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スジェの弁護を引き受けたソン・ミリムですら、取調室で見せられたホン社長の自白映像には大きく動揺させられました。
それほどまでに、完璧な証拠でした。
スジェがパク・ソヨンを殺すようホン社長に電話で指示した音声が録音されていたのですから。
ソン・ミリムはスジェを疑い始めてしまいました。
警察署長は、あと一押しでスジェの自白が取れると、その様子を見ていました。
黙って映像を見ていたスジェは、一瞬の隙に、ソン・ミリムに囁きました。
「最後の声は私じゃない。証明して。」
パク・ソヨンを殺せと指示したセリフの事です。
スジェは、刑務所に収監されました。
ソン・ミリムは、スジェの指示を8班のメンバーに伝えました。
ガンジャが、それを何故警察に言わなかったのかとミリムに聞きました。
警察も検察も、そして会社も信じてないからだとミリムは言いました。
この間にも、スジェに殺人教唆等の容疑がかけられていると言うニュースは拡散し続けていました。
これは始まりに過ぎないと、コン・チャンは言いました。
自分の過去が蘇りました。
酷い言葉が真実になり、裁判前から犯人扱いされた事を。
あの苦しみをスジェに味あわせたくありません。
「早く無実を証明して教授を助けましょう。必ず助けるから心配しないよう、教授に伝えてください。」
スジェの逮捕を受け、事務所や自宅に家宅捜索が入りました。
警察ではなく、半ば強引に検察が主流となって捜査されていました。
チェ会長は、このどさくさに紛れて、スジェが持っていた例の極秘情報が入ったUSBメモリを手に入れました。
もう1つ、気になる書類が見つかっていました。
親子鑑定の結果の書類で、1枚は親子関係にあると言うモノに見えましたが、もう1枚は親子関係にはないと言う結果が記されていました。
警察署長は、それをチェ会長に届けました。
どう言う意味
スジェは面会に来たソン・ミリムからUSBを奪われたと聞かされ、がっくりしました。
もう無理はしないで・・・とミリムに言いました。
「無理します」
と、ミリムが言いました。
コン・チャンの言葉を伝えました。必ず助けると言う・・・。
「私たちが必ず助けます。」
ミリムが言いました。
8班のメンバーはそれぞれに捜査をしていました。
が、不自然に早く証拠が処分されてしまったり、ホン社長の自白動画の真偽を見極めるのが物凄く困難だったりして、なかなか進みません。
それでも、足を棒にしてあちこち調べて回っていました。
TKローファームは、スジェの事件に関して一切関係ないとの公式発表をしました。
完全に見捨てた感じです。
しかし、味方もいました。SPパートナーズのユン代表です。
スジェが契約交渉の担当者だという条件を盾に、ハンスバイオの売却手続きを中断すると発表したのです。
激怒したハン会長に責められたのは、ハン・ギテクでした。
スジェは、こうなると予測していたようですね。
自分に何かあった時、契約がとん挫し、その責任がギテクに行くように・・・とあらかじめ条件を入れていたようです。
スジェは拘置所の中で、一人考えを巡らせていました。
パク・ソヨンとホン社長を巡る関係を、見直していたのです。
そして行き着いた疑念の先にいたのは、チェ会長でした。
行き詰っている8班のメンバーに、ヒントを与えてくれたのは、チョガプとヒョンチル。
ホン社長の動画で、ホン社長の指の動きが市場で競りをするときに使う手信号じゃないかと言ったのです。
その手信号が表すのは、“イルグ”。
ユンサンがピンときました
「ハ・イルグ。」
チェ会長の秘書室長ハ・イルグを指しているのではないかと。
8班の動きは速かったです。
ユンサンがハ室長を誘ってお酒を飲み、隙を見て鍵を盗み、ハ室長の机から重要な証拠を奪ったのです。
スジェの音声の偽ファイルの原本でした。
スジェの令状審査が開かれました。拘束の可否を判断する裁判です。
なんと、担当の裁判長はローファームでセクハラ事件を起こしたソ教授の元妻シム裁判官。
スジェに恨みがあっても不思議はない人です。
スジェ、流石に怯みました。何の因果で・・・と思いますわな。
検察は、スジェが優秀な弁護士だと言う事を考えると、釈放すれば証拠隠滅等の恐れがあると主張し、拘束するのが当然と言いました。
ソン・ミリムは、全面的に無罪を主張。
決定的な証拠となった映像に問題があると言いました。
しかし、その証拠の到着が遅れていると。
検察とシム裁判長が注意をしているところに、コン・チャンが駆けこんで来ました。
コン・チャンがミリムに証拠を渡しました。
しかし、この審査の規律を乱していると検察官が抗議。証拠を認めるべきではないと。
ミリムは、緊急逮捕の証拠となった映像内の音声が捏造なら確認し直すべきだと主張。その他にも、自殺ではなく、他殺の可能性があるのなら、明らかにすべきだと言いました。
シム裁判長は、あらかじめ申請していない証拠は認められないと言いかけた時、担当刑事が口を挟みました。
「担当刑事として、確認を希望します。確認もせず、拘束可否を決定するなど、あり得ない話では?」
担当刑事は、検察の捜査の杜撰さを指摘しました。
疑念や捜査の補完を提案しても無視されたようです。
シム裁判長は、新たな証拠を見ると決めました。
「私は今、被疑者に対して厳しい見方をしていますし、検察が言うように証拠隠滅や逃走のおそれがあると判断しています。被疑者?あなたが私なら?」
「拘束します。」
と、スジェは答えました。シム裁判長は、ふっと笑いました。スジェの公平さを改めて理解したようです。
動画の最後のスジェの声は、偽造だと証明されました。
ホン社長の車に爆発装置が仕掛けられていた証拠も提出されました。
何者かが、ホン社長の車をある工場に持ち込み、撮影のためだと嘘をついて、爆発装置を仕掛けてもらっている映像があったのです。
その時、驚くべきニュースが飛び込んで来ました。
ハン・ギテクがホン社長の車に爆発物を仕掛けたと、マスコミに告白したのです
自殺ほう助をしたと。
自白動画の捏造も告白しました。
ハン・ギテクがチェ会長から捨てられました。
ホン社長に言葉巧みに映像を撮らせたのは、チェ会長の命を受けたハ秘書室長でした。
ホン社長は、死ぬ気はありませんでした。
別人の遺体を用意するからと言われていたのです。そのうえで、海外に潜んでほとぼりの覚めるのを待つつもりだったのです。
ホン社長の車の爆発装置のボタンを押したのが、ギテクでした。
チェ会長から脅されて、引き受けるしかない状況でした。
ユンサンは、父・・・チェ会長の元に戻りました。
ハ室長から音声ファイルを盗んだユンサンは、スジェや8班の仲間に手を出さないと約束するなら、チェ会長の元に戻ると言ってあったのです。
チェ会長は、ユンサンがしたことを全て知った上で、受け入れました。
息子だから。
ユンサンは、スジェの部下に自分を入れてくれと頼みました。
一応、スジェの動きを知るのに良い方法だろうと言いましたが、それはおそらく反対でしょうね。父からスジェを守るためでしょう。
そして、チェ会長もそんなユンサンの気持ちに気づいていると思いますよ、あたしゃ。
スジェは釈放されました。
家の前でコン・チャンが待っていました。
スジェはそっとコン・チャンの肩にもたれました。
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