宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

目の前の困った人を助けるのは僕の性分 何十人助けたか忘れたがさほど感謝されない しかし、この性格は変わらない

2016年09月18日 21時57分50秒 | 思考空間
 家内が、彼女の兄の家に同居の母親が、嫁に「いつまで生きているんだこのくそ婆」とか言われ、かわいそうとぼやき怒る。僕は「お母さんも、お姉さん(ご主人が早く亡くなられた)もみなうちに来ればよい。みんな面倒見る。そう伝えてくれ」と言っといた。

 自分の母も引き取って面倒見ているが(今は特養:週に2回運動させるため出かける)、1人も3人も一緒だ。全員女性だから、かえって人数の多い方がやりやすいかもしれない。

 よくよく考えると、僕は大勢の人を助けてきた。数十人にはなる。5人にリンチされていた2人の高校生、宇多津駅で殴られ続け耳が大きく切れ血を流しながら列車内に引き吊り込まれた人、山手線電車内でチンピラに絡まれた人、電力会社の本店で完全に干され さらし者になっていた人々。

 家族が食べて行かれない 助けてくれと頼んできた人。倒産間違いないとの噂が立ち、青い顔をしていた会社の人々。博士号は持っているが経営者には向かないと僕が判断した人。そのほかにも、どんどん忘れつつあるが。

 助けられなかった人もいる。若いころ、広島駅で叔父を待っていたら、タコ部屋から逃げ出した風情の男が5人のやくざ風に追いかけられ、「助けてくれ」「助けてくれ」と言いながら広島駅構内を長い間ドタバタ走り回り、最後は捕まって引きづられて来た(大勢の駅員や鉄道警察は何してるんだか)。

 僕は自分の上着がぼろぼろになる連想をした。行動に移さずリーダー格の男をまっすぐ見続けた(こちらから動くとやばい)。脅しなり何か言うだろうから、それをきっかけに何か言ってやろうと待っていた。リーダー格は気付かない筈はないが、うつむき加減で目線が合うのを完全に避け、通り過ぎた。何も出来なかった。

 目の前で喫煙している高校生、中学生はほとんど注意したが、1回だけ注意しなかった。その時はあることで相当気落ちし、光景がよく見えていなかった。後から考えると 残念で大変悔やまれる。

 人助けをして感謝されるかと聞かれたら、態度でも、口頭でも記憶は無い(言われたかもしれないが忘れるほど)。ご本人が気づかず、勝手に余計なお世話した場合もたくさんある。割に合わないがこの性格は変えようが無い。

 僕は決して体が大きいわけでも、金持ちでも、権力を持つわけでもない。格闘技なんか知らない。しかも、助けるのはいつも僕一人だ。誰か若い人にバトンタッチしたい。80歳になったらちょっと どうかな。90歳だと、自分自身がまともに歩けるか心配しなきゃあ。

 せめて、助けることができた人が、また誰かを助けていただければ嬉しい。

ヘーゲルやマルクスの弁証法より優れる循環論理 人類の最終兵器

2014年10月12日 18時30分10秒 | 思考空間

 弁証法は単なる手法に留まらず、かつての冷戦構造、2院生や裁判をはじめ欧米型の社会やシステムを形作ってきた。片や私の論理循環の基は1972年から1973年にかけて考えた究極の事実究明手法であり、人類を発展させる最終兵器になり得る。

 ただ、私が説明しても誰も信じないし、弁証法の方が優れると言うに違いない。何故なら、ヘーゲルやマルクスは教科書にも出てくる有名人、私は無名だから。そこが論理性の無い日本人の限界でもあるんだが。

 当時は大学紛争の余韻の残っており、民主主義と共産主義の2極対立について考えていた。身近な例として2極に分かれて争う裁判が必ずしも事実に到達できない事の解決方法を頭に描いた。

 事実とは曖昧である。見る位置、角度、環境条件、見る人の状態などによって異なる。従って、弁証法的に2極に分かれて、議論し、証拠を提出しても、その議論の範囲にしかスポットが当たらず、最後まで曖昧さは残る。

 その点では、演繹法も帰納法もそれぞれ特長が有り、例えば演繹的な発想で拡散させ、機能的に絞る手法は、実践に応用できるものの、事実が究明できる保証は無い。

 これに対し循環論理は、ある仮説に対し論理的な検証を進めた場合に、派生する複数の検証がそれぞれ肯定し合い、最終的に最初の仮説を肯定する論理として戻ってくるか(論理が循環するか)を検証する。

 どこかで矛盾を生じれば論理は戻って来ない。しかし、どんな形でも戻ってくるという事は、少なくとも複数の論理(あるいは要素:物、現象、条件など)が構成する循環関係の存在が証明されることになる。

 例えば、血液が心臓から送り出されて、動脈を通り、臓器の末端に行き、再び静脈を通って心臓に帰った場合、少なくとも、血液を循環させるルートや臓器が存在することが明確になる。

 この循環とは存在の本質である。2003年、循環論理の評価システムが物質から生命を誕生させ(物質進化)、人間に至る進化を成し遂げた駆動力となったと、電気学会全国大会に発表した(戦略的進化論と命名)。2013年には循環宇宙論*を電気学会に発表。

 *ブラックホールの衝突が物質を掃き出し、新たな宇宙構成を形作り、ブラックホールは絶えず、物質を吸収圧縮することで循環する事と言う説。

 過去の人工知能(AI)は例えば三段論法を使っていた。膨大なデーターから何かを導こうというものだが、残念ながらこの方法では結果がデータに依存し、創造的な結果を導くことが出来ない。

 循環論理と来年3月に発表予定の新たな仮説を合併させると、戦略的進化論に存在した論理的空白を論理的メカニズムとして充填できる。ただし、証明には大学研究者などの遺伝子分析や確認試験などが必要になる。

 実はこの循環論理と新仮説を合併させたメカニズムにより、人類はコンピュータを利用した創造発展マシンを入手できるのだ。PC処理も従来の計算重視から、循環論理併用に変えたらよい。

