宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

習近平は朴 槿惠(パククネ)大統領に南北朝鮮統一を餌として、取り込みと従属化を図っている可能性大

2014年03月30日 17時29分55秒 | 国際・政治

 中国は共産党の一党独裁で経済成長をベースに軍事拡大を驀進する、いわば人類社会に巣食うガンのようなもので、通常の方法では誰もその進行を止められない。このままでは韓国、やがて日本も中国に飲み込まれる。

 中国は東アジア地区の覇者となる為、日米韓を分断する必要が有り、南北朝鮮の統一を餌にパククネ大統領に持ち掛け、韓国の取り込みを図ると共に従属化を狙っている可能性が高い。その大きな材料が慰安婦問題。

 中韓は緊密に連絡を取り合い、中国は韓国に対して反日本キャンペーンと日本との離反を指示している。

 中国にとって北朝鮮は極めて重要なカードで有り続け、北朝鮮の最近の動きに手を焼いており、様々なシミュレーションがなされている。その中で朝鮮全域を従属的支配下に置くようなケースも想定されている。

 一方、アメリカのリーダー層は何故、安倍首相が慰安婦問題を解決できないのか、解決しないのかについて疑問を持っている。つまりアメリカなら色々試みるだろうという感覚。

 アメリカの大統領の場合、寝る前にCIAに課題の解決方法を支持しておくと、CIAが夜のうちに世界中の情報を分析し、朝、大統領が起床した時には解決策が何案か用意されるシステム。

 私が首相なら、中韓の情報を大量に集めて分析する。オバマ大統領にCIA情報の提出をお願いする手も有る。

 慰安婦問題の落としどころとしては、例えば日韓友好関係育成基金という韓国への資金提供システム(日本国内向け)を作り、韓国側では慰安婦問題と受け止め、両国内ではそれぞれ勝手に解釈する方法が有る。韓国国内では慰安婦にお金を配るのでも何でも良い。

 慰安婦問題が片付いても、東アジア問題の主役は常に中国であり、新たな問題が起きてくることは明白。しかし、日米韓が手を取り合い協力し合い、中国に対抗するには、積極的に、着実に、目の前の課題を解決して行かなければならない。

 中国は東アジアを制圧し、最終的には軍事力でアメリカを上回り、屈服させることが目標。中国は世界制覇をめざし、百年単位で実現してゆくそのしたたかさは大変なもの。そのためには中国は何でもやる。戦略性は有る。


みんなの党・渡辺喜美代表は猪瀬前知事を批判して火の粉が自分に降りかかってきた

2014年03月29日 10時17分04秒 | 社会・経済

 みんなの党の良さは、官僚組織の問題点を指摘し改革を目指すぶれない姿勢だったが、清潔感でもあった。渡辺は猪瀬知事の5000万円受け取り問題も、個人的な借り入れとしている事に対して批判していた。

 ところが、今回のDHC・吉田会長から8億円を個人口座に振り込んで貰っていた件では、猪瀬知事同様に「個人的借入」と釈明している。猪瀬知事との差は「猪瀬知事が札束受け取り、自分は口座振り込み」らしい。どこがどう違うのか。

 火の粉がそっくり渡辺党首に真上から降りかかってきた。

 渡辺喜美の官僚改革を目指す一途な姿勢は多くの共感を呼んだ。そのため、地方議員もぽつぽつ誕生した。私の仲間は前回次点だったが、結いの党への分裂に続き、今回の不祥事で相当ショックを受けたに違いない。

 今回、問題がオープンになったのは、結いの党との分裂で先行きの見通しがつかなくなったことに加えて、やはり、猪瀬知事への個人借入批判だろう。吉田会長からすれば、党を壊し、金が返る算段も消えた上に何を言ってるんだとの思いか。

 前にも書いたように、渡辺は党が分裂するのを何としても避けるべきだった。そのために江田憲司に会い、謝罪し手を打てばよかった。江田 のような人材は得難い。党が分裂する事、江田が去る事は決定的なダメージを受ける事が明白だった。

 ふたを開けると、予想以上の議員(14人:後に柿沢氏が加入して15人になる)が去り、みんなの党は完全に勢いを失った。結いの党にしても力の無い小数政党であることに変わりはない。

