宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

嘘の多い日本は取り残される

2008年03月30日 10時11分04秒 | 思考空間

 政治家は嘘ばかりついて国民を騙してきたわけだが、本当のウソつきの根源は官僚であることが社会保険庁や防衛省などの事件で分かってきた。本日の新聞では、「高速道路に無試験材料」との見出しが躍っている。姉歯建築設計事務所の耐震偽装でも世間を騒がせた。嘘は、利益を得、自分を有利にする手っ取り早い方法だ。だから、一流企業でさえ、簡単に嘘をつく。

 ところが、この嘘は国を発展させないどころか、崩壊にもつながる、恐ろしい爆弾だ。私が電気学会で発表した「評価システムが生命体には等価的に存在し、この評価システムが物質を生命体に、そして単細胞が人間までの進化発展を推進させてきた」とする仮説に従えば、優れた評価/システムが進化発展の駆動力なのである。優れた評価システムとは、事実を正しく究明するということでもある。逆に言えば、嘘が有れば発展しない。我々の体に嘘が含まれれば、たちまち病気になる。例えば、体のウソはガンであり、病気であり、傷である。

 視点を変えて、何故、最近は嘘が多いのか?現実に嘘は増えているのだろうと思うが 、マスコミが嘘をあばきはじめたということでもある。マスコミが正常に機能し始めたとすれば、それは一つの正常な方向ではある。


優良外国人をどんどん日本に移住させよう

2008年03月23日 12時04分46秒 | 思考空間

 日本民族は元々、朝鮮、中国、モンゴル、タイ、ミャンマー・・など東南アジア各国のパイオニアが流れ着いて築き上げた国だ。日本に最初から住んでいたと主張できるのアイヌ人のみだ。このような国際色が日本人の強さだった。純粋な日本人など存在しない。そうであるから、出生率が下がり、民族存亡の危機にさらされている今こそ、日本を海外に向けて開放すべきだ。ただ、怖いのは犯罪の増加など、社会の悪質化だ。

 そこで考えられるのが、優良外国人という条件付きの移住策である。例えば、医療や製造の技術、芸術、スポーツ、文化などで優れた優良外国人に日本移住を目的とした資格を与える。10年程度の優遇期間を与え、学業、住居、就職で優遇する一方で犯罪などを犯した場合には強制帰国とする。このチャンスはアジア人のみに偏ることなく広く世界を対象とすべきである。 

 日本には世界に冠たる製造をはじめとしたノウハウの蓄積があるのだから、それを意欲ある世界の若者が継承して欲しい。それこそが日本の未来の活力である。


官僚の、官僚による、官僚のための国家・・それが日本

2008年03月22日 10時30分36秒 | 社会・経済

 田中角栄が首相に就いた時、昭和の宰相、あるいはコンピューター付きブルドーザーと称された。小学校しか卒出ていない、新潟で生まれ貧しかった少年が、夢を描き努力を重ねて日本最高の権力得たのだ。田中首相は官僚を手懐け、上手に動かした。そのことは同時に、天下国家を語っていたスーパーエリート組織である官僚に衝撃を与え、その方向性を根底から変えることになった。官僚は頭が良いだけに気がついたのだ。自分達は学力において最優秀でありながら、実は現実的な指導力や実行力が学力に相応していないことに。そこから官僚は、自らの権力や利益を増大させるためにひた走る既得権維持管理組織へと変貌した。

 次の大きな転機は東西冷戦構造の終焉、バブルの崩壊だった。この同時に起きた二つの世界的な大変革が、官僚の果たすべき役割を決定的に奪うこととなった。

 官僚を語る時、「教科書」、「お勉強」という言葉が、象徴的でもあり、実態を表すにふさわしい。日本が、戦後の焼け跡から立ち上がり復興する上では、欧米を教科書としてキャッチアップする官僚の力がいかんなく発揮された。指導力や創造性を問われることはなかった。いち早く情報をキャッチして、それを企業や国民に伝え、予算をつけて普及させればよかった。

私の家内が知識型の人間なのでよく分かるが、知識エリートはミクロの世界の勝者で、マクロの世界ではどでかい穴が有る。つまり、どうでもよいへ理屈にはめちゃくちゃ強いが、基本的で非常に重要な問題において対応できない。言ってみれば、小さな領域で勝っても、大きな領域で負けているのだ。結果として、全くうまくいかない。 また、優先順位という概念が希薄である。ど近眼なので物事の大きさの比較が出来ない。そこで、簡単な問題だけ扱うことになり、時代の変化に対応できない。さらに言えば、知識エリートは経験も、バランス感覚も無い。無い無いづくしで、有るのは仮想情報の知識だけという、どうしようもない存在が知識エリートたる官僚である。