 


◆国債2000兆円へまっしぐら◆やっぱり舛添氏か◆農薬注入は衣材料の混ぜ工程◆日本の未来を破壊し続け

2014年01月13日 10時58分17秒 | 思考空間

◆アベノミクスも官僚頼りの状態では、税金の配分方法を変えるぐらいの発想しかできない。今は株価の間接的な買い支えで上昇しており暴落の可能性も有る。官僚の評価は政治家や財務省を騙してどれだけ予算を獲れるかだし、金を使うのは官僚の本能。

 多額の税金を使った結果 何が成果として得られたか、目的を満たしたかは問われない。いかに多くの税金をぶんどってくることこそが目的。予算に見合った部下も付くから、ますます税金を無駄に使う。これこそが官僚。ゼネコンに金をばら撒き選挙に勝ちたい議員ともベクトルが合う。

 国の借金は1,000兆円を突破するが、これで終わるわけがない。官僚は2,000兆円を達成すべく色々策略をめぐらせる。都合の良い事に今後地球温暖化で災害は強大化するし、老人が増えるし、経済には常にテコ入れが必要。

◆東京都知事選で細川氏が小泉元首相の支援を受け、反原発を掲げて立候補するらしい。そう言えば、細川氏は小沢氏に担がれて首相になり、短期間で政権を放り出した人でしたね。小泉氏が立候補したらその瞬間に当確が打たれると言われるぐらいの強力な助っ人ですが、何しろ小泉氏本人ではないですからね。

 舛添氏は私と同い年のSP(スーパージェネレーション)。輝くような派手さも無いし、特別人気が高い訳でもないが、手堅いし、学者であり常識を持ち、穏やかな語り口は消去法から選択されそう。

◆マルハニチロのアクリフーズの農薬問題。警察は包装工程での農薬注入に的を絞っているらしい。これは論理的に考え難い。何故なら被害件数が膨大過ぎて、とてもじゃないが、作業員全員がぐるになり、肝心な作業を停止し農薬注入しないとできない。

 私は味の素、加ト吉、日ハム、明治乳業、ヤヨイフーズさんには生産ラインなどを開発して収めた。ニチロさんにも営業に行ったがニチロさんからは受注していない。 アクリフーズは元の味の素冷凍食品関東工場さんと同じ食品工業団地の中だったのでしょうね。大泉には数十回お邪魔した。

 最初は水系統かと思い書いた。しかし衣に農薬が集中しているので却下される。ぱっと連想できるのは、その時も書いたが、衣生地を作るための混ぜ工程だ。直径1mぐらいのボウルでメリケン粉と水などを混ぜる機械が有り、数十分はこねこね混ぜている。

 人がついていないので、パートではなく、男性社員が通りすがりに農薬を放り込む。一瞬の事で気付きにくい。監視カメラも無いからばれにくい。

◆某国立大学の客員教授として3年間務めた。大学の状況を見るにつけ日本には未来が感じられなかった。入学時は定員割れを防ぐため、多少レベルの低い生徒を採用しても仕方ない。問題は、進級と卒業で、条件を満たさなくてもパスさせている。

 トコロテンと言われれば、トコロテンだ。名前を書いただけでも合格の学科も有るのではないかな。授業なんて、教師が黒板に向かってチョークで書いているが、学生は見ないし聞いていないし、メールを送るのに忙しい。寝ていても誰も起こさない。

 私は授業は受け持たなかった。教師の立場では、最近教室が静かになってやり易くなった。以前は学生の会話で教師の声も届かなかった。

◆青色ダイオードで有名になった中村教授によるとアメリカでは学生の半分が落第する。下手な授業をやっていると学生から文句を言われる。教授も必死。教授は軍や企業から1億円以上の金を集められないと退任になる。設備が購入できず研究室の学生にお金を払えなくなるから。

 アメリカは金持ちになる為、大学に行くという目的が明確になっている。工学論文でも経済効果を書くのが常識。

 私は、国民と世界(とりわけアメリカ)が共有する国家ビジョンを作り、その国家ビジョンを実現する人材育成大学に改革すべきと考える。大学間の単位を共有し、学生の成績評価には複数の大学が加わる。

 教師と学生、学生同士が議論し、相手を打ち負かし、アカデミックな世界で激しいバトルを繰り広げ、一定のレベルに達した学生が卒業できる。

 体力、スピーチ、論理構成、実課題の解決、現代史の考察(文系)、経営分析(共通)、最新技術の専門知識(理工)、実験重視と分析力(理工)、卒論は創造力重視・・・日本が変わると思いませんか?

◆安倍首相が何故役国神社参拝にこだわるのか。ある人の説によると安倍首相を支える山口では闇世界とのただならぬ関係にあるという。それは岸、佐藤と脈々と続いているのだそうだ。

 この世界では先の大戦は侵略ではなく正当な戦いなのだ。だから、A級戦犯は戦犯ではなく英雄であり優れた指導なのだ。昭和天皇が参拝しなかった点についてはどのように考えるか聞きたいところ。

 安倍首相の参拝によって日本国民は多大な損害を受けることになるのだが、この問題をかたずけるには分祀が最も合理的である。ところが神社の世界では分祀はあり得ないらしい。

 そこで、靖国で先の大戦を激しく正当化し、中国がミサイルで靖国神社を爆破するように仕向けるのが良い。中国の靖国神社爆破で自衛隊はどうするかが問われる。アメリカ軍は自衛隊が動かないなら動けないと言う。

 日米両国がどうすべきか緊急の交渉が頻繁に実施され、日米軍の共同攻撃で中国自慢の空母遼寧(りょうねい)を撃沈させるかな?しかし、これじゃ全面戦争になる。尖閣の日本海域に侵入する中国艦船の日米共同捕獲などが穏便だろう。