 もっとさかのぼれば、何故維新の会と一緒にならなかったのか。これも前に書いたが、もし維新の会と一緒になり、維新の会に自民党古株がいなかったら衆議院選挙で150人を超える大集団になっていただろう。

 官僚改革の点では橋下とも方向が一致していたのだから、今頃実現していたかもしれない。気分やプライドが大切なのか、目的達成が大切なのか。残念ながら日本では前者なのだと言わざるを得ない。

 かつて、渡辺喜美氏が自民党を飛び出した時、拍手。私はいち早く献金したのだが、その後、ぺらっと領収書が届いただけで、みんなの党を結党後も何の連絡もなく、問い合わせてもらちが明かない。

 とんでもない政党だと判断し、一切、関わりを持っていない。それにしても、かつて期待した政党(新自由クラブ、新生党、民主党、維新の会、みんなの党)が全て、悉く破綻してゆくとは、日本の政治風土、政治文化が幼すぎるのか。

追記:維新の会は、合併条件で、みんなの党を解散しろと要求したのでしたね。奢る平家は久しからず・・か。未来の良い教訓となれば良いが。


袴田死刑囚は無茶で強引な警察権力で貴重な人生を奪われた 最新科学の勝利

2014年03月28日 18時16分57秒 | 深刻な問題

 袴田死刑囚の再審が認められたことは大変良かった。色々課題のある日本の司法だが、今回は正しい判断で、そんなにひどい国ではない事が分かった。

 48年間の人生を戻せと言われても、戻しようが無い。まずは検察が即時抗告を止めること、その上で開放感を味わってもらい、可能な限りの楽しい余生を送って頂きたい。袴田さんを無理やり死刑囚にした関係者は全員謝罪すべきだ。

 検察の即時抗告はメンツと組織防衛以外の名のものでもない。この連中は人の命なんて何とも思っていない。恐ろしい組織だ。司法関係の記者に会いに行くと何とそこは検察関係の監視付ビルの中。マスコミを完全に取り込み支配している。

 袴田死刑囚の事は以前からニュースで知ってはいたが、詳細が分からなかった。事実関係を知るに至って、警察が無理やり袴田さんを死刑囚にするための出鱈目をやっていたことが分かった。

 証拠として、最も重要なポイントになったのは衣服などについていた血液のDNAが袴田死刑囚と一致しなかった点だ。検察側の検査でも一致しなかったというから再審判決は当然すぎるほど当然。

 DNA鑑定の技術は年々向上しており、今では古い血痕からも精度よくDNAが判別できる。マンモスの化石からもDNAが分析できるかと期待されている。

 味噌樽から見つかった衣服は1年も浸かっていると、完全に味噌のこげ茶のに染まってしまう。証拠として提出されたような白っぽいものではない。これは明らかに警察のねつ造ですね。ようやるわ。

 一方で、死刑判決文を書いた元裁判官(静岡地裁)、熊本典道さんは今も悔やんでいる。途中から裁判に加わり「こんな証拠で死刑にするのはむちゃ」と先輩の裁判官2人に訴えたが説得できなかった。

 ニュースでも「袴田君に謝りたい。申し訳なかった」と言い。疲れ切ったような表情で涙があふれていた。真面目で正直な人なんだな。残り二人の先輩判事は全く意に介さないところだろう。上訴しろと怒っているかもしれない。

 警察のお粗末さは、私自身の経験でも良く分かる。昔、母が下宿をやっていた。無理を頼まれ好意で部屋を貸していた人が財布を無くしたと言い、捜査に来た警察が何の証拠も根拠もなく、思い付きで喋る。

 部屋を借りていた人は、自分で購入した鍵をかけて外出していた。誰も中に入れない。捜査に協力しようと親切にしていたら「これは外部の犯行ではないな」などと言うのである。まるで私が犯人ではないか。子供だったが傷ついた。

 鹿児島県の志布志事件では無罪の人々が警察の厳しい尋問を受け、13人のうち耐えきれず、6人が警察の言うとおりに「自白」した。昔から、警察は証拠より、自白に頼っていたし、日本人はどちらかと言うと精神的に弱い。