中国の世界制覇は現実のものに

2008年03月20日 20時14分20秒 | 軍事&中国

 21世紀後半の覇者はアメリカではなく、中国である可能性が高い。その理由は、中国の軍事戦略・・強力な軍事力を背景に経済を推進し豊富な資金で更に軍事力強化を図る・・が現在最も成功を収めており、今後もこの勢いが保たれると予想されるからだ。アメリカはイラクへの侵攻で決定的に釘付けとなり、悪の枢軸とまで名指した北朝鮮に妥協を繰り返さざるを得ない状況となっている。アメリカにとって最も頭の痛いイラクと北朝鮮の問題で中国は重要な鍵を握っており、アメリカを牽制・コントロールしつつ、非難をかわして着々と軍事力を強化している。将来、中国の軍事力が明らかにアメリカを上回った段階で、中国共産党は己の欲望を表面化させ、牙をむくことになるだろう.。

 ベルリンの壁崩壊は東西冷戦構造の終焉をもたらしただけではない。様々なシステムや動的なダイナミズムの変貌へと導いた。従来、全ての源泉で万能と位置づけられていた経済が軍事戦略の下で動かされることとなり、経済はレンジオーバーとなった。世界の経済を高々とうたいあげていた経済学者は分析・予想能力を失い、既存の経済理論では展望が開けなくなってきた。実はそのことが、21世紀の経済的な覇者とみなされていた日本の浮揚力をも奪うこととなった。

 世界の工場と言われてきた日本からその地位を中国へシフトさせたのはクリントン政権下のアメリカ政府だった。そのために、日本の製造業を中国へ立地させた。また、クリントンは日本を叩きながら同時に日本のビジネスを旧英連邦にシフトさせた。アメリカをはじめ、旧英連邦は1990年代かつてない繁栄を享受した。その背景にはアメリカの日本憎し、中国大好きがある。東西冷戦の末期、アメリカにとって軍事的に対峙していたソビエトよりも日本の方が脅威だった。片や中国は表面的に一度もアメリカと戦っていない。しかし、ベトナム戦争で腐敗の歴史を誇ったアメリカを打ち負かしたのが、ベトナムを後方から支援した中国だったはずである。

 中国はしたたかである。この国は数千年にわたって侵略者などによって支配され、支配される側のたくましさを身につけてきた。強者に従うように見せて実は自分達の目的を実現することができる。筆者はビジネスのため中国に5回行き、国内でも中国通訳雇用などを経験したが、とても日本人の常識で付き合える相手ではない。中国人は子供でも駆け引きしてくる、昨日約束したことが簡単に反故になる。言葉は悪いが、中国人社会は嘘つきどうしが駆け引きしているようなものだ。中国はアメリカにすり寄り恭順の姿勢を示しながら、無茶は承知でがむしゃらな経済成長を推進し、そこで得られる莫大な資金を軍事拡大につぎ込む。経済成長は資金を得ることに加えて、GDP比率で軍事費を1.4%に抑制しているとの言い訳に使える。

 夏のオリンピックを前にチベットでの騒乱が世界的な広がりとなりつつある。しかし、中国に民主化を求める世界的な動きにはなりにくい。巨大な中国市場での権利喪失を各国政府が懸念しているからだ。

 クリントン政権の歴史的なチョンボは共産体制の中国に世界工場の地位を与え、強力に支援してきたことだ。中国は自国にとって都合の良い共産体制と自由主義体制を使い分け、経済成長至上主義を強行する。中国はいざとなればいつでも日本をはじめ世界の企業が立地した工場を国家命令で取り上げることもできる。中国の当面の目標は、海軍と空軍でもアメリカを上回ることだろう。陸軍が世界一であることはすでにベトナム戦争で立証されている。そしてその時こそ、中国の世界制覇が現実のものとして実現されてくる。


司馬遼太郎が危惧した日本の未来

2008年03月08日 11時30分54秒 | 思考空間

 日本経済がその成長を更に加速させてバブルと呼ばれる10年前の1975年、社会人としてその新しい世界への扉を開けた時、期待感もあったがむしろ日本社会が悪化してゆくことへの漠然とした不安が思考空間を漂っていた。果たして、その予感は的中してゆき、現実となってきた。今や、日本の良さはことごとく失われつつあり、モラルの破壊、いじめ、自殺や殺人の増大など病的な日本の状況を疑わない人はいないだろう。

 1994年だったか、司馬遼太郎が週刊現代で、日本の未来が心配だと書いた。私が知る限り、知識人では初めてそのことを明確に表した。むさぼるようにそのコラムを読んだ。(その後、田原総一郎がサンテレで同様の発言をした。) 司馬遼太郎は「日本は難しい」とも書いていた。しかし、司馬遼太郎はその難しさの内容を具体的に書いていなかった。司馬遼太郎は、日本は解決すべき多くの問題を抱えながら、その解決が難しいために、日本の未来が危ぶまれることを言いたかったのだ。そのことは、直感的に理解できたが、具体的に何なのかが分からなかった。

