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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

電子は同じ軌道を描かない

2006年12月27日 22時20分31秒 | 宇宙

任意の2点間は無限に分割できる。私の考えた定理であるが、その道の専門家には笑われるようなことかもしれない。証明することはたやすい。パソコンのモニターを想定する。今、任意の2点をa,bとしこの間に任意のc点を打ち、分割する。モニター上でaとcの距離を拡大し、c点を前のb点の位置に持ってくる。同じく、aとcとの間に任意の点dを打つ・・・・という方法は無限に繰り返される。何を言いたいのか。実は電子が描くべき軌道は無限にあって、2度と同じ軌道は描かないのである。

無限とは何か?観察できる宇宙の端の天体は150億光年の彼方とされているが気の遠くなるような150億光年の距離でさえ無限ではない。

教科書に描かれている陽子や電子はビー玉のような美しい球だ。ところが、実際には理想的な球である筈も無く、陽子と電子を取り巻く場や陽子と電子の関係も絶えず変化している。陽子、電子、中性子が長い時間経過で劣化するともされている。また、陽子も電子も中性子も一つ一つが全く同一形状、同一重量ではない。宇宙に無限大にある物質はそれぞれ影響しあっている。このようにして考えると、電子が同じ軌道を描くと考えるのは人間の勝手であって、無理がある。

宇宙も同じ軌跡を残さない。常に変化し、新しい運動を創出する。集積し、凝縮し、膨張爆発し、また集積する。同じような現象は常に見られるが、厳密には同じ状態は2度と無い。無限の新たな現象を創りだす、常に創造される動き、それが宇宙だ。常時創造は数学では表現できない。数学的には少なくとも確率と言う器の中で、同じ規格品でなくてはならない。

数学で表現する宇宙の始まりは点であり、終わりも点となり、美しく規格化されている。ところが一つの電子の創造的な運動はこの数学的な美的表現を否定するものだ。宇宙物理学者は、宇宙理論はマクロスコープであり、マクロでは必ず数学に乗るのだと言うだろうし、信じている。ところがそれは残念ながら幻想なのだ。

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