 死刑された人の中には無罪の人もいただろうね。ひどい話。司法関係者や警察は、野蛮で無茶苦茶なやり方がまかり通っていた事実を正面からとらえて、猛反省し、今後のあり方を考えるべきだ。


STAP細胞論文の問題は小保方氏よりも上司・笹井芳樹副所長の責任

2014年03月25日 17時00分52秒 | 生命

 今回の一連の騒動では、小保方さんも生きている心地がしないだろう。とっくに首を洗って待っている。ところがNATUREに出した論文の共著者である笹井芳樹氏は小保方さんの上司にして、理研の副所長らしい。

 こうなると話はガラッと変わってくる。通常、上司は部下の報告書であれ、論文であれ、自分の所を通る以上は全ての責任を負う。しかも、共著である。今回笹井芳樹氏は殆ど攻撃されていないが、主役は交代しなければならない。

 小保方さんの拙いコピペがどうとか、マスコミや特に東大系の研究者から激しい山の様な攻撃となっているが正面に立つべきは笹井芳樹副所長。小保方さんの安直な論文コピーなどを含めて、笹井芳樹副所長は全責任を負わなければならない。

 ネットでは論文の殆どは笹井芳樹副所長が書いたとしてある。この点は確かめようがないが、上司が共著であれば、当初の論文が不備が有る、あるいは十分ではないとなれば、上司が全面的に書き換える事も当然の事。

 それは常識で、最近、私の関わる仕事でもそうしてきた。もし、上司が責任を負わないなら、それは上司ではない。何故なら、部下は上司の命令で動き、人事権まで持っている。

 今回の問題は笹井芳樹氏と山中伸弥氏のライバル対決でもあるようだ。京都大学の細胞関連研究でエリート中のエリートだった笹井芳樹氏が京都大学再生医科学研究所・所長から理研に移り、後釜が神戸大学から京都大学に来た山中伸弥氏。

 ところが、山中伸弥氏は若くしてノーベル賞をとってしまい、形勢逆転。そこで、笹井芳樹氏はジェラシーを感じ、焦ったと見られる。その焦りと、東大研究者をはじめとしたジェラシー(重箱隅つつき)が今回のドタバタを生み出したのではないか。

 小保方さんの博士論文はボツの可能性が高い。博士号を失うと理研を失職する事も雑誌などで書かれている。私も問題点は厳しく指摘してきた。しかし、ここは頭を冷やして、状況を冷静に見守るべきだろう。

 もし、STAP細胞が本物だったら、人類の宝なのだから、科学の良い教訓として、戒めとして、今後の改善が図られるよう、直すところは直し、再出発させたら良い。

 よく考えてごらん。官僚なんて、如何に日本を沈没させようと、悪い事をしようと表沙汰にはならず、高い権限と高い収入を得て、余生を天国のごとく過ごすんだよ。小保方を何としても潰すのなら、その前に全官僚を潰せ。


ベンツML350BlueTec(ディーゼル)で2.4万キロ走破 サラ・ブライトマンと駆け抜ける全ての

2014年03月23日 18時30分14秒 | 

 今年の3月15日でちょうどMLを初めて車庫入れしてから1年経過、週末に岡山の牛窓で仲間と1泊2日の懇親会を開催し帰って来て、2.4万キロを超えた。1か月が2,000kmのペースだからかなり距離が伸びている。

 ヤナセからは標準が年間1~1.5万キロ程度なので、走行距離が多いと、1kmあたり20円ほど売る時の価格が下がりますと言われている。しかし、そのために走行距離を落とすなど本末転倒なので気にしない。

 今週は珍しく松山、牛窓と長距離をドライブし、改めて、あらゆる場面での高級テイスト、追い越し加速の良さ、スムーズさを堪能し、安全機能の良さを安心感として感じることが出来た。

 山陽道はトップまで375mの急坂もあり、結構アップダウンを伴う。ML350BlueTecは何しろトルクが63.2kgmと巨大なので、登坂でもレーシングカーの様な加速が楽しめる。追い越し加速はモンスターと遜色ない。

 前の車を追い越すのに、手間取るようだとイライラするし、状態が変わる危険性も有る。その点、MLではアクセルを踏み込むと、強力なトルクで胸のすくような加速を生む。しかも、モンスターのようにノイジーではない。

