まったり まぎぃ

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『リッチマン(原題)』9話まで

2018-08-22 11:49:13 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

もしかしたら、演技と言うモノは、泣く事より笑う事の方が難しいのでしょうか。

爆笑、心からの笑顔や笑い声、悲しみも含んだ自嘲気味の笑顔、思わずこぼれてしまう笑み・・・etc.笑顔にもそのシーンによって様々なタイプがあります。

それを自然に表現できる俳優さんが素晴らしいと思うようになりました。

演じてる感を見せないで、自然に自然に・・・。

 

余談ついでに、最近とみに感じるようになったことを少し。

映画、TVドラマ、舞台という演じる場の違いで、その演じ方は本当に違うんだと実感しています。今更ですが・・・。

TVドラマでまるで舞台での様な演じ方を見ると、やはり物凄く大仰に感じますし、違和感を覚えます。

まるで、‘私はこの役になりきっているの、分かるよね?’とでも言ってるかのように、一生懸命感、必死感が前面に押し出されているように感じるのです。

いやいや・・・そこまで力入れなくてもと言いたくなる事も。

舞台や映画では良いかもしれませんが、TVでは・・・ねぇ。

演じ方は、作品の内容は勿論、演じる場で変えてほしいと、思う次第です。上から目線で済みません

 

本題に入ります。

 

ビッグファイルのプログラムは、ユチャンの頑張りで完成を間近にしていました。

そんな時、ミン・テジュは、ユチャンを伴ってテサン電子との事業提携の会合に行きました。

ところが、テサン電子側は、完全に上から目線で、会長直々の指示だから仕方なく提携すると言うし、おまけに契約書に今回のプログラムの著作権はテサン電子側が持つ等と言う項目を勝手に付け加えてくる始末。

本当は提携などしたくないユチャン。でも、資金等の事を考えると、やはり仕方がないかと無理やり納得したわけですが、この一件は受け入れられるモノではありませんでした。

契約書を料理の上に叩きつけ、契約の白紙撤回を宣言しました。

「大会社なのは分かっているが、この分野ではうちの方が優位です。技術力ではなく企業買収で成長したような、あんたたちの会社は、もう潰れ始めてる。共倒れする気はない。」

 

だからと言って、何か方策があるわけではありません。

旅行先で仕上げるから、3日くれ・・・と言って、出て行きました。

ミン・テジュは、流石に不満がこみ上げて来ました。彼が不仲な父親に跪いて頼みこんだ話ですからね。自分の苦労も知らず・・・という気持ちだったでしょう。

でも、ユチャンは、気づいていました。ミン・テジュが意志を曲げて父親に頼みこんだことを。

その行動が、ユチャンには我慢できなかったのです。

 

実はユチャン、テラと旅行する約束をしていました。

行き先はハワイ。

でも、それをキャンセルするという連絡をテラにしました。

普通なら、怒っても良さそうなところを、テラは良家の子女という育ちの所為か、感情を表に出さないよう躾けられた所為か、或いは、ユチャンの性格を把握している所為か、怒る事も無く納得しました。

まぁね、行き先が南海だとユチャンが言ったからかもしれません。

キム・ブノンの事を整理するつもりだと察したのでしょう。

 

南海には、ボラと一緒に行きました。

ボラから、キム・ブノンの最期を聞きたかったのでしょう。

道中、ボラは、自分が知ってるブノンの話をしました。

ブノンは、ボラにガンが末期だとは言わなかったこと。予約投稿されたメールがボラに届いた時、既にブノンは亡くなった後だったこと。

ブノンは、ユチャンを愛しているからこそ、自分の所為でユチャンの夢の邪魔をしたくなかったのだということ。

愛していたからこそ、一人で静かに消えてしまいたいと思っていたこと・・・等々。

ブノンの遺灰をボラに渡してくれたのは、ユチャンの友人の神父ミカエルでした。あれ?ミカエルは亡くなったのがユチャンの愛する人だと知らなかったの

 