日本人のメンタリティー 鎖国で培われたDNA

2014年01月10日 13時29分34秒 | 思考空間

 古代から日本海という強固なバリアが、島で構成する小さすぎないエリアをガードをし、日本人の文化や精神構造を形作ってきたのは間違いない。バリアは強敵を跳ね返し、海外からの文化、芸術、技術などのハイパスフィルター(レベルの高いものが日本に送られる)となった。

 バリア(嵐、遭難、渡航時間)により日本に運ぶ対象は限定された。海外から伝来する優れた文化、芸術、技術を巧みに取り入れ、アレンジ、熟成する仕組みなったことは自然の成り行き。日本は世界中で開発された技術を完成させ、更に高いレベルに持ち上げてきた。

 江戸時代までの日本人は恵まれた環境で、豊かな精神構造、おおらか、余裕のある笑いが有った。江戸時代以前の日本人は歌舞伎で見ることが出来る。動きはゆっくり、まるでスロー画面を見ているよう。ゆったり笑いおおらかそのもの。

 江戸時代から、突然、歴史的断層が出来、窮屈で周りを見ながら立ち位置を決め、笑いもこらえはじめた。江戸時代以降、つい最近まで日本人は笑うことを我慢し、周りが笑うのを見て安心して笑っていた。

 徳川家康は確かに天才で、徳川家の繁栄と存続だけのため、食糧生産の担い手で同時に潜在兵士である農民を徹底的に締め上げ、大名でさえ過酷に抑圧してきた。幕藩体制はいわば徳川家維持繁栄システムだった。

 鎖国で海外との交流を絶ったことは日本をガラパゴス化してしまったね。グローバルではなくなったが、日本にしか見られない独自の精神構造、文化を創り上げた。

 大雑把に日本人を表す言葉は、忍耐強さ、職人気質、マニアック、ミクロ、器用、几帳面、真面目、大人しい、クール、新しいもの好き、忘れ易い、基本は保守的、女性的、曖昧、同調、集団暴走、助け合い、平均的、非個性、非論理、非宗教、気分・気持重視、きれいごと、罪悪感なき嘘つき、勇気に欠ける、判断が遅い、役所感覚。

 前にも書いたが、封建制度と名称を使いながら、日本とヨーロッパでは全く異質のものだ。ヨーロッパでは君主と部下は契約で結ばれていた。君主と言えども契約に反すると罰則が有りルールが守られた。

 日本の場合は絶対的な精神的従属であり、殿様が家臣に切腹を命じたら理由に拘らず、見事切腹して果て、家を守らなければならなかった。上に精神的に従属する事をモラルとしていた。北朝鮮の支配体制に似ている。

 織田、豊臣、徳川の権力構造を見ても分かるように、日本ではこの地域の相対的優位が絶対的支配になった。大陸ではいつ強敵が現れ、滅ぼされるか分からない。徳川家は鎖国を敷いて徳川の絶対支配を保った。

 現代の官僚は武士組織が移行したものだが、これも武士と官僚ではまるで異なる。武士に有って官僚に無いもの、それは切腹だ。切腹どころか官僚は一切の責任を取らず、完璧な嘘つき。これが日本の発展を大きく阻むガンだ。

 家康は生かさず殺さずと全人口の85%の農民をぎりぎりまで絞り上げた。飢餓で多くの命が失われた。文字どうり農民にとって毎日が生きるか死ぬかの戦いだったから、余裕も、おおらかさも、笑いも失われてゆく。

 武士も決して楽な生活ではなかった。参勤交代は大名やその配下の武士の生活を困窮させた。その困窮こそが家康の狙いだった。また、全国に隠密を送り、勝手に城の瓦を取り換えただの言いがかりをつけては、外様大名を叩き、取り潰した。

 終戦後に生まれた世代は人数が多かったためにどこでも激しい競争にさらされ、食べるものがない貧しい生活だったが、たくましかった。貧しい中で夢が有った。

 ところが、現代の若者は恵まれているのに夢が感じられない。就職が難しく、収入少なく、将来が見えないせいかもしれない。バイタリティーが無く、ひ弱で、ズバリ、日本人は確実に劣化している。

 一方で、イチロー、松井、ダルビッシュ、本田、長友などの一流選手が世界的で活躍する。この落差は何なのだろうか。一つは、戦後生まれ(食べること自体が大変だった)に比して、圧倒的にチャンスに恵まれている。幼い時からの訓練が効果を上げているのだろう。

 こころ自治会の役員会で若い世代と会う機会が有って、気付いたのは、今の若い世代は現状に問題が有ってもそのまま受け入れてしまうし、現状維持が正しいとする判断や行動には驚いてしまった。

 その時の雰囲気(空気?)、全体の風向き、気持ちなどで判断してしまう。論理も議論も無い。顔の無い無味乾燥さが有る。そのくせ、服装や生活スタイルや車では独自性を主張したい。

 少し、飛び跳ねていた戦後生まれ世代が大量に卒業してゆく中で、若い世代に目立ってきてのは、昔の日本人が帰ってきた印象だ。コンプレックスが強く、意見を明確にせず、目立たず、何かするときは単独ではなく数をバックにする。

 全体的に見た日本人の特性は、お互い協力しながら、真面目に努力する。職人的な分野や方法が強く、新しいものを好みながらも、実は良くも悪くも保守的。目立たず、全体の真ん中あたりにいる事で安心する。

 業務はきちんとこなすが、常識の範囲を出ず、独創性に欠け、ともすればお役所的になりがち。対人的に弱く営業や新分野が苦手。優れたリーダーを望みながらも、実際には芽を摘んでしまう。

 地位に敬意を払うが、実際に実力が有るかどうか、どのようにして地位を築いたかには興味が無い。また、日本では地位の高い者の責任が薄いため、方法を問わず兎に角高い地位を安直に取ろうとする。