 下手な操作でタイヤに負担がかかる場面でもベンツ独自の制御システムで、タイヤ毎の制御やエンジンの抑制などでスリップを防ぐことが出来るのは、心の余裕に繋がる。

  変な話で恐縮だがMLはサイズが大きいので、他のベンツが来ようが、BMWが来ようが、アウディーが来ようが、相手の方がちょっと腰が引けている感じで、対外車でも気分的に楽だ。

 ただし、MLが四駆なので遅いと勘違いする人もいるみたいだ。2車線で、中央の最後尾にいると、後続車がわざわざ外の車線つく場合が結構ある。遠慮している点もあるかもしれないが。

 最も気にしていたのはディーゼルの経年に伴う音や振動だった。しかし、特に変化は感じないし、今後も問題なさそうだ。シリンダーの容量が1気筒500CCと小さくしてあり(ガソリン車の580ccより小さい)、静粛さには加工精度、材質、オイルが向上している事が貢献している。

 昔のディーゼルエンジンでは、新車の時からがらがらという音と振動が有ったらしい。この点は相当の技術開発が進んできたのだ。外では少しノイズが有るが、窓を閉めると同じタイプのガソリン車との差は無いといって良いだろう。

 これは画期的な事だ。何故なら、新開発省エネディーゼルだから、燃費は抜群に良い上に、追い越し加速はレーシングカー。高速道路では、時々お遊びで加速しても1リットル13kmぐらいかな。燃料コストはガソリン車の半分。

 タイヤは扁平で、ランクルと比べると道路の小さな凹凸を拾いやすい。味付けはランクルと異なるが乗り心地は良い。直線性が良く、ハンドルは小気味よく切れ、カーブでは安定している。

 ランクルでは小さなカーブが最悪だった。MLならガンガン、カーブを攻められる。カーブでちびなセダンに負けない。タイヤパンクを知らせてくれるのも凄い。

 空調は素晴らしいね。短時間で均質な温度環境になる。特に寒い国の車らしく、暖房は足先を含めて体全体を全体を温かくしてくれる。まるで湯船に入っているよう。

 私の車は新車時から、レーダーと監視カメラ2台を付け、テレビは走行中も見ることが出来る。高速道路ではハードディスクに詰め込んだマドンナ、ガガ、サラ・ブライトマン、ビヨンセ他、新しい曲をガンガン流す。奥行きのある音は抜群にいいね。

 新しい曲を入れるには、どれかを落とさざるを得ず、それが面倒くさい。容量を2倍以上にして欲しい。ヤナセではハードディスクがいっぱいになったのを見たのは私の車が初めてと言っていた。

 ベンツのナビは三菱電機でこの癖もだんだんわかってきた。カロッツェリアのように曲がる場所を「ここです」とは言わないが、画面に手前から青い縦BARが出て、そのBARが縮んで消える直前が曲がるポイントだ。

 ナビがタッチパネルではなく、ベンツは頑固に採用しないのが泣き所。音声認識で「施設検索」と言い、ズバリ「スカイツリー」などというのが便利だが、「愛媛大学工学部」と言っても、工学部が出てこない。電話番号が有れば、それが最も的確。

 レクサスではナビ電話で女性が対応し、目的地を設定してくれるのに比べるとこの点でははっきり劣ると言わざるを得ない。最近、BMWでは緊急時に繋がるサービスが出来たらしい。

 操作方法はヤナセに行っては聞いたので、1年で主な操作の80%以上は頭に入ったかな。スマホのブルーツース設定も自分でできるようになった。今どきの車はスイッチ操作が多くて大変。

 ハンドルの右に有り、指で動かす電子サスペンションは最初驚いたものの、今では便利さが当たり前になって、特に感じなくなった。ただ、他の外車で相変わらずセンターのレバーを後ろに下げるミッションを見ると古いなと感じる。

 ブレーキは兎に角良く効く。低速でうっかり踏み過ぎるとガツンと止まるので、円滑さを欠くが、このブレーキの良さは安全性を支える。事故を防止できる。引き換えに、外車特有だが、ホイールがすぐ汚れる。