 日本は難しい。司馬遼太郎ほどの人物だから、その具体的な内容について確信が有れば、もう一歩踏み込んだ記述があったはずだ。そう考えると、日本の難しさを解き明かしてみたいとの思いが強くなった。このテーマは分かっているようで、明快に表現するのは簡単ではなかった。1998年ごろ、日本を形成する既得権構造の概念を得て、自分なりに納得できる回答を得た。

 日本は官僚という最強の既得権組織を頂点として、その下に繋がる権力連鎖で形成されている。政府や役所の許認可を要する企業、非競争型の組織ほどこの性格が強い。既得権は本来アンフェアー、非合理的なもので、これを維持のために、更にアンフェアーで非合理的な行いがなされる。表面的には完璧で美しく、実は嘘が横行し、都合の悪い事実は粉飾され、隠ぺいされ、いつの間にか抹消される。

 ベルリンの壁が壊され、東西冷戦が終了し、価値観や成功方程式ががらりとその方向を変えた中で、官僚は日本をリードすべき力を失いつつも、支配構造は営々と築き上げてきた。失われた10年と言われるが、実は官僚が繰り出したあらゆる手段は全く功を奏せず、いたずらに税金をばら撒いただけで負債が膨らみ日本の沈下が決定的なものになった。官僚は無能さをさらけ出し何の結果も出せなかった10年だったが、権力を構築することだけは必死で進めてきたのだ。

 日本最高の官僚組織リードするのは東大の法学部をトップクラスで卒業した頭脳であるが、彼等がその実力を発揮するのは教科書の世界であり、実績・経験のない世界では歯が立たない。正確に言えば、彼等が自らを防御しつつ最大限の権力を維持するには、未知の世界には入り込めない。未知の世界では、学力無い人材と同じ条件・レベルで戦わざるを得ず、それ以上にミスを極端に恐れるのである。既得権組織では常に完ぺきを求められ、ミスは致命傷である。知識という曖昧な情報を駆使し、極めてミクロな世界で完璧を演出するゲームの覇者、それが官僚である。最高に優秀な頭脳を持ち、一方で比類のない巨大な欠陥を持ち合わせているのが官僚、および官僚組織である。

 国会議員と言えども官僚には歯が立たず、日本国内において、官僚に並ぶ力は無い。同じく、非競争型・政府認可型のビジネス企業において、既得権構造は厳然たる力を持っている。すなわち、日本の社会では、アンフェアー・非合理が正しいことであり、これを正そうとすることが悪なのだ。日本人はそのことを実によく理解している。うっかり本当のことを言えば、たちまちいじめ、村八分、左遷、首切りとなりかねない。末端の組織までとんでもない悪行が実に違和感なく整然と実行される。この日本型悪行の例外は、表面化することだ。法律違反が表に出、警察が動くとトップが逮捕される。トップの逮捕が当たり前になってきたのはおそらく、1980年ごろからだろう。

 日本の未来を切り開くには、最大のガンである官僚組織を改革することが求められるが、政府与党として長年政権を維持してきた自民党の最大の支援組織であり、巨大企業の利権とも強力に絡んでおり、それは容易なことではない。民主党など現在の野党が政権を獲得しても、予算に絡めて巧妙にたち振る舞いしぶとく生き続けるであろう。国民の下僕という理念とはかけ離れた、自らの欲得だけのために権力を増大維持し、未来の発展をの目を摘んでゆく官僚組織の存在こそが、実は司馬遼太郎の危惧した、日本の難しさであり、実現不可能な日本の未来発展である。


NHKが「オイヒー!!」を普及させる

2008年03月01日 12時05分44秒 | 思考空間

 毎日のように過激な事件が起きる中、一方では極楽文化が蔓延し、テレビでグルメや食べ歩きなど食の番組が増えた。テレビを見ている側では、自分で食べれるわけではないから、出演者の反応に注目することになる。出演者に若い女性や女優が含まれている場合に必ず出てくるのが「オイヒー」など、口に食べ物を入れたままのトーンアップした金切り声だ。「ウーーー」、「ムグムグムグ」という声にならない声も出される。それも、NHKが率先してやっている。民放も右に習えだ。

 食事場面を観察していると、男性はきちんと食べ物を飲み込んだ後に発言している。何故か必ず美味しいと言う。どうやら、口に食べ物を残した状態で喋ることができるのは若い女性に許された暗黙の特権のようだ。NHKが率先するのでどのチャンネルを回しても、「オイヒー」、「ウーーー」、「ムグムグムグ」などが放映されている。下品極まりない。気分が悪いというか、止めてほしい。

 母親の子供に対する影響力は父親に比べて、数倍とされている。幼い時ほど、基本的な性格形成に決定的な影響力がある。大人に近づくと父親の影響力が強まる。行儀の悪い若い女性が増えることで、これからの世代に悪影響が出ることは避けられない。NHKが日本人を滅ぼす意図を持っているとは思わないが、常識人がたくさんいると思われるNHKでなぜ、誰も指導や注意が出来ないのか?世も末だ。