 地位が上がると素直さや親切さが失われ、傲慢で横着になり人間が変わってしまう。しかも、周りがそれを受け入れる。

 日本社会では戦後、一応契約を結ぶ商習慣が出来てきたが、契約は形だけであったり、あるいは大企業が個人を縛るための一方的な内容である場合が多い。契約の概念、習慣が根付かない。

 バブルはノウハウのキャッチアップ、円安、土地価格の高騰などが重なり、戦略なき発展となったがために、質的向上を伴わないスケールアップで発展してきた。そこで誕生した既得権亡者たちは既得権を強力に維持する。

 日本は至る所問題だらけだが、誰も勇気を出して、直そうとしない。勇気はしばしば、災いとなる。沈みゆく日本をただただ眺めるしかなかったのだ。遅かったアベノミクスがどの程度効果を生むかは分からない。

 日本を救うには二つの方法が有る。一つは超円安。1998年ごろから国家戦略の最重要ツールは経済で、経済戦略の要は為替と考えてきた。残り一つは大学の改革。

 アメリカが強くなりすぎた日本を叩くための手段として円高を進めてきた。日本から中国に世界の工場を移した。しかし、日本の製造業は赤字に耐えて、事業を継続してきた。中小企業の70%が赤字でも耐えている。

 もし、為替が110円を超える円安になれば、全国の製造業が復活してくる。職人気質の日本人の良さが生かされてくる。

 日本に未来が感じられないのは発展に結びつかない教育にあった。取り分け、教育のすべてが集約される大学だ。教授など教える側が一方的にのたまい、それを盲目的に受け入れるような授業では変化の早いグローバルな社会では対応できない。

 教授対学生の激しい議論やバトル、リーダシップの育成、実践重視で実ビジネスの課題を用いた解決の訓練などに変更し、卒業条件は質を問うべきだ。


日本政府並びに官僚には戦略性皆無 日本企業の戦略性も甚だ疑問

2014年01月08日 13時37分15秒 | 思考空間

 生物は戦略的に進化したとする電気学会の全国大会原稿を平成15年から出してきて、今回が5回目になる。最初は空想の域を出なかった。しかし、世界中で出される生物研究論論文の中に私の仮説を証明する内容が出始めた。

 進化の定説はまだダーウィンの自然淘汰説がベースで、研究者もそれを固く信じている。突然変異で新たな種が誕生し、強いものが勝ち残ると言う、夢物語だ。

 最初の生命体誕生に至っては、必要な材料を集めがらがらポンすると、極めて稀な確率で出来るらしい。ところが、生きた細胞を作る研究でさえ、世界中で少なくとも50年ぐらいは継続されているが実現していない。

 頭のおかしい人達に何を言っても無駄だが、生物学者たちは信じて疑わない。議論もできない。しかし、ど素人の私の仮説は、先が長いものの確実に証明に向かっている。

 もっとも単純な細胞生物であれ、システムは極めて複雑であり、ち密であり、完成度が高い。とても人間の力で末端の細部まで完全に分析出るものではない。システムを書き出してゆくと、人間の作った大システムよりよほど大きいことに気付くのだ。

 詰まり、肉眼で辛うじて見えるような小さな生体システムが実に膨大なメカニズムを持っているのである。だから生体システムは巨大であると言える。

 この巨大で複雑で隅々までち密なシステムが偶然を重ねてゆきながら、進化すると考える天才たちの頭はどうなっているのかね。

 さて、前置きが長くなったが、私の仮説:ESCL(循環論理の評価システム)が物質から生命体へ、人間へと進化させたとする、生物の戦略的進化仮説から言える戦略性の基本の基本は①情報の幅広い収集と分析、②事実の徹底的解明、③正しい評価である。

 この基本3アイテムに関して、政府並びに官僚は、②と③を全く満たせていない。官僚とは嘘つき作文集団で、政治家や財務省を騙して予算を獲得する事が大目的。予算額が実績となり、後は金をばら撒き使い果たす。結果も責任も一切問われない。

 国民には官僚のいかさま極楽の情報は伝わらない。1,000兆円の大借金は目標達成まじか、2,000兆円の大借金に向けてまっしぐらに快進撃!!この暴走列車は止まりませんよ。

 日本企業は電気メーカーの惨敗ぶりを見れば、如何に戦略性が無いか明白。日立、ソニー、東芝、三菱、シャープなど日本のトップ企業全部を集めても、到底サムソン電子1社には敵わない。

 日本メーカーは文字通り、造ることが命で、ビジネスになっていない。自己満足で自分だけ興奮している。経営音痴で営業の何たるやを知らない。

 既に日本企業の電気系ノウハウはサムソン電子に吸い尽くされているが、化学・金属なども狙われている。

 日本企業の最大の弱点は営業であり、営業的センスが無く、当然販売力が弱いし、それ以上に具体的なニーズを汲み上げて、製品開発し、新しい商品を販売するためのシステムをプロモートする力に欠ける。何事につけても判断が遅い事も致命的。

 優れている点は、技術をキャッチアップし、更に完成させてゆく力で、世界中で荒削りに開発した商品は日本で完成度を高め、極みに至る。この技術は、しかし、サムソン電子に悉く持ってゆかれる。

 笑えるのは企業の提案制度。工場などの現場では提案制度が充実しており、優れた改善案は報奨金も出るし、壁に名前が貼りだされる。しかし、こと経営に関した提案は受け付けられない。本社の担当は自分が出来ていない事を認めることになるので却下する。

 実は、企業の現場は改善尽して改善の余地が少ない。最も、改善が必要なのは本社のあほどもであるし、それ以上に能天気な社長などトップの経営陣であることは明白だ。

 電力会社のトップは元々世の中の事をほとんど知らないからともっとひどい。下手に理念を持ち、ビジネスの事を知っていたら早い段階で潰されている。脳みそにカビが生えている。

 アベノミクスで為替が1ドル105円付近になってきた。日本の製造業がジワリと復活しつつあるが、製造業の復活はまた、円高の要因であり、日本企業がビジネス戦略を持たない限り、元の木阿弥になりかねない。