 広島ヤナセには、平日と土曜日は美人の受付がいるので、土曜毎に行く事にしており、毎回テーマを考えては聞く。すると、サービスや営業を呼んでくれるので、アイスティーを飲みながら話が聞ける。

 不満だった低速時1000~2000回転付近の排気音は気にならなくなった。パワーのあるエンジンは大なり小なり独特の排気音が有り、音量は小さい部類。チューニングしたAMGではアイドリング状態でボロボロ言っている。

 AMGはベンツで特別チューニングしたレーシング仕様の車だ。2リットルでも360馬力が出るらしい。4月以降、AMGを広島と東京で試乗してみる。

 ヤナセではほとんどのベンツ車が売り切れ、僅かに残った売れ筋ではない車をショールに飾っている。これを売るのも営業の腕と言っている。4月分も前倒しで完売で、暫く新車が在庫しない。

 ここ数年、絶対量はアウディーの方が売れているらしいが、最近の販売数の伸びはベンツの方が大きいだろう。何しろベンツは昨年、全車すっかり様変わりし、新しいベンツになったのだ。

 ベンツは確かに価格が高い。高いが、あらゆる場面での世界一の安全性を考えるとリーズナブルな保険料ではないだろうか。


琴欧州関は真面目で優しすぎた 惜しまれる引退

2014年03月23日 10時02分55秒 | スポーツ

 琴欧州は2mを超える身長で、ファイターとは思えないような美しいマスク。成績不振が続いていたが、負けが込み、残念な引退発表となった。欧米人にしては珍しく泣いていた。

 私は昨年春ぐらいだったか、琴欧州関に手紙を送った。それは、ツッパリを研究して戦いを有利に進めるべきとするものだった。琴欧州の取り組みを見ると、背の低い相手に対し、かがみ込みバランスを崩してまわしを取りに行く。

 何しろ琴欧州関は手が長いのだから、これを活かさない手は無かった。自分の有利な姿勢で、バンバン張り手や喉わなどを繰り出す。相手の姿勢を崩し、自分が有利になった段階で組んでも良いし、そのまま土俵外まで突き出しても良い。

 もし、ツッパリ、張り手、喉わなどを先に繰り出したら、琴欧州の圧倒的に長い手の攻撃を受けると対処できない。相手にとってまるでミサイルを射込まれるようなもの。琴欧州の独壇場となった可能性は有る。

 その後取り組みを確認していたが、ツッパリどころか、よろよろと前かがみにまわしを取りに行き、非常に不安定そのもので、カモになっていた。白鳳など背の高い相手には良い相撲が取れたが小さい団子型の関取には苦戦した。

 多分親方などが、伝統的な相撲の戦い方を指導してきたに違いない。全てが間違いではないが、圧倒的に長身のものが饅頭型で重心の低い相手とどう戦うかについて経験もノウハウも無かっただろう。

 多分バルトも、同じような悩みを抱えていた。相撲は日本の国技だから、ああすべき、こうすべきという、べき論が多い。琴欧州ほどやさしくてまじめで素直だと、指導されるがままになる。

 指導する側は何でも言う事を聞いてくれるので、気持ち良いが勝てるかどうかは別物。指導するなら、勝負にこだわるべきで、責任も有った。ツッパリ、張り手、喉わなどは研究して欲しかった。

  彼の顔は最後まで美しかった。勝負師にはなれなかったのか。2通目の手紙を書こうかと考えていた矢先で、実に残念だった。


司馬遼太郎が日本は難しいと言っていた意味 綺麗事社会

2014年03月22日 21時42分20秒 | 社会・経済

 司馬遼太郎は週刊現代で率直な意見を書いていた。その中で、二つ印象に残っている内容が有り、一つは、「日本の未来が心配だ」、次が「日本は難しい」だった。司馬遼太郎は小説を書くにあたって、莫大な資料を集め、事実関係を分析したに違いない。

 私が知る限りで、日本が心配だと表明した最初の知識人だった。その後、田原総一郎もテレビで同じような趣旨の発言をしていたが、私が驚くのは、日本を代表するような知識人が日本の未来に危機感を持っていない事だった。

