Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

野迫川村の山奥に廃村を訪ねる

2019-11-03 | 奈良県南部


紀伊半島の真ん中の山の中
山また山の、またまた山の山ん中、奈良県吉野郡野迫川村中津川 に廃れてしまった集落がある

前回は、国道168号線から県道734号高野辻堂線に入ってすぐのところでガケ崩れで通行止めだった、それとこの近くで熊が出たとのニュースを見たので、どうしようかと迷ってたが、やっぱり行ってみたいと思って、本日行ってきました。


五條市大塔町宇井で ( 夢の湯のそば )、 国道168号線から県道734号へ入り12Km余、山の中の川沿いを走る、よくこんな所に道路を作ったものだ! と思いながら谷へ落ちないように慎重に走る、往復の間にすれ違った車は1台のみ。



国道168号線から、真ん中の赤いふれあい大橋を渡って県道へ入る
左の白いアーチは国道、その横に 「 夢の湯 」 がある



中津川へ向かう林道より、真ん中の下に県道が見える

県道734号から離れて、さらに山の中の林道へ入り1.5Kmほど走ったら、モト中津川小学校の前に着いた。



中津川小学校の校舎
明治時代に開校したが、人口の減少で昭和44年に休校し、そのまま廃校になったらしい。

車の停めてる場所が学校のグランドだったのか?


当地の人口は、昭和22年に166人が住んでいたが、昭和35年には41人になってしまった。
それ以降、いつ頃住む人が居なくなってしまったのか~  

今は建物も朽ちて、山に抱かれて、世間から忘れられてしまって、昔 ここに人が住んでいた・・・ 生活の痕跡を残すのみ




横の斜面には、小さい祠の 白菊稲荷大神、 太い杉の幹が歴史を感じさせる




学校の手洗いか?
 水道の蛇口はない、細いパイプが6~7本あるのみ



校舎の端っこが開いてたのでのぞいてみた




誰かが入口を壊して、かき回したんでしょう
  昭和34年度や39年度の書類が散らばっている




集落内を歩く、

集落と言っても平坦な土地はない、アチラコチラの斜面ににポツンポツンと家が建っている




ここは宅地跡らしいが、山林に戻りつつある



山の斜面に立派な石垣を積んで立派な家だが、板塀も傾いて倒れかかっている



横の家はすでにこんな状態



博物館にありそうな電話機



ほとんどの家がこんな石垣を積んでいる







道路脇の下には、落ち葉の積もり放題の屋根、降りてゆく階段も無くなっている



入口への通路も草だらけ


草をかき分けて近づけば、こんな状態





この家も山に埋もれてゆく


昔の我が家も、こんなカマドだった




この家は、道路から見上げた斜面の上にあった、上って行く道もなくなっている、杉林の斜面を上る


大きな邸宅である、屋根付きの門らしきのが朽ちて倒れてる



建物の傍へ近寄る、住む人が居なくなって数十年? 朽ち果てる


明治 ~ 大正 ~ 昭和 と続いてきた集落も、忘れられて、捨てられて数十年、 これからも人目に付かず、忘れられたままで、朽ち果てて大自然の山に還ってゆくのだろう ・・・ 何と表現していいのやら、寂しいような、儚いような、寂しいような ・・・・ 




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