DNAが創造した快楽・・・その目的とは

2013年10月15日 12時13分54秒 | 思考空間

 NHKスペシャルで人間の進化がガンをもたらした原因の中に、セックスが出てくる。700万年前、チンパンジーと人間(ホモ・エレクトス)が枝分かれする。エレクトスは二足歩行で手が自由になり、獲物の運搬量が増えたのでオスは住処から数十キロ離れたところまで狩りに行くようになった。病の起源 第一集 がん

 セックスの話だが、チンパンジーのメスは生殖の時期になると生殖器が膨らみ、赤やピンクなる。メスは後ろ向きになって、オスに近づき、赤ピンクに大きくなった生殖器を見せる。そこでオスが背後から交尾する場合も有れば、成立しない場合も有る。チンパンジーのオスの精子はメスの周期に合わせて作られた。

 エレクトスの場合、オスが獲物を獲って帰ってくると、メスはご褒美としてセックスを許すようになる。そこで、チンパンジーのメスに有った生殖器の変化が消滅してしまう。片やオスはいつでも交尾出来るよう要求され、エンドレスで精子が増殖できるようになったという。

 交尾=セックスは快楽となり、一方、ガンはちゃっかり精子の無限に増殖できる機能を手に入れたというのだ。通常の細胞は分裂回数を制限するテロメアが有るのに対して、精子にもガンにもテロメアが存在しない。

 私が注目したのはこの戦略的な進化だ。そもそも、ペニスもヴァギナも、双方がサイズと言い、形と言い、あるいは調整機能と言い、両方の条件がマッチングしないとセックスは成り立たない。

 また、精子が卵子に到達するまでの競争は強い種を残すための優れた方法でもある。(器官は異なるが、脳の皮質形成でも、細胞どうしの競争の原理が採用されている)

 相互関係の進化には昆虫と花の関係も有る。花が蜜を分泌し、ミツバチが蜜を集めに来ては花粉を身体につけて飛び、次の花の蜜を採る時に花粉をめしべにつける。そこで、異なる遺伝子情報を入手できる。昆虫と花との関係は相互に利用しあう進化が進んだ例だ。

 このような戦略を誰が考えているか?それはDNAしかない。しかし、生物関連の学会や専門家の間では、現在でもダーウィンの自然淘汰説が支持されており、戦略的な進化はおろか、獲得形質の遺伝も否定されている。

 私は、10年ぐらい前から「生物にはコアに評価システムが有り、評価システムが経験情報などを基にシミュレーションし、発展性を評価して進化させる」という新しい進化仮説を立て、何故か電気学会に発表してきた。幸い、これを裏付けるような事実が少しづつ明らかになっている。循環論理の評価システム

私はDNAを含む生体の中に評価システムが形成されると考えている。例えば、細胞が破損(怪我など)した時に評価システムが無いと、破損の状況が分からないし、設計図(遺伝子)との比較もできず、完治の判断もできない。体の中の様々なシステムを安全に保つのも評価システムのお蔭だ》

 そもそも、宇宙物理学者の言う、「必要物質が揃えば必然的に生命体が誕生する」ようなものではない。物質から生命に移動させる駆動装置が無ければ、宇宙で最も複雑な生命体は生まれない。実は、複雑な仕掛けは外的要因で壊れやすく、複雑さがさらに複雑になるには特別な仕掛けがいるのだ。

 この駆動装置も物質に形成された 評価システムと考えている。つまり、物質から人間に至る駆動装置として評価システムが有ったとする統一理論が形成される。

 セックスの話に戻るが、人間のオス=男性は女性の裸を見ると性欲を刺激される。取り分け、陰毛はそうだろう。これは明らかに、DNAがそのように設計しているし、先祖が性欲を感じた記録が残っているのだ。性器も場所と言い、形(オスメスで異なる)、サイズと言い、完璧に設計され進化している。

 DNAは人間にセックスの快楽を与え、人類はかつてない人口で溢れることになった。しかし、その増殖は限界に達しようとしている。実は、快楽以前に死や滅亡の恐怖を与えている。この事が高度に進化した人類を悩ませている。

 今後、更に進化した人類が登場するかもしれないがDNAが次に何を目指すかはわからない。


9.11世界貿易センタービル崩壊は疑惑だらけ

2013年09月18日 12時01分15秒 | 思考空間

 その日、早朝テレビをつけるとBSで超高層ビルの上層から大量の煙が出ているのを映し出していた。抜けるような青空、天に刺さるような白のツインタワー、たなびくおびただしい黒煙、鮮やかなコントラストだ。

 何故、このような固定画像を放映し続けるのか分からなかった。やがてニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)と解説が有り、残り一つのビルにも旅客機が突っ込む。そして、ある一瞬からビルが崩壊を始める。煤塵が逃げ惑う人々を追いかけ、カメラも飲み込まれ何も見えなくなった。悪夢だった。

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 ビルが崩壊した理由が理解できなかった。きっと、ジェット燃料はガソリンよりも揮発性や燃焼温度も高く破壊力が有るのかと思った。床を破壊しながらジェット燃料がどんどん下部に流れ落ち、燃焼や爆発で鉄骨を劣化させたと想像した。しかし、後で分かったことだが、実はジェット燃料は軽油(灯油の純度を高くしたようなもの)に近かった。

 つまり、菜種油を改質すれば、ジェット燃料になる。決して爆発的なパワーを秘めているわけではない。軽油(灯油と殆ど同質)を床にばらまき、火をつけたところで、ガソリンほどの爆発力は無く、どんどん床を破り、下層まで流れる・・・なんてことは無い。

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 一方、ビルの耐荷重は相当のもので、例えば一般の既存ビルの屋上にプールを作って水を貯めてもびくともしない。私はかつて、ビルの屋上に蓄熱槽(深夜に水を冷却や加熱し、昼間の空調に利用)の設置を検討していた。