 日本は難しい・・との表現は感覚的には何となく理解できたような気がしたが、具体的には何を指すのか、分からなかった。長い間考え続けた。

 端的に言えば、日本は社会や組織やルールなど至る所で問題だらけだが、それが分かっていても指摘できないというか、事実を明らかにすると、自らに災いが降りかかり、摩擦が生じ、阻害されるのだ。

 現状を改革しようとすると、些細な事であれ、非常に大きな抵抗を受ける。日本人は新しい物好きで、飽きっぽいと言われる。しかし実は大変保守的で、現状のカラーを破れない。

 司馬遼太郎と言えども、知り得た事実を明らかにすること自体が、多大な不利益を被る事になったのだろう。だから、当たらず触らずで、綺麗ごとに徹していかざるを得ない。

 日本は空事、嘘事、綺麗事社会。一部の職人的なプロを除くと、アマチュアで満たされた社会である。何が事実か分からない。日本を支配する官僚組織は、余りに嘘が多くて、本人たちも何が真実で何が嘘か分からなくなっている。

 未来に向けて日本が生き残って行くには、事実と正面から向き合ってゆかなければならない。感情とか気持ちとか気分とか、そういう要素を出来るだけ排除して、論理的に判断しなければならないのである。

 そのためには大学から改革しなければならない。カビが生え固定化された情報を頭に植え付けるのではなく、大学生は広範囲に新しい情報を集め、分析し、評価し、目標を立て、戦略的に実現する能力を獲得しなければならない。

 大学のランクを気にするのではなく、未来の日本を躍進させる能力を身につけるための教育を目指すべきである。

 司馬遼太郎の本意が解読され、日本のあるべき姿が具現されるべきである。


iPS細胞より、STAP細胞より、安全で身近なスーパー細胞であるASCでしょう

2014年03月20日 21時38分29秒 | 生命

 山中教授のiPS細胞が実用化されるには10年ぐらいかかると思われるし、いざ手術となっても費用は莫大。高いと2,000万円、安くても500万円ぐらいするんじゃないかな。貧乏人には縁が無い。

 STAP細胞は弱酸で万能細胞にするというが、仮に本物だったとして、山梨大学の若山教授が文芸春秋に書いていたけど、熟練とかなり高度なテクニックを要するので、iPSの方が余程簡単らしい。

 そうしてみると、脂肪幹細胞(ASC)は実に簡単に取り出せるし、取れる量は脊髄幹細胞の1000倍というからすごい。ただし、脂肪幹細胞はiPS細胞やTAP細胞の様な万能細胞ではない。他方、人口の細胞ではないから安全性は高い。

 作業は美容整形の脂肪吸引そのもので、おなかの皮下脂肪を取り出し、その中から脂肪幹細胞を遠心分離器で分離する。ネズミの場合、脂肪幹細胞を尻尾に注射すると、脂肪幹細胞が全身に回るが、体の疾患などが有るとそこに集合する。

 そこで、指令を出して、例えば肝臓などを治癒させるのだ。昔のミクロの決死隊に似ているが、ミクロの自衛隊員のようなもの。

 細胞が傷ついたり、ガンにやられると、助けてくれとSOS物質を放出する。それを脂肪幹細胞がキャッチし、信号物質の出ているところを目指して、血管内を進む。その個所に到達すると、血管をすり抜けて患部に脂肪幹細胞が集合する。

 患部を治すための指令物質であるサイトカインを一斉に放出するのだ。アルツハイマー病も直すというから将来の希望が持てる。

 脂肪幹細胞が分泌するエクソソームは脳神経に出来るアミロイドβを分解する酵素を運ぶ。アミロイドβは、実は、アルツハイマー病の元なのだ。

 尿失禁の患者の尿道近くに脂肪幹細胞を注射すると、何と尿道の平滑筋に変化して尿道の筋肉を強くし、尿失禁が改善もしくは完全治癒するという。.

