いがあると言う噂があると。
ドンジュは愕然としました。
敵は、人を殺すことに躊躇ない輩だと改めて思い知ったようです。
警察は何をしているんだと、パク刑事に怒りをぶつけました。
パク刑事、サンの能力を利用したいと思いました。
ノ・ミョンナムは死んではいませんでした。
意識不明ではありますが、まだ生きていたのです。
意識不明の人でも、その人の経験を見ることが出来るサンの能力が必要だとパク刑事は考えたのです。
ドンジュは反対しました。
カイから言われたのもありますが、サンを危険な目に遭わせたく無いし、苦しめたくも無いからです。
が、サンは協力すると言いました。
ドンジュは、パク刑事にサンの力はコントロールできないと言いました。だから、危険な状況になるかもしれないと。
パク刑事は、充分気を付けると約束しました。
サンは、ノ・ミョンナムの手を取りました。
すると、ノ・ミョンナムが吊るされているチョン・ドゥヒョンを助けようともがいている姿や、ピョン議員から暴行を受けている姿、何者かがクリーニング店にやって来たこと、そして、カイと話している姿が脳裏に浮かびました。
直後に、サンの両手が、消えそうになりました。
以前、ドンジュの手にも起こったのと同じような現象です。
サンには分かりましたが、パク刑事には見えなかったようです。
サンは、ノ・ミョンナムが親身になって話していた相手が兄だと感じたようです。
パク刑事には、カイの事を除いた他の事を、報告しました。
DVとノ・ミョンナムの事件と、立て続けに事件を起こしたピョン議員を、チェ検事はもうこのままにしておくのは自分たちにとっても危険だと苛立っていました。
テマンに、それとなく始末を・・・と言ったのですが、テマンは笑い飛ばすだけでした。
それよりテマンが今気になっているのは、ドンジュと同居している青年のこと。サンです。
既に、27年前のサンの写真も入手していました。
あまりにも似すぎていることが、理解出来ないでいたのです。
で、チェ検事に写真を見せました。
チェ検事も、同一人物かと思えるほどに似ていることに混乱しました。
ピョン議員が拉致されました。
カイの仕業です。ヘギョンの秘書が協力しています。もしかしたら、ヘギョンも
ピョン議員の妻は、教団のアン牧師に相談しました。
すると、アン牧師は、警察に届けるのは止めた方が良いと言いました。事が公になるのは避けた方が良い、しばらく待つように・・・と。
ところで、娘のハヨンは、現在教団にいるようです。アン牧師は懺悔中で元気だとか言ってますが、怪しさ満載です。
パク刑事が防犯カメラの映像をコピーしていたことが分かると、キム刑事は動揺しました。
連絡を取ろうにも、ピョン議員は出ません。
ミョンソクは、これまでの事から、ドンジュの小説に書かれている事件が、27年前の事件だと察するようになっていました。
そして、その事件が兄テマンに関係があるんじゃないかと。
古くから父に仕えていた人に確認しましたが、その人は言葉を濁しました。
「小説は小説にすぎない。過去はそのままにしておいた方が良い。」
その言葉で、ミョンソクは自分の疑いが事実だと確信したようです。
常々、ミョンソクがテマンに物凄く気を遣っているのは、彼がテマンとは異母兄弟だという理由からでしょうね。でも、そんな立場に甘んじているのも、もう限界なのかもしれません。
兄の弱点を掴みたいと思ったのでしょう。
ミョンソクは、ドンジュがこの一連の事件について何か知っているに違いないと思っています。
だから、ちょいと小細工を仕掛けました。
盗作騒ぎが収まったことと、疑ったことのお詫びにとプレゼントした高級時計に盗聴器を仕掛けたのです。
パク刑事は、迷った挙句、イ刑事にサンの秘密を打ち明けました。
流石にすぐには信じられないイ刑事。
パク刑事ですら、未だに信じられないでいるのですから、当たり前ですよね。
「悲しいことだな。兄弟がいつか出会うだろうに・・・。」
と、イ刑事が言いました。
サンは、ウジョンに会いに行きました。
ウジョンの前では、27年前のイ・カンサンでいられます。
「ハヌル兄さんは生きてる。」
と、サン。
最高に嬉しい事なんだけど、兄さんがとても悲しそうに泣いてた・・・とサン。
ノ・ミョンナムの前で泣いている幻影を見たからです。
僕が過去に行ってれば、兄さんに起こる事も防ぐことが出来たし、ドンジュさんのお父さんを救う事も出来たのに・・・とサンは泣き出しました。
ウジョンは優しくサンを抱きしめました。
ドンジュはヨンテに会いに行きました。
母から、父が作った手作りの木製の車を挙げたのはヨンテの親だったと言う連絡が入ったのです。
でも、間違ってたようですね。見つかってません。
その時、ドンジュはミョンソクから貰ったばかりの腕時計をヨンテにプレゼントしました。
27年前の湖での事件とドンジュ父のひき逃げ事件の関係をヨンテに聞かれたので、ドンジュは簡単に説明しました。
事件を映したビデオテープが木製の車の中にあると思っていると。27年前の事件の犯人を知ってるし、父を殺したのはピョン議員だと言う事も分かってると。
盗聴していたミョンソクは愕然としました。
思いもよらない展開ですからね。
ヨンテは、ピョン議員を尾行して撮った映像をドンジュに見せました。
キム刑事の顔がハッキリと映っていました。
その映像を、ドンジュは送信してもらいました。
そして、パク刑事に差し出したのです。
オチーム長とイ刑事、そしてパク刑事はキム刑事だとハッキリ認識しました。
これをどうするか頭を悩ませている時、ピョン議員の秘書が現れ、拉致されたと告げました。
ドンジュにウジョンから電話が入りました。
サンのことが心配になって連絡してきたのです。
ドンジュは、サンのことを聞いたようです。
帰宅したドンジュを、サンが笑顔で迎えました。
その健気さや、これから待ち構えているであろう苦しみを考えると、ドンジュは胸が痛くなるほどでした。
涙がこぼれそうになるのを堪えて、ドンジュは言いました。
「お前は本当に俺が大好きなんだな。外で待ち構えているなんて。しょうがないな。もうこれからはずっと一緒に暮らそう。」
サンも言いました。
「ドンジュさんも僕が大好きなんだね。気まずいよ。」
「イ・カンサン」
と、ドンジュが呼びかけました。
なんだよ~と、サンが振り向くと、
「たった一人の弟を呼んでみた。俺とお前、何があっても失望しない事にしよう。これからが始まりだ。過去は変えられないけど、重要なのはこれからだ。今日が明日の過去になる前に、この瞬間から何をするかが重要だ。」
泣きそうでした、あたくし
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