6年前、南海にブノンを探しに行った時、偶然ボラの実家の民宿を訪ねて行き、ボラと会っていたことをユチャンは思い出しました。

その夜、ボラの実家に泊まったユチャンは、海辺でお酒を飲み過ぎて寝込んでしまい、満ち潮に飲まれそうになったところを、助けてくれたのも、ボラだと知りました。

遺灰は、ブノンの希望で、船で1時間ほど行った陸地の見えない海に撒いた・・・とボラは言いました。

ユチャンは、その場所に行きたいと言いました。

 

当時と同じように、ボラ父が船を出してくれることになり、結局ユチャンはボラの実家の民宿に泊まることになりました。

でも、結局、天候が悪く、船を出すことは出来ませんでした。

 

仕事はその間も続けていました。

そして、とうとう、プログラムが完成。

ところが、ボラが指摘したのです。ネクストインの社員のようなPCの専門家ばかりがそれを扱うわけではないと。ボラをはじめとした、素人が扱うモノなんだから、もっと標準的なレベルのものじゃないと、使えない・・・とね。

その言葉でユチャンは気付きました。

重要なのは、製作者ではなく、使用する人たちだ・・・と。

作ったプログラムを削除し、新たなモノを作り上げたのです。

ボラの祖母のようなド素人でも使えるモノを。

 

ミン・テジュはテラからユチャンの旅先が南海だと聞いて不安になりました。

ボラの実家があると知っていたからです。

電話しました。でも、ボラは出ません。

メールをしました。

どこにいる?・・・南海です。

ユチャンと一緒?・・・はい。

ショックでした。

 

ユチャンはボラに聞きました。

何故僕の前に現れた?ブノンと秘密にすると約束していたのに・・・と。

「私を覚えていないと思ったし、とにかくあの時は就職したかったから。」

とボラは答えました。

「僕の事を前から好きだったんだろ?」

「ブノンさんが好きだったから。社長のことをよく知りもしないのに・・・。」

よく知った今は?・・・とユチャン。

「好きです。イ・ユチャンだから。」

どうしようもありません、自分の気持ちですから。社長は何も気にしないでください。それぞれが気持ちを大切にするだけですから・・・とボラ。

「ブノンさんは言っていました、自分の死が誰かの重荷になるのなら忘れてほしい・・・と。誰もが愛する人の重荷には成りたくない筈です。」

 

ユチャンは、ブノンを描いた絵を海に捨て、泣きました。ブノンをやっと見送る事ができたようです。

そして彼自身も少し楽になったようです。

 

テラはある日、知り合いが経営するギャラリーに行きました。

パク・スギョル作家が個展を開いていたのです。

そこで、思いがけない絵を見ました。

画風が変わったのかと思いながら見つめていて、気付きました。イ・ドンハの絵に間違いない・・・と。

すぐにドンハに連絡しようとしました。

でも無視されてしまいました。

だから、会いに行きました。そこで、問い詰めたのです。

いくらで自分の才能を売ったのか・・・と。プライドは無いのかと。

ドンハだって長い時間をかけて描いて来た自分の作品を安売りするつもりなんて無かったのです。だけど、以前、テラが絵を買うと言ったっきり、約束の日に現れなかったことで、失望してしまったわけです。

テラが認めてくれたことが、人生最高の喜びだっただけに、その落胆は大きかったのでしょう。

自棄になったのかな?

ドンハから約束を守らなかった事を指摘されたテラ。その瞬間、自分の所為だったと気付きました。

テラは決心しました。

何としても、ドンハの絵と名前を取り戻してやると。

そこまでの才能が価値がドンハの絵にはあると、テラは信じていたのです。

ドンハは、自分のためにそこまでの決心をするテラを、信じられないように見つめました。

 

事件が起りました。

会社に所用ででかけたミン・テジュが、ユチャンの部屋に潜む何者かを発見したのです。

格闘となった挙句に、ミン・テジュは階段から転落しちゃったーっ

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