 女性の乳房手術で凹んだ場所に、脂肪と共に脂肪幹細胞を多めに入れると、何と乳房の中に組織が出来、本来の乳房に戻るらしい。女性の味方。鳥取大学医学部で研究が進んでいる。

 治癒できる病気は、アルツハイマー病、脳梗塞、パーキンソン病、歯周病、糖尿病、肝臓病、腎臓病などと幅広い。

 脂肪幹細胞は不要な皮下脂肪から取り出すスーパー細胞だったのだ。


アインシュタインも唖然!生命の進化と循環する宇宙について電気学会で発表 物質から進化した生命と永遠に

2014年03月19日 12時03分34秒 | 宇宙

 あなたの経験が精子や卵子に記録されていると聞いたら少しは驚かれるでしょうか?最近テレビでも報道された、マウスの実験がそのことを証明したのです。桜の匂いと電気の痛みを繰り返すと子孫が桜の匂いで反応するようになったのです。

 マウスは人間の祖先ですから、ほぼ人間に当てはまるといってよいでしょう。これはあなたが教科書で習ったダーウィンの進化論をひっくり返すような内容です。ダーウィンは獲得情報の継承を否定したいました。

 どこに書かれるのか?我々の身体の設計図はDNAの2%の部分に書かれています。残りの98%はジャンク(ガラクタ)と呼ばれていたのですが、その中のnc-RNA(ノンコードRNA)に獲得情報が書かれているとしたのが私の仮説の一つです。

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 ノンコードとは設計図には関係ないよという意味です。しかし、このガラクタと見られていた遺伝子に様々な情報やノウハウが隠されていることが今後明らかになるでしょう。

 勿論、突然変異が無いと言っているわけではなく、生命体は様々な経験情報から自分が発展する道を探り(評価)、より発展性のある形やシステムへの飛躍を実現しているのです。

 さて、宇宙に関しては、今回ビッグバンを根こそぎ全面否定しました。しかも、ビッグバンよりは遥かにましな根拠と論理構成になっています。私の性格をよく表した発表でしたね。

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 非循環型宇宙を提唱するビッグバンはどう考えても、破綻に次ぐ破綻状態なのですが、ま、巨大すぎる既得権を守りたい世界の宇宙物理学者たちのあがきが今後も見られるでしょう。

 今回の重力波観察成功(?)についてもビッグバンと関連付けざるを得ない。ビッグバンに逆らって左遷されたり、一生昇格無しは当たり前の世界です。

 ブラックホール同士の衝突が新たな宇宙構造を作るとの仮説は何度かこのブログで書きました。ビッグバンでは宇宙卵とそれを打ち消す反宇宙卵がどのようにして作られたか全く説明していない。

 最も、ひどい例は、ダークエネルギーです。実は宇宙の膨張が加速していることが分かった途端、ビッグバンは破綻したのです。見かけ上破綻させないため、宇宙内に反発力を持つエネルギーが存在するとしたのです。

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 これがどのぐらい、とてつもなくひどい仮説であるか説明しましょう。宇宙の直径は940億光年で、光速の3倍の速度で膨張しています。何と、1秒間に90万キロの速度で膨張し、膨張した空っぽの空間にダークエネルギーが充填されます。

 しかも、密度は観察可能な天体など物質の14倍です。相対性理論では「エネルギー=物質」で、正確な計算はしませんが、恐らく1秒間に100や1,000ぐらいの銀河に相当するエネルギーが創造されている事でしょう。

 どこから?どうやって?とてもじゃないが説明できる根拠はどこにもありません。今回発表したように、この宇宙(小宇宙)の外側に大宇宙(未知のブラックホールなど)が有り、その大引力で引っ張られていると考えると納得できる。

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 ダークマターも、銀河の外側をまわる天体と内側をまわる天体の速度差が無いところからつじつまを合わせるように考えられたものです。内側の軌道では落下しないよう速度が速くならなければならないのです。

 そのダークマターの分布は、均一ではなく、外側と内側の軌道の真ん中あたりに都合よく分布しなければなりません。これも何だか、宇宙物理学者の願望を宇宙に当てはめようとしているように思えます。

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 私の考えでは、大宇宙から全方位の重力を受けて、空間の位置を保持する力が働き、①内外の軌道速度に差が小さくなり、②速度の遅い内側天体が落下しにくい・・というもので、すっきりします。

 根こそぎ否定の意味は、例えば、4次元空間を否定していることです。これも前に書きましたが、物理や数学で定義する時間は存在しません。化学や生物現象では時間が逆さまに動かない現象が山ほどあるからです。