 第一に、ビルにジェット機が衝突したにも拘らず、ビルの揺れは画像では確認できず(当然揺れは有っただろうが)、急速な崩壊に至るまで、前兆も無かった。ビル全体の崩壊も有り得ない事だが、大きな疑問は400mを超える高さのビルが10秒という短時間で崩れ落ちたことだ。

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 WTCの屋上高さは417mだったので、その高さからコンクリートを落下させた場合、空気抵抗無しで計算すると地面に落ちる時間は9.2秒、空気抵抗を計算すると10秒ぐらいになる。つまり、WTCは物質の落下速度と同じ速度で崩壊したことになる。あり得ない話だ。(追記1:専門家によると下の階で爆発を起こさせ真空を作って上の階を引っ張らない限り、短時間でビルは崩壊しないらしい)

 第7ビル(別の場所)に至っては、ジェット旅客機が衝突したわけでもないのに、ツインタワービルが崩壊した8時間後に、突然、崩壊している。ツインタワーの破片が飛び当たり8時間後倒壊とするには(実際には何も当たっていない)あまりも漫画的過ぎる。何かが有ると見るのが普通だろうね。

http://www.youtube.com/watch?v=LD06SAf0p9A&eurl=

 追記2:《イギリスBBCは第7ビルが崩壊する23分前に第7ビル崩壊のレポートをしていた。画面にはまだ健在な第7ビルが映っていた。原稿を先に貰い、レポートの時間を間違えたのだろう。公式な発表では、ツインタワーの影響と火災が原因となっているが、頑丈なビルが6.5秒で崩壊はしない》

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 これは、アメリカの告発者が指摘しているのだが、ビル崩壊の映像を詳細に検討すると、崩壊の過程でダイナマイトが爆発したような火花が見えると言う。壊れ方からしても何者かがダイナマイトを仕掛けた可能性が高い。よくアメリのニュースで古いビルを壊すパターンだ。

追記3:《デンマークのネット科学雑誌videnskab.dkはWTCの痕からスーパーサーマイトを発見したとする論文を掲載した。塗料のように塗ることが出来る爆発物だ。ナノ・テルミットとも呼ばれ、3,000℃になり鉄を容易に切断でき、爆発力はダイナマイトを上回る。現場の証言では鉄が溶鉱炉のように溶けていたという。このナノ・テルミットはアメリカ軍しか製造できないらしい。

《テレビ朝日では、ビルが崩壊中、まだ健全な下の階層で、白い煙が数十メートル程度激しく吹き出し(ガス爆発のよう)、その吹き出しが下に異動するのを指摘した。》

 仕掛けたのが何者かは、大変な問題だ。アメリカの告発者は、アメリカ政府側の人間としている。告発者はトンキン湾事件など、アメリカが関わった戦争や紛争について、事前に例外なく仕組んでいるとして証拠を挙げていた。例えばベトナム戦争である。

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  1964年8月、北ベトナムのトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したと発表され、アメリカは本格的にベトナム戦争を開始した。しかし、1971年6月ニューヨーク・タイムズのニール・シーハン記者が、”ペンタゴン・ペーパーズ”を入手し、トンキン湾事件はアメリカが仕組んだことを暴露した。

 中東で戦争が勃発した際も、裏でCIAが仕掛けたと、一般のアメリカ人が語っていた。

 アメリカ政府にとって都合の悪い事実を暴露すると、エドワード・スノーデン元CIA職員のように、危険が迫る。先の告発者の動画などもいつの間にか消滅している。

追記4:《アメリカのTRU TVのWTCの疑惑追及番組がYOU TUBEにアップされているが、重要な証言の字幕(日本語)が全部消されている。私の拙い英語力で聞き取れたのは、「4つのフライトレコーダーが発見されておらず、このようなことはあり得ない」、「アメリカの自作自演」との専門家の意見、事実を知り得た多くの人が証言を拒否し「自分の命を心配する」と語っており、FBIが圧力をかけた模様。

 飛行機が突っ込む前に、地下の機械室が爆発したとの証言も有る。

 TRU TVの中で、専門家はWTCを完全に崩壊させ、証拠を隠滅する必要が有ったのだと述べている。時間のある人は、例えば「911 WTC 疑惑」とキーワードを入れて検索するとYOU TUBEを通じて疑惑を指摘する多くの映像などを見ることが出来る。世界中のまともな人々、特に博士号を持った専門家らが勇気を持って告発しているのが特徴。

 911事件の前から、ブッシュ元大統領のグループは石油を支配するための終わりなき戦いを想定しており、そのためのイラク(世界第2位の埋蔵量)への攻撃には「新しい真珠湾攻撃が必要」とのペーパーが密かに書かれていたようだ》

 

 


宇宙や生命はまだまだ謎に満ちた神秘の世界

2013年09月06日 18時36分40秒 | 思考空間

 ある書籍で、日本人は無条件にビッグバン理論を受け入れている。偏差値の高い大学、研究者は特にその傾向が強いのではないだろうか。何故なら日本の教育は丸暗記型で、教科書が正しいと信じなければ、丸暗記などバカバカしくてできない。一方、ヨーロッパなどではビッグバンに懐疑的な意見も多いと指摘されている

 有名大学の研究者数人と私の仮説について議論しようとしたが、若い研究者はダーウィンの自然淘汰を信じており、その枠から出ない。議論もできない。また、獲得形質の遺伝には否定的である。教科書どうりでえあるしかし、。実は、生命誕生も含めて、生命の神秘は殆ど解明されていない。

 我々は学生運動が最も盛んな時期に学園にいたのだが、社会科学系の教授は全てのものを疑えと説いた。成程と思ったものだ。我々の世代に気質にも合っていた。だから、当時の物理では電子が最も小さい物質と習っていたにも拘らず、ブラックホールの存在を知った時(リーダーズダイジェスト)、即座に、宇宙は電子より小さなる粒子で満ちており、その粒子が重力で拘束されると考えた。