 時間とは何か?私は動きの履歴としています。時計の針の動きの履歴を見て時間を知るのです。時間という実態が有るわけではありません。

 3次元+時間=4次元は子供でも知っています。ところが、これは人間の錯覚を利用した「騙し」です。正確には3次元空間+時間ですが、時間は空間ではないので、3次元空間に時間を足しても4次元空間にはなりません。

 元々、時間は存在しない上に、空間でもない時間をプラスさせて、4次元空間なる世界を創り出している。

 何故、アインシュタインほどの天才でも騙しテクニックを使わなければならなかったのか?これも、何度も指摘した事ですが、キリスト教の天地創造の考え方、それ以上に論理的な問題でしょう。

 頭が極めて良い人達にとって、始まりが無い事は論理的な納まりがつかない。何としても始まりを作りたい。そこで、4次元空間が有ると人々の頭に刷り込ませて、この宇宙以外の母なる空間に宇宙卵と反宇宙卵が打ち消しあう真空が有る事にした。

 発表した部門がロボット・バイオニクスだったので、なんじゃこれはという印象だったかもしれない。質問が無くて、座長が工学的なサジェスチョンが有ればと促したが、十分回答できず、その点は申し訳なかったと考える。

 次回チャンスが有れば、宇宙のシミュレーションの工学への応用などを盛り込まなければならない。


小保方氏の博士号は取り消し 大学の教育の質や権威の問題になってきた

2014年03月13日 11時16分36秒 | 受験・学校

 残念ながら、前のブログで、小保方氏の博士論文も怪しいから洗い直せと書いた事は、ドンピシャで当たってしまったね。何という世の中か。

 早稲田大学は権威を守るため小保方氏の博士号は取り消さざるを得ない。それは早稲田大学自体にも戻ってくる。いずれにしても辛い決断を迫られる。

 早稲田大学理工学部の博士号は格段に厳しい。地方の国立大学(独立法人?)の場合、論文一つにファーストネーム(筆頭に名前を掲載)で博士号が取れた。

 某公共企業の研究所で担当者が論文を出す際、所長が担当者に「部長をファーストネームにしてくれ」と頼む。担当者は言われるままに部長をファーストネームにして某国立大学に提出。

 某国立大学の教授に企業から4百万円を寄付し、目出度く、部長は某国立大学の博士号を取得した。この手の話は珍しくない。

 超有名国立大学でも3本ぐらい。片や、早稲田大学理工学部はファーストネームで海外1論文を含む合計5本を要した。論文には厳しい査読(確率的には他大学研究者になり易い)が有るから大学院生が5本の論文を書くのは並大抵の事ではない。

 私の知人の多くは博士号(みな立派な内容)で、査読も経験したと思うが、多分、最初の書き出しはあまり読まない。厳しく見るのは要になる論理、数式、実験値などだろう。

 今回の件は早稲田大学の権威を地に落とした。小保方氏の博士論文の最初の20ページがネットからのコピー&ペイストだったからひどい。本人は多分、罪の自覚は無かっただろう。

 つまり、大学の教育全体の質が問われることになった。

 今後、早稲田大学他で、これまでの博士論文の全面的な直しが始まるのではないか。それこそ、多数コピペ論文が見つかり、全部をオープンにすると収拾がつかなくなる・・・恐れはある。

 これは早稲田には限らない。先の例ではないが。もっとひどい事は山のようにある。然し、早稲田以外は問題が有っても内部処理するだろう。早稲田の場合は深刻だ、いくつかを血祭りにしないと、マスコミが黙っていないか。

 そもそも、日本の博士号は文部科学省の方針変更で、オリジナリティーより指導者としての資質などを重要視している。やはり、世の中に貢献する事、およびオリジナリティー重視にすべきだろう。

 私の場合?地方国立大学で博士号をとるチャンスは有ったが、当時は謝礼が高かったし、変な博士号はとりたくなかったので興味が無かった。

 実は今でも、どこの大学でも、教授が誰かに博士号を獲らせようとすれば簡単にできる(事実上そういう仕掛けになっている)・・事だけは指摘したい。