 宇宙論、進化論は現代科学で最も謎の多いテーマであろう。教科書でも、理論や定説のように扱われているが決してそうではない。ビッグバンも仮説に過ぎない。進化論も自然淘汰だけではとても説明ができない。若い研究者は何故か頭が固い。イエスマンでなければ教授になれないという面もあるのか。

 アインシュタインは天才中の天才で、物理学の神様だからその理論の否定など許されるべきものではないのだろう。数学の計算力は恐るべきもので現代文明の推進力であり、数学的な証明は何者も否定できない。しかし、一つの数学式で宇宙全体の動きを表現するのは無理なところ。ひも理論を扱う数学者も、現実より数学を重視する問題点を告白していた。

 私が指摘したい最も重要なのは、「物理学者の期待する時間は存在しない」というところ。壮大できらびやかな宇宙論を展開するのも良い。その前に、厳密に時間存在性を実験や観察で証明すべきだ。

 生命の設計図を記録しているDNAは、その設計図に関わる部分が全体の2%程度に過ぎず、残りはジャンクとされてきた。しかし、私は残りのジャンクに生命のソフトが収納されていると発表した。つまり、DNAにはハード(設計図)、だけでなくソフトが満載されているのだ。

 例えば、ニワトリやカモは最初に見た動くものを親と認識する。ウミガメは卵の殻を破ると、一直線に海をめざし、泳ぎ始める。鳥は親から教わらなくても自力で飛べる。設計図だけでこのような現象になるはずがない。明らかにソフトが継承されている。生命は戦略的に進化してきたとするのが私の仮説だ。

 私のブログに対して、もっと勉強しろという批判が有った。電気学会会長になった某教授にも同じことを言われた。不勉強と言われたら確かにそうだろう。ただ、間違った教科書をいくら研究しても、本当の事は分からない。新しいステージには行けませんよ。もっとも、私には、高度な数学は理解できませんが。

建設中!!

 


半沢直樹のリアリティー

2013年08月25日 11時25分52秒 | 思考空間

 広島市内をドライブしている時、モニターに半沢直樹のダイジェスト版(1~3)が映し出された。思わず引き込まれてしまい、携帯で家内に録画を頼んだが家内も外出中。やむを得ず多門院で1時間ぐらい駐車して都築を見る。人目も有るので出て、モニターと前を見ながらドライブ、ついに広島市内を1周してしまった。以降全部録画している。

 私は国内のテレビ・ドラマ(フラット、嘘っぽい)に興味を持つことは殆ど無かった。もっぱらハリウッドDVDレンタル派。半沢直樹は勿論、架空の物語だが、自分の現役時代を振り返り、共通点が有るので妙にリアリティーを感じた。次第にアメリカ映画のような展開となり、リアリティーはやや薄れたが迫力が出てきた。

 架空のストーリーながら、サラリーマン、銀行業、国税、中小企業という現実の世界で、商習慣、業界ルール、法律などで業務が動き展開する。そこで面白さと、痛快感とリアリティーを想起させるのだ。

 主役の堺雅人は元々、さわやか&にこやかで、普通の芸能人と比べても浮世離れしている。およそこのストーリーと本人の持つ雰囲気との隔世さが、また興味を引き付けているのだろう。

 私の経験では、サラリーマンが上司に倍返し、ましてや10倍返しすることはまずありません。そんな中で、私は20%ぐらいは返してきたかな。例外の例外。現実には、半沢直樹とは逆に、上司は文字どうり10倍返しをしてくる。上司は部下に対して人事権を含む強い権限を持っているからです。

 アメリカのように、市民がピストルを所有し、まともな正当防衛が認められていれば何が有ってもおかしくない。大量殺人も起きているから、上司もうかつなことは出来ない。

 電力会社では自民党国会議員が最強の影響力を持っているので、国会議員をバックに上司の人事を動かした例は多々あったでしょう。話は変わるが、電力会社の研究所に勤めていた人が、自分が辞める時の送別会でテーブルをひっくり返したと言っていた。凄いですね。

 何故、半沢直樹は上司を滅多切りにしながら派手に活躍できるのか、原作者の池井戸潤氏(元銀行員)の論理を強いて推測するに、頭取の理解と支持が得られているのかなと思ったりしました。何かないとここまではやれない。

 電力会社と銀行は似ているところが有り、銀行員もアフター5での上司との付き合い、露骨なほどの上司へのサービスが影響するらしい。全く異なるのは、銀行は実績がある程度重視される点。半沢直樹はどこで戦略を練り必死の努力をしているのか、画面では見えないものの、実績を重ねながら凄い逆転の手を打つ。

 電力会社では下手に実績を上げようとしたら墓穴を掘る。特に本店は男性社員が形成する男ハーレム。実質的な仕事は、発電所、営業所、メーカー、下請けが実施。実質的な仕事が無いから、仕事のふりして声のかかるのを待つ。取締役以上から指名がかかれば最高。本店では無駄な人数の人間がうごめく。気持ちの悪い女郎・オカマ集団。

 半沢の部下は実に忠実で、助けてくれる。裏切ろうと悩む状況が見え、最後には味方になる。現実にはあり得ない。人事に強い支店長が課長を裏切れと言ったら、99%裏切るだろうね。裏切らなかったら将来は無い。しかも、忠実な部下のふりをして情報は支店長に筒抜け。嘘話が評価になり人事を動かす。

 私の場合、後藤田元官房長官をバックにした、「バックだけ大物(父親が後援会長)」が上司で部下をほぼ全員裏切らせた。程度の差は有るけどね。電力会社では正しい事の実行は全く担保されていない。作文と嘘ごとが評価され、いつか本人たちも何が何だか分からなくなる。

 電力会社ではよく言われる言葉が有ります。鉄砲の弾は後ろから飛んでくる。つまり、味方や部下から、後ろから打たれるということです。私の理解者であった部長も笑いながら言っていました。実際戦場でも有ったかもしれません。

 福島原発の漏えい水の発表など、次々と深刻になってきた。最初から世間を騙せたら騙そうの魂胆ありあり。そのいかさま体質の果てが、遂に、東京電力の手には負えなくなり、日本政府の重大な国際問題になってきた。

 国税があれほど恥をかかされることは無い。第一に、銀行は財務省の管理下に有り、天下りもいる。官僚どうしは助け合う。また、銀行はお返しを恐れるから、本店から指示が有り、謝罪と共に国税に土産を持たせる。多分、国税は不利になれば執拗に嫌がらせしてくる。

 半沢直樹はいよいよ東京本店。何しろ、支店と本店では舞台が桁外れにスケールアップするから更にすごい事になりそう。多分、銀行も本店はドロドロでしょうね。実力(実績、リーダーシップ、潜在力)や公正さで出世する世界ならクリアなものだが。

建設中!!


進化の謎解明を阻む長沼毅的発想

2013年07月04日 13時07分55秒 | 思考空間

 土曜日の起き掛け、スイッチを入れると「佐和子の朝」に生物学者が出ていた。長沼毅?初めて見る顔。広島大学の生物学者らしい。生物の進化について語っていた。「生物は突然変異でランダムに進化する」。阿川佐和子は熱心に聞き入っていた。 

 実は、広島大学には、私の進化論について聞いてもらおうと、某助手を訪ねたことが有る。全く受け入れて貰えなかった。他の訪問先は慶応大学、広島市立大学など。生物研究者はどなたも教科書に書いてある通りの発言をする。長沼毅も一緒。

 お聞きしたいのだが、もし、DNAがランダムに変化したらどうなるだろうか?一般の人には分かりにくいか。従来説ではDNAは設計図だ。DNAは常に宇宙線とか過酷な環境にさらされ傷ついたり変化している。

 計算機解析の手法としてランダムシミュレーションが有る。例えば、DNAの場合、乱数を発生させ、乱数で生物のDNAの場所選択と変化を起こさせる。簡単なプログラムだが、このケースの結果はやらなくても見える。やればやるほど生命のDNAが壊れ無意味なタンパク質配列になってしまう。

 生物学者は自分で計算機演算する機会が少なかったと思う。工学部ではこのような数値演算は常識だ。もっと分かりやすい例を示そう。

 例えば、おもちゃ自動車の設計図のランダムな変化を考える。大雑把に①ボディー、②タイヤ、③駆動系が有る。ボディーの形が多少変化したぐらいだと影響のない場合も有る。ところが、タイヤや駆動系が少しでも変わったら大変だ。

 タイヤのうちどれか一つの形や径が変わったらどうなるか。四角形や楕円になったら、一つだけ径が変わったら、走れないか、ひどいことになるだろうね。ギアやシャフトの一部が変化したら動かなくなる可能性大だ。

 支障を起こさないような秩序ある変化ではないのか?タイヤの径が一つ変わると、全部のタイヤが同じ径になる?

 動物の例:キリンは首が長くなったので血圧が人間の2倍以上になった。これに対してキリンの血管や心臓や組織がこの血圧に耐え、機能するように変化している。実はこのような変化(全体協調)はランダムとは言えない。

 同時に、生物学者は獲得形質(経験から形や機能などが変化し遺伝する事)を否定している。私は獲得形質について、その一部を証明する証拠を電気学会で報告した。(何で電気学会か?遡ってブログを見てください)

 明らかに生物は環境や目的に合わせて、創造的に進化しているのですよ。ランダムに変化して、強いものが生き残るとは確かに説得力があるが、もし、本当にランダムな変化が起きたら、進化の前に生体システムが壊れてしまう。

 もし、長沼毅の言うように、生物がランダムに進化したと仮定しよう。地球にはランダムに発達した、とんでもない生物が存在するはずだが、全体を通して大変秩序あり継続的な進化を遂げていることが分かるのである。

 タツノオトシゴには目が頭に二つついている。実は魚も、クジラも同様である。海の生物だけではない、カエルもトンボも鳥も人間も目が二つ頭についている。皮膚の一部が変化して出来た目が位置も一緒で、機能が連続的に向上し、人間に至っている。他の器官も同様だ。

 ハード(身体)とソフト(体の動かし方)の関係についても触れておこう。ロボット(自分で動ける)でもそうだが、ハードだけでは動けない。動かすソフトが有るからこそ、動けるのであり、さらに言えば、これが私の進化論の核だが、評価するシステムが有る。

 従来の進化論は設計図とハードの関係を述べているだけである。設計図さえあれば、体が出来て、動き始め、子孫を残し、いつか進化するらしい。少年・少女の夢物語のようでほのぼのとはしている。何となくピノキオを連想しますね。

 ロボットのような単純なシステムでも、バランスだとか目標地点到達の判断だとか様々な評価システムが働いている。

 様々な経験値やソフトが従来ジャンク(屑)と言われていたDNAに記録されているとするのが、これも私の仮説の一つ。設計部分のDNAは全体のわずか2%、これに対して残りの圧倒的多数が従来はジャンクと呼ばれていた。

 生命体には変化をシミュレーションし、より良い変化(経験などに基づく)を選択できる評価システムが有るからこそ、創造的で、理にかなった、しかも発展を目指した一方向の進化が実現したのである。

◆◆本日、長沼毅准教授ご本人からコメントが届き驚きました。原文をそのままご紹介します。率直で温かい人との印象を受けます。お差し支えなければ、一度、お伺いし、意見交換させて頂ければ幸いです。

 私が進化論を阻んでいるのでしたら、それは謝りますし、自分の誤りを正しますので、御教示ください。遺伝子の突然変異はランダムですが、それが表現型として発現される前に「個体発生」しない、つまり、生まれてこないこともありますし、たとえ生まれたとしても、後に環境圧による淘汰を受けることなどで、もともとランダムだったところに方向性が付けられてくる、というのが